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嫌われ

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嫌われ

1 - 嫌われ

♥

311

2021年10月01日

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……

はいどうも橙です

はい

橙です

歌い手をしていて

青、黄と楽しく活動していて

プライベートでも仲良くしていました

そう

仲良く"していました''です

数ヶ月前に俺がリスナーさんととある事をしでかしてしまったから

それを知った2人は俺を嫌いました

あそこ行こ…

俺は気だるそうにベッドから体を起こし

ゆっくりと部屋から出た

あっ

……

こんにちは

こんにちは…

家から出ようと玄関に向かうと偶然黄と鉢合わせてしまった

黄は俺に冷たく挨拶をし

冷たい目で俺を見ながら

ガッカリです

本当に…

ごめん…

僕は謝罪を求めている訳じゃないんです…

ただただあの愚行に僕らは心底ガッカリしました

僕らはちゃんと信じてたんです

僕らは本当に…

……

……

黄は口を紡ぎ

再度俺の顔を見てからこの場を後にした

俺は黄の後ろ姿を見てから玄関に向かった

俺が靴を履き玄関のドアを開けた時

青に遭遇した

久しぶりに仕事以外で会った青の表情は曇っていた

……

こんにちは…

うん

えっと…

なにしてたの…?

それは言わなきゃいけないこと?

いや…

別に…

そっか

俺は外に居た青に腕を強く捕まれ

グイッと外に放り出され

行ってらっしゃい

今日は遅くても早くてもどっちでもいいのと

ご飯食べるなら連絡して

青は俺を見ずにバタンと扉を閉め

家の中にスタスタと入って行った

……

わかった…

俺がとある場所に向かっていると

後ろの方から話声が聞こえてきて

女子高生 A

やっぱりイチゴの王子様かっこいいよね〜♡*°!

女子高生 B

え〜それなわかる〜☆

女子高生 A

私はやっぱり箱推しっ…!!

女子高生 A

あの仲良しな所が堪らないんだよね〜♡♡!

女子高生 B

マジそれな過ぎて草生えたw

女子高生 A

何故に草生えんたよw

女子高生 A

Bは確か柑子(こうじ)くん推しだよね?

女子高生 B

そうそう

女子高生 B

マジで面白くてリスナー思いな所が刺さったよね

女子高生 B

しかもプライベートでもメンバーと仲良し

女子高生 B

こりゃたまらねぇよ

女子高生 A

リスナー思いねぇ…

女子高生 B

えっなになになに?

女子高生 B

なにその含みのある言い方

女子高生 A

えっB知らない?

女子高生 A

ニワカ?

女子高生 B

うっさいなぁ

女子高生 B

教えてよ

女子高生 A

んとね

女子高生 A

実は柑子…

やめろ…

っ……

女子高生 B

あれ

女子高生 A

ん?

女子高生 B

目の前にいた人めっちゃ走ってった

女子高生 A

えっマジじゃん

女子高生 A

てか今の柑子君に似てなかった?

女子高生 B

えっマジで?

女子高生 B

ちゃんと見てれば良かったぁ…!!

っ……

はぁっ…

はぁっ……

俺はあの後の話を耳にしたくなかった

聞きたくなかった…

俺は全力で目的地まで走った

っ……

ふぅ…

……

俺は上がった息を整え

流れる水が良く見える岩に座った

俺はこの水の音を聞きにここまで来た

水の流れる自然で綺麗な音

俺はその音に聴き入り数分聴いていたと思う

俺は静かに耳をすませ呆然としていると

??

何してるの?

っ!??

俺はいきなり背後から声を掛けられ驚き

瞬時に背後を振り向くと

??

わわわ!

振り向くと意外と顔が近く

いきなり振り向いたのと顔の近さにたじろいでいる

??

えっと…

??

大丈夫…?

??

離れないと濡れちゃうよ?

へ?

その人は俺の足元を指を差し

そのまま下を見ると足首まで水が上がって来ていた

えっ冷たい

??

もしかして気付かなかったの?

うん

??

天然…?

初対面なのにズバズバ言うね君…

天然って意外と刺さるんだよなぁ…

??

いや天然でしょ

ちゃうわ

??

