rm視点
fu
じゃ、腹いっぱい食えよ
fu
俺は別の用事があるから少し離れる
くれぐれも食堂から出るなよ、と釘を刺される。 椅子に腰をかけてパンを頬張る俺たちは、看守が出ていったことを確認した。
kz
ふぅ、やっといったか…
安堵したかざねがほっと息をつく。
syu
…なんかあったの?
ポケットをまさぐるかざねを見てしゅうとが尋ねた。
kz
まぁまぁまぁ
kz
見てよ、これ
そう言って取り出したのは小さな黒い物体。
rm
…何これ
kz
盗聴器だよ、盗聴器
kz
前どっかで無くしちゃってさ〜、今さっき見つけたんだよね
よかったじゃん、と適当に相槌をうつ。
kz
ちょ、反応薄っ!?
もしかして興味無い?と聞いてくるかざねの方を向いて頷いた。
kz
え、しゅうとは?
syu
俺も興味はないかな…
そんなぁ、とへこむかざねを見てクスッと笑ってしまう。
kz
お、お前らには盗聴した看守の録音データ渡さねぇからな!?
syu
別に盗聴する趣味はないしいいや
rm
…うん、俺も
しゅうとに賛同する。 俺も盗聴する趣味は無い。流石に。
kz
はぁ、お前ら分かってねぇなぁ…
やれやれ、とでもいいたげなかざねはコホン、と咳払いをしてその後も盗聴器の良さを一人で語っていた。
アテクシ
すごく久々
アテクシ
あと1話くらいの書き溜めはあるので次回の更新は早めです
アテクシ
じゃね