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彼と一緒の気持ち 桃赤

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彼と一緒の気持ち 桃赤

1 - 彼と一緒の気持ち 桃赤

♥

690

2022年12月04日

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桃赤

いつから、

彼を目で追うようになったのだろう。

同性で、

同じグループで、

リアコもたくさんいる彼を好きになることは

決してあってはならないこと。

だから、

今日も俺は好きの気持ちを隠す。

もし、

この気持ちがバレたとしても。

いつも通りのレコーディング。

ただ、

今日は少し早く来てしまった。

俺の前が彼だから。

彼と話したい、

彼に会いたいという気持ちで頭がいっぱいになり、

エレベーターに乗っているときも

胸の鼓動がおさまらなかった。

待合室に行くと

俺の大好きな彼がいた。

疲れていたのか

ソファーでぐっすりと座りながら寝ていた

彼の寝顔は何回も見たことがあるが

その度に見入ってしまう。

俺は、荷物をおいて

彼の隣に座る

俺も寝ようかな、なんて

そんなことを思っていたのも束の間で

彼が俺の肩に頭をのせた

ッ………//

慣れなくて、顔を真っ赤にしてしまう

誰にもこの顔を見られないように、

顔を必死に隠す

好きなのに

大好きなのに

こういうことをされるのには慣れてなくて

桃ちゃん…!

起きて……//

起きてもらおうと、声をかける

ん〜………

赤ぁ〜…?

寝ぼけている彼は、

俺をソファーに押し倒した

……!!//

………

嫌いに……

なれないじゃん……//

今の状況は

仰向けの俺の上に桃ちゃんが寝ている。

正直、くそ重い。

だけど、彼の顔がすごく近くにあって

さらに顔が赤くなったような気がした。

しばらくしても起きない彼を見て

俺ばっかりときめいちゃって

悲痛でいっぱいだった。

いつしか俺は

彼が上で寝ているのにも関わらず

声を殺して涙を流した

赤ッ……?

どうやら、起きてしまったらしい

完全に。

どしたんだ……?

俺は

自分の気持ちに素直になりたかった。

自分から逃げたくなかった。

言って後悔したかった。

彼の目を見て言うことはできなかったけど、

身体を起こして、

好きになって……

ごめん……なさい……ポロポロ

そういった。

……………

彼が今どう思っているのか分からなかったが

そっと俺の背中を優しくさすってくれた

その優しさに、

俺はまた涙が頬を伝った

今度は、

俺を優しく包み込んでくれた

赤がどう思ってるのか分からないけど…

俺も好きだから……

……ね?

………俺は、

恋愛の方で……ポロポロ

俺もだよ。

夢だと思った

こんな俺が、

好きになってもらえるはずがなかった

けれど、

彼が俺のことを好きでいてくれているということ、

両思いだったことは

すごく嬉しかった

彼は、

キスをしようとした

俺は、反射で彼の唇に手をそえた

………だめ?

彼の目は、

いつもの彼の目ではなかった

まるで、

愛おしい人を見るような目______。

……………リスナーさん、悲しんじゃう……

だからって、俺たちが我慢してたら、リスナーさんもっと悲しむでしょ?

信じようよ……。

みんなを。

………うん。

そうして、唇を合わせた。

初めてのキスは

とっても甘い味がした。

その最中、

扉の隙間から俺たちを見ていた、

黄ちゃんと青ちゃんを見つけた。

2人は、俺に見つかったことを悟り

すぐに何処かに行ってしまった。

バレてしまったけど

彼と好きの気持ちが一緒だったから

問題ない。

彼はさっきまでの愛おしい人を見るような目から

雄の目に変わっていた

そして、

俺の首元に手を添えた瞬間、

スタッフさんが扉をノックして

「桃さん、お願いします!」と

教えてくれた。

彼は口を膨らませて

…………いいところだったのに……

と言っていて、可愛らしかった

今夜、俺んちこい

俺の耳に囁いて

部屋を出ていった

end

タップお疲れさまでした!

今日から冠番組始まりましたね!!

用事があって、リアルタイムで見れませんでしたが………

本当に面白くて、あっという間でした!

まだ見れていない方はぜひぜひ!

最後までご覧いただきありがとうございました!

この作品はいかがでしたか?

690

コメント

18

ユーザー

フォローとブクマ失礼します🙌🏻✨

ユーザー

ブクマ失礼します🙇‍♀️

ユーザー

甘酸っぱくて好きです🫶 冠番組最高でしたね!🍓ྀིぶくま失礼します!

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