てか本当にそろそろ上がんないともっと濡れちゃう

えっと…

俺本当に何分ここで足濡らしてたんだろ

足が麻痺するの相当なんだけど????

??

えっ待って…

??

もしや足の感覚ない……?

……

ヘルプ…

??

え!!!!

??

やばいじゃん!!!!

??

ほら捕まって!!!

俺はその人に抱えられ水辺から離れた

俺捕まる意味ないよね担いがれてるし

うん

え〜凄い離れた

??

まぁ上に来ただけだけどね

あの川から少し離れた所に連れられた

その間に足は多少温まり感覚が戻ってきた

まぁそれでも寒いけど…

??

あっそうじゃん足!!

??

どうしよっ…!!!

あたふたとしている…

ふっ…w

??

えっ笑った!?

??

酷い!?

??

酷いのかな…?

自分でボケて突っ込むんじゃないよw

??

( ˘•ω•˘ )むむ

てかありがとね

えっと…

??

おっと自己紹介がまだだったね

俺は紫って言うの

気軽に紫〜くんって呼んでくれても良いよ〜?

紫〜くん…

そうそう紫〜くん

紫さん

あれれ?

紫さんの方がしっくり来ますね

そうなのかな…

まぁいっか

橙君はとりあえずこれで足温めてて

そういい大きめのカイロをくれた

俺はカイロをもらい足を温めた

……

あれ?

どしたの?

俺名前言いましたっけ…?

言ってないね

なぜ俺の名前を…?

だって君柑子くんでしょ?

サーっと血の気が引くのがわかった

橙くん最近テレビとかYouFubeで話題になってたし

今じゃ知らない人いないんじゃない?

…て……

へ?

やめて…

言うな…

俺はギュッと自分を抱き締め俯く

視界がぼんやりとし水が滴る

怖い

俺はあの時を思い出し小刻みに震えていると

ギュッと誰かに抱き締められた

俺はハッとして抱き締めてくれたのは紫さんだとわかった

ごめんね…

ごめん…

ゆっくりと背中を摩ってくれて

俺は落ち着きを取り戻せた

それを察したのか紫さんは俺から少し離れた

もう平気…?

すみません…

ごめん

いや紫さんは悪くないですよっ…!

俺が悪いんですし

ううん…

俺が迂闊だった…

気を悪くさせちゃってごめん…

いえ…

本当に俺が悪いんです

悪い…?

はい

貴方が知っているのはどんな事ですか?

えっと

俺も詳しい訳じゃないんですけど

プライベートても仲良くしていたと言っていたあの人達は実は不仲っ…!!?

とか

柑子君とイエロー君、碧(へき)君は柑子君を嫌っている…!?

とかそんな感じのを聞いたけど…

けど嘘だと俺は思うけど…

大方合ってます

俺は2人に嫌われています

ですがそれは最近の事で前は仲良かったですよ

そうなんだ…

はい

嫌われた理由って…

えと…

君達が仲良しだったなら余程の理由だと思う

嫌だったら話さなくて良いんだけど…

……

俺が人殺しと言ったら信じます…?

人…殺し……?

君が…?

はい

1人殺しました

リスナーさんを殺しました

どうして…

殺したの…?

えっと…

まず最初は普通でしたね

あの頃は普通にリスナーさんと話してました

その人を仮に1さんとします

お!

自撮り投稿したら凄い良いねされとる(​*´꒳`*​)

俺はリビングのソファーに寝転び

エゴサをしているとキッチンから

あっ青ちゃんも映ってる

ま?

えっ盗撮?

ワザトヤナイオレムザイ

清々しい程にカタコトじゃん

匂わせ?

メンバー同士で匂わせはないでしょう

はいコーヒーです

ありがと(​*´꒳`*​)

黄ちゃんにさっき頼んでいたコーヒーを渡してくれた

うわ苦い匂いする

青ちゃんは子供舌ですもんね

舌と鼻はちゃうやろ

黄ちゃんから貰ったコーヒーを啜りながらツッコむと

さっきそのコップゴキブリ入ってました

ゴフッ…!

