主
主
主
主
主
主
赤
黄
青
桃
右側の人の心の声
物音など
⚠️注意⚠️ ご本人様たちには何も関係ありません 苦手な方はここでブラウザバックすることを推奨します
赤side
世の中の親はみんな口を揃えて言う
「あなたは私達の宝物よ」
「あなたが1番だからね」
って、
俺はそうは思わない
そんな言葉ただの綺麗事なんだから
そんな言葉信じたくない
だって、
俺はそんな言葉を言われたことがないから
俺の親なんて自分の理想を俺に押付けてくる
「運動でも勉学でも全てにおいて1番じゃなきゃダメ」
「お母さんは莉犬が1番を取ってるのが好きよ」
って、
小さい頃はそれが普通なんだと思っていた
学校のテストで100点を取るとお母さんは褒めてくれた
小1の頃
赤
母
母
赤
赤
母
母
赤
赤
あのころは幸せだった
いい成績を取ればお母さんは褒めてくれたし
学校の友達もすごいねって沢山言ってくれた
毎日とても充実した生活を送っていた
でも、俺はやったことがないことが1つだけあった
それは友達と遊ぶことだった
遊ぶのが仕事の幼稚園生のときですらお母さんは遊ばせてくれなかった
だからお母さんに言った
お友達と一緒に遊びたいって
でもそれが間違いだった
母
赤
母
赤
赤
母
母
赤
赤
母
母
母
赤
赤
赤
赤
母
赤
母
赤
母
母
赤
母
母
赤
母
母
母
母
赤
それから俺はお母さんをガッカリさせちゃいけないと思って
沢山努力をした
本当は苦手な運動だって
︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎お母さんのために"︎︎学年一位を取った
俺だってあの時本当は思った
俺のおねがいを聞いてくれるって言ったじゃん
なのに俺はお母さんのおねがいを聞かなきゃダメなの
って、
でも、俺は抗えなかった
母子家庭だから
でも、母子家庭だからといって貧乏ではなかった
むしろ裕福だった
それもそのはず母は日本でトップクラスの財閥の令嬢だからだ
だからこそ抗えなかった
俺が何か仕出かしてしまえば母の周りからの、会社の印象が悪くなってしまうから
今思えば全ておかしかった
俺に自由なんて時間なかったし
俺の周りにはいつもボディーガードがいた
友達ができたと思えば
「その子はやめてあの子にしなさい」
とか、
こんなことばかりだったから諦めた
これからは母が望む子になろう
母が望む学校に行って、いい職業につこう
それから俺は高校1年生になった
俺は母の期待に応えるために生徒会長になった
1年が生徒会長をする
というのは異例のことなのでもちろん先輩方からの視線は冷たいものだった
<来た、生徒会長だ
1年で生徒会長とか調子乗ってんのか>
赤
でもこの学校は全て学力によって順位がつくので誰も何も言えなかった
黄
赤
この人はるぅちゃんことるぅとくん
この学校の第2位、2年の先輩だ
生徒会の中で一番頼りにしてる人
桃
赤
この人はさとみくん
この学校の第3位、2年で先輩
すごくストイックな人
青
赤
この人はころちゃんこところん
この学校の第4位、2年で先輩
ふわふわしてるけどたまに怖い
黄
赤
青
青
桃
黄
青
赤
俺以外の生徒会メンバーは同い年だし
みんな中学は別々らしいけど
黄
それでも俺より一緒にいた時間が長いわけで
青
そんなことにたまに寂しくなる
桃
今までこんなこと思わなかったのに…
黄
赤
赤
青
桃
桃
やだっ、怖いっ!
赤
桃
赤
青
黄
桃
赤
あぁ、やっちゃった…
青
さとみくんは俺の事心配してくれただけなのに…っ、
黄
俺なんかっ、
桃
俺なんかっ!
