朝起きて俺は太宰を連れて仕事を説明していた
朔
ここで資料を作る
朔
作り方は知ってるな
太宰
うん
朔
じゃいいな
朔
次だ
朔
作った資料はここに保管する
朔
殲滅する組織の情報もここにあるから持ってって調べる
朔
まぁ、ハッキングってのも手だがな
太宰
その方が楽そうだね
朔
そうだな
朔
ここ武器庫な
太宰
武器がいっぱいだねー
朔
そりゃ武器庫だからな
朔
お前何も考えてないだろ
太宰
だってつまんないんだもん
朔
あーそーかよ
朔
じゃ、次の任務の準備でもしにいくか
太宰
うんー
朔
拳銃持ったか?
太宰
朔さんは持たなくても良いんだよね
朔
あ?持つぞ?
太宰
え、作れば良いじゃん
朔
あれ疲れんだよなー
太宰
へー
俺は太宰と中也、部下を連れて仕事に向かう
その足は何時もより重く、何時もより遅い
太宰
朔さん?車来てるよ?
朔
あぁ
中也
なんか元気ねぇけど、どうしたんだよ
朔
あー?別に普通だぞ
中也
ンなわけねーだろ!暗いぞ
朔
なんもねぇよ
朔
さっさと行くぞ
俺は何時も通りを装い、無理やり足を動かす
まだ覚悟は決まってない
そんなこんなで敵のアジトについてしまった
朔
作戦通り、何時も通りやるぞ
自分に言い聞かせるように部下に指示した
朔
太宰と中原は見るだけな
朔
なんかあったら頼むわ
太宰
わかった
中也
おう!
俺は深呼吸をして気持ちを落ち着かせる
朔
(お願いだから俺以外にやられるなよ…)
そんな事を思いながら
朔
行くぞ
黒服を連れ突撃する
敵組織も勢力を上げ突撃してくる
俺は拳銃で容赦なく敵を殺す
蓮を、探しながら
その時
蓮
朔
朔
!
背後から声がした
振り返るとそこには蓮がいた
朔
蓮、。
蓮
朔ってポートマフィアだったんだね
蓮
昨日資料見たら朔がいてびっくり
蓮
しかも幹部だなんてさ
蓮はBARにいるかのように笑って話す
朔
あぁ、俺も驚いたよ
朔
資料みたら殲滅させる組織の幹部補佐なんてやってるから
朔
昨日のBARでの話はそう言うことかってな
蓮
朔は私のこと、殺せる?
殺せるわけねぇだろ、
朔
お前はどうだよ
蓮
…ほんと、そう言うとこ
蓮
前から思ってたけど、質問を質問で返さないでよ
朔
すまん
蓮
まぁ、良いよ、
蓮
私はね、殺せない、かな
朔
…そうかよ
蓮
朔は、?
朔
俺も、だな、
蓮
はは、
蓮
どうしようか、
朔
どうしようって、
2人で突っ立ったまま
答えが出ない
どうすることも、できない
蓮
ねぇ、逃げる、?
朔
…は?
蓮
2人で逃げない?
いきなり馬鹿な案を出されて固まる
蓮
それでさ、カフェとかさ
蓮
やってみたり、
蓮
変装してさ
蓮
楽しそうじゃない?
朔
…
笑う蓮を見て逃げてしまいたい、そう思った
そう、したい、
蓮
ね、どうかな、?
蓮は手を伸ばす
朔
ぁ、
手を取れば2人で生きて逃げれる
そう考えてゆっくり手を伸ばす
バンッ!
大きな銃声と共に蓮が倒れる
朔
…は、?
銃弾が当たった
蓮に
蓮の頭から赤い血が流れる
俺はその場で固まった
近づくことはできない
戦場でうずくまることなんて出来なかった
俺は反対を向き、敵を殲滅する
朔
(くそ、くそ、くそ、)
朔
(早く、早く終われ、!)
朔
(早く、早く、早く)
早く終わってくれ