俺は口に入ったコーヒーを吹き出してしまった

アヅイ〜!!(´;ω;`)

ゴキや〜!!(´;ω;`)

嫌やぁ!!(´;ω;`)

嘘に決まってるじゃないですか

優しい青ちゃんがタオルとズボンの替え持ってきたぞ〜

あと冷たいやつ

ありがと(´・ω・`)

俺は青から受け取ったタオルで軽く拭き

汚したズボンを脱ぎ新しいズボンを履いた

橙君さっきの投稿に変なコメントありましたよ

唐突だね俺ビックリ

僕もビックリ

ほらコレです

ん〜?

俺は黄ちゃん近ずきスマホを覗くと

こうじくんの後ろにへき君いるの意味わかんないぃ!!😣😣💦もえこぉわかんないよぉ…😢💔それに他のやつらにぃこうじくんのかっこいいお顔見られたくないの前にも言ったよぉ!!😭💔💔彼女の私のぉお願い聞いてくれないのぉ…??😠😠💢💢💢イジワルなこうじくんわキライぃ!!😡😡🚫🚫だけどだいすきだからチャンスあげるっ!!❤💖❤😚もえこぉやさしいからね😘💗「もえこ愛してるよ」って言ってぇ❤️🤗🤗❤️ もえこぉやさしいから言ってくれたら許しちゃう!!🥰🥰🥰次からはもえこだけにじどり送ってね❤❤❤

あ〜…

知り合いでの悪ふざけだったりします?

いや普通に古参のリスナーさん

認知してんだ

まぁよくこんな感じのくれるし

確かによく見かけますね

ブロックしてはどうですか?

う〜ん…

ブロックしたらなんかエスカレートしそうで怖いんだよね

まぁ確かに怖いと思いますが

このコメントを見て不快に思ってるリスナーさんも多いでしょうから

ブロックした方が良いと思いますよ

う〜ん…

じゃあブロックするか…

後の事は後で考えれば良いの〜

もっと気楽に考えなよ

橙の悪い所その1だよ

確かに思い詰めるのは橙君の悪い所ですね

あと僕らに過保護で弱音を吐かない所

凄いわかる

なんかごめん…

青と黄に言われた通り1をブロックした

そしたら新しいアカウントで粘着してきた

それは毎日毎日DMに何百件も

そんな事が続いていたある日

……

また来てる…

俺はあの時たまたま目に入った文章

えっ…

「橙くんいい加減にして」

なんでっ…名前…

特定っ…!?

俺が怯えていた時に部屋になり響いた

ピンポーンとインターホンの音

っ……

待って…!!!

へっ?

どうしたんですか?

俺は部屋を出るとそこには玄関を開けようとする黄がいた

俺は震える声で黄を止めた

橙くん?

えっと…

さっき青が呼んどったで

だからそれは俺が対応すんからさ

青んとこ行ってきなや…?

俺は黄に察せられないように振舞ったが

黄は少し俺を見つめた後

わかりました…

なにかあったら直ぐに呼んで下さい

うん

何もないだろうから気にせんとってな

そうして黄は青の部屋に向かって行った

っ……

ふぅ…

俺が部屋を出るとそこに1人女の子立っていた

俺は瞬時に家の鍵を閉めた

1

ふふっ…

1

橙くんっ♡

っ……

俺を見るや否や教えた筈ない俺の名前を呼び

万延の笑みを浮かべ

手には長く鋭いナイフが握られていた

1…さん……

1

覚えててくれたの!?

1

嬉しいっ…♡

頬を紅く染めにまにまと女の子らしい笑い方をする

だが俺はそれを可愛いと思わず

ただただ恐怖で体が震えていた

1

橙くんも私に会えて嬉しい〜♡?

1

私は嬉しいのっ♡!!

1

橙くんは凄い恥ずかしがり屋さんだからねぇ(​*´꒳`*​)

1

私と話すのが恥ずかしくて無視しちゃったんでしょぉ♡♡?

1

だから私とおいい所から頑張ってきたのっ♡

1

えらいでしょぉ♡♡???( ˶ˆ꒳ˆ˵ )

ゆっくりと近ずいてくる1

俺はそれに耐えられず手を突き出し

帰ってくださいっ…

迷惑ですっ……

1

迷惑ぅ?

1

なんでぇ(・·・)?

1は心底分からないと思っているのうな表情をした

そしてどこか狂気じみた表情に変わった

っ……

俺は…君を……

待っていなかった…

1

なんで?