赤
赤
桃
黄
青
俺はみんなと関わっちゃダメだっ、
みんなに迷惑かけちゃう
俺なんか…っ
バンッ
赤
昔から俺の居場所なんてどこにもなかった
家にいても母からの重圧に耐えられず
学校にいても先生からの期待が大きくて
外にいてもボディーガードがいて
どこにいても人の目が必ずあって
どこにいても自分を偽るしかなくて
ホントの俺を知ってる人なんて居るはずもなくて
いつも苦しかった
だからこそ高校で話すことのできた3人が大切だった
今までの人生で唯一出来た友達とも呼べるか分からないけどあの3人には酷い対応をした
きっと俺の事はもう嫌いになっただろう
先輩に向かってうるさいだなんて暴言吐いといて逃げてきたんだから
だから俺にはもうあの3人と話す権利なんて俺にあるはずがない
今更謝ったってきっと許してくれない
それだったらもう、
1人で生きていくほうがマシだ
いや、ここで死んだ方がマシだろう
俺が死んだって誰も悲しんではくれない
気づいてすらくれないだろう
むしろ俺が死んだ方がみんな喜ぶと思う
きっと母は俺の事をただの
人形
としか思ってないだろうから
誰も俺の事を必要としてくれないだろうから
誰にも知られずに今ここで死んでしまおう
そしたらきっと
楽になれるっ、
ガシャンッ ((フェンスに足をかける
赤
赤
3
2
1
フラッ
次は
赤
ガシッ
赤
黄
黄
青
桃
赤
桃
桃
黄
青
赤
赤
桃
青
黄
赤
赤
赤
赤
桃
青
黄
桃黄青
赤
赤
黄
青
桃
まだ完全に信じるのは正直怖い
でも、この3人は他の人たちとは違う
そう思う
だからっ!
スッ ((手を伸ばす
ガシッ
桃
桃
桃黄青
グイッ
バタンッ
黄
青
桃
桃黄青
赤
赤
それからというもの俺の生活はとても充実したものとなった
でも、生徒たちの間の俺の印象は最悪なもので
信頼を作っていくにはとても時間がかかった
こんな時にも3人は俺の事を見捨てずに寄り添ってくれた
感謝してもしきれないほどに
俺は3人から感じたことの無い感情と
たくさんの幸せを、愛をくれた
赤
赤
黄
赤
青
赤
赤
桃
赤
赤
赤
黄
赤
青
赤
桃
赤
青
黄
赤
赤
赤
桃
青
黄
黄
9年前
母
赤
数分後
赤
赤
赤
赤
赤
<子供が泣いてるぞ
親がしっかり見てろよ>
こわいよ!
おかあさんっ!
黄
赤
黄
黄
赤
黄
黄
赤
黄
黄
赤
黄
黄
青
桃
赤
黄
青
桃
赤
黄
黄
黄
赤
青
青
赤
赤
桃
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青
桃
赤
桃
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桃
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桃
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青
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桃
赤
赤
青
赤
青
黄
桃
赤
赤
赤
黄
赤
青
赤
赤
桃
桃
赤
それからみんなでシェアハウスを始めた
最初は高校生だし分からないことだらけだったけど
この3人のおかげで母からの重圧に苦しめられることなく生活できるようになった
母は子供に対しての虐待として逮捕されてしまった
それが当たり前と言ったら当たり前なんだけど
やっぱり親にどれだけ酷いことをされてても
悲しかった
でも、今はみんなのおかげで俺にとっては十分すぎる生活をしている
これからも色々な壁が立ちはだかると思うけど
この3人と一緒ならなんにでも挑戦出来る気がする
これからも、この先もみんなで進んでいきたい
みんなで一緒に
幸せになりたい
それが叶うのはすぐそこだったりね ( *´﹀`* )
🕊 𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸 💗
主
主
主
主
主
主
主
主
主
424タップお疲れ様でした!
コメント
4件
minaちゃん天才か!?👏👏👏
ブクマ失礼します!