ころんと付き合って 3度目の冬
今年も雪景色を一緒に見る時期が やってきた
けれど今年は 少し違う
ころんに 伝えなければならない ことがあった
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
桃
桃
青
桃
桃
青
憎かった
素直に “おめでとう”が言えない自分が。
桃
青
青
桃
桃
青
真っ直ぐ彼の顔を 見ることが出来なくて 俯いていた
顔を上げたら 涙が零れてしまいそうだった
桃
青
桃
桃
青
そして今日は さとみくんの出発の前夜
この忙しいタイミングで 訪れるのは 少し気が引けたが
出発前、 せめて最後に……
青
青
桃
青
桃
青
青
青
桃
桃
青
桃
桃
どさっ…
桃
青
キスから始まった 俺らの夜
いつしか2人共理性を失い
互いが互いの身体を求めて交わった
卑猥な水音と 甘い声が部屋中に響いて 愛を育んだ
俺は全身に“ころん”という 温もりを感じた
そして2人は 同時に絶頂に達した
気付くと横には 今にも眠りにつきそうな ころんの姿
抱きしめずには いられなかった
桃
桃
青
桃
桃
出発前夜、俺は
俺より一回り小さい ころんの体に顔を埋めて
ずっと涙を流していた
コメント
9件
連載ブクマ失礼します🙇♀️
ブクマ失礼します!
成程、、、、悲しいけどいい話、