来る…のもっ知らなかった……

1

連絡したよ?

知らないっ…!

1

そっか

1は女の子らしい表情をやめすんとした表情になった

1

じゃあ付き合ってたのは?

付き合ってない…

1

そっかぁ…

1

じゃあいらないよねぇ…

へっ…

1はいきなり自分の耳を両方切った

何してるん!!?

1

橙君が私を好きじゃないんでしょ?

1

だからこうするの

1

私橙くんの声を聞けなくなるならこの耳いならいんだ

1

それで次これ

次に1は自分の鼻を切った

1

橙くんのいい匂いが嗅げないならいらない

1は次々と自分の体を切って行った

1

橙君が触って褒めてくれないらなこの髪いらない

1

橙君を見れないならもう目はいらない

1

橙君とエッチ出来ないらなこの胸いらない

1

橙君の所に行かなくなるならこの足いらない

1

橙君が私を望んでくれないならもう命なんて…

1

いらないや

1は床に倒れた

俺はただただ呆然とそれを見る事しか出来なかった

俺は何時の間にか膝を着いていた

1は感覚など無いかのように激しく切っていて

血があちこちに飛び散り俺の視界は全て赤く染まっていて

俺自身も1の血で染まっていた

後ろからは何かを叩く音となにか喋っている音

そして外からサイレンの音

そして誰か来て俺はその誰かに連れられた

それで俺は警察に連れて行かれていたみたいで

色々と取り調べを受けて

無事に帰れた

とまぁこんな感じかな…?

……

そっか…

はい

ねぇ

リスナーを殺したって言ってたけど

実際殺してないよね

もしかしてだけどさ…?

俺が受け入れなかったからとか思ってる?

はい…

そっかぁ…

でもそれはなんでメンバーが知らないの?

……

1さんのご両親が望んだから…

へ?

1さんのご両親はかなり偉い人で

その1人娘が間接的に俺のせいで自殺

当たり前ですかご両親は俺に激怒

俺が殺したと全国放送しない代わり

俺の身内にだけ俺が殺したって言うって

そういう口約束です…

そうだったんだ…

そうだったんだ……

下を俯きしゅんとしている

……?

なぜしょんぼりとしているんですか…?

いやだって…

そんなの橙くん悪くないじゃん…

おかしいよ…

そうですか…

橙くんは自分が悪いと思ってるの?

はいっ…

受け入れてあげていればあの子は…

俺が受け入れなかったので

全部俺のせいであの子はっ…!

それは違う

へっ?

橙君の考えがまず正常だし

リスナーさんが悪いって言いたいんじゃなくて…

なんだろ…

リスナーさんを受け入れるのも良い事だよ?

けど一人一人を受け入れるなんて無理

出来ないんだよ

たまたま許容外の人が来ちゃっただけ

橙くんは悪くないよ?

……

あ〜もぉ!

バシッと背中を叩かれた

シャキッとしなさい!

くよくよしてても何もなんないのっ!

後悔したってな〜んも解決もしないし良い事も起きないっ!

そんな風に暗かったら今いるリスナーさんが心配するんだよっ!?

だからほらシャキッとしなされ!

っ……

そうですね…

ありがとうございます

俺はにこっと笑い笑顔を向けると

紫さんは優しく微笑み

橙くんは笑顔が似合うね

んじゃ俺はそろそろ行く所が…

あっ…と

紫さんは立ち上がる時ふらっとした

立ち眩みか?

大丈夫ですか?

へ〜き!

かなりここで座って話してたからね

まぁ俺は帰るよ

話してくれてありがとね

紫さんは背を向け帰ろうとしている

あのっ…!

ん〜?

紫さんは振り返りキョトンとしていて

どこか不自然で…

また会えますか…?

……

うん…!

また明日もここにいるよ

だから

今日はじゃあね

紫さんは軽く手を振った後に再び背を向けてここを去った

……

今何時なんだろ…

俺は持ち物はほぼ皆無で外に出た為時間を把握出来ない

たが視界が暗くなっているのがわかる

今は夜

だいたい7時くらいか

ここに来たのがおそらく5時

2時間もここで話してたのか…

久しぶりに何も考えずに話しちゃった

そろそろ帰らんと風邪引くか…

明日に備えてはよ帰ろ

そしてあれから月日が経ち

ほぼ毎日紫〜君と会って話した

紫〜君と遊びに行ったりもした

俺は本音を言ったからだろうか

紫〜君に隠し事をせず本音で話していた

そして話している内にだんだん好意を抱いて……

一度それを打ち上げたが紫〜君は断った

あの時の紫〜君の顔は今でも思い出せる

何故か悲しそうな表情

あんな紫〜君を見たのは初めてだった

それを打ち明けても今でも紫〜君とはそこそこの仲だ

最初は距離を置こうとしたのだが紫〜君がそれを拒絶した

特別な相手からそんな事を言われたら食い下がることは出来ず

今まで通り友情として良い仲だ

そんなある日俺は紫〜君から一言

「家に行きたい」

「メンバーさんが2人ともいる時に」

そう言われ

今俺の横に紫〜君

俺らの前に黄と青

俺は重い空気に押し潰されそうだった

その時その空気を変えたのが

はじめまして

俺は橙君の友達の紫です

今回はお話がありましてお越し頂きました

そうですか…

まぁ話がないのに呼ばれないよな

では一言で話をまとめますと…

紫〜君は一泊置いて

橙君は人を殺してません

…!!!?

はっ…?

紫〜君!?

なにいきなり言い出してんだよ…

2人ともちょっと黙って下さい

黄ちゃんの一言で一瞬で静寂に戻る

そして

まず単純な質問なんですが

なぜ貴方がそれをご存知で?

橙君自身から聞きました

ね?

紫〜君は俺の方を見てにこっと笑い

えっと…

はい…言いました……

他人に言っちゃダメって言ったよね…

僕らの立場もあるんだからっ…

事故って事で片付けようって

橙が言ったんだろっ!!?

青ちゃん

……

……

橙くん

はい…

あれは嘘だったんですか?

……

人を殺したのは嘘なんですか?真実ですか?

……

本当…

俺は人を殺した…

橙君

っ……

俺は人を殺したっ…

殺してないです

殺しましたっ…

殺してません

殺しましたっ…!

俺が殺したんですっ…

橙くん…

僕らは本当を聞きたいんです

橙くんは人を殺してないんですよね…?

っ……

なぁ…

嘘なんだろ…

人を殺したっての…

嘘だったって言えよ…

……

橙君

もうあの口約束は無効になってます

!?

口約束…?

……

紫〜君はにこっと2人を見ている

これ以上は俺が話せって事か…

……

殺して…

ないっ……

っ……

そうなんですね…

良かった…

嘘ついててごめん…

いいえ…

殺めてないのならそれだけで十分ですっ…

黄ちゃんはにこっと笑い

そして涙を流しながら俺に顔を向けてくれた

その表情を見た俺も一粒涙が零れたと思ったらボロボロと零れていた

あれっ…

おかしいな……

俺泣いて…

ねぇ紫…さん……?

はい紫です

ちょっと気になったんだけど…

口約束ってなに…?

橙君と亡くなった方のご両親との口約束です

内容は身内にだけ自分は殺人鬼と言う事です

そうだったんだ…

どうやってその契約を無効に…?

意外と警備がザルでした

このマンション普通にセキュリティが高いのでバッチリ防犯カメラに一部始終が納めてありまして

他にもあの人が橙君に送った文面もそのまま

アカウントも簡単に特定の出来る内容…

それを見せながらご両親とお話をしただけです

脅し…?

捉え方次第だね

あれ敬語抜けた

うん

もう俺が言いたい事終わったからね

やっぱり敬語は緊張する…w

紫さん…

ん?

ありがとうございました…

……

うん!

俺からもありがとう…

なんか凄い感謝されてる…

それ程の事だよ…

本当に…

ふふっ…

橙君これからもメンバーさんと仲良くね

はいっ!

前編 完

HappyENDで終わらすのではここまでです

続きをみたい人はコメントをください

その後は保証しません

では…

この作品はいかがでしたか?

311

コメント

3

ユーザー

続きが早くみたいです

ユーザー

続きみたいです、

ユーザー

ブクマ失礼します。

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