書いてる主
書いてる主
書いてる主
書いてる主
書いてる主
書いてる主
書いてる主
書いてる主
書いてる主
書いてる主
書いてる主
書いてる主
書いてる主
書いてる主
書いてる主
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
凄まじい轟音が稲妻とともに走る
村を破壊していく
家が崩れる音と呑み込む火の音と助けを乞う悲鳴と
呼吸の仕方さえも忘れるほど
生まれてこのかた感じたことのない命の危機
自分の家も呑まれていることに気づき
否が応でも自分の親が無事ではないことを思い知らされる
不意に雷撃をやめ振り向く
目を覚まして自分の声に反応したかに思えたが一瞥する目は
以前の兄のものではなかった
いつも愛おしそうに撫でてくれた手が
左肩を貫く
弟と話しているときに急に走った電流のようなもの
自分の中に明らかに異物が入りこんだように感じたとき
体のあらゆる主導権を“異物”に奪われていた
自分の意思に反して、生まれ育った村と
愛してくれた人たちを消し去っていく様を
俺はただただ傍観することしかできなかった
弟が俺を呼ぶと“異物”は弟の方を向いた
自分の弟を殺めてしまうかもしれない
そう思った俺の苦しまじりの抵抗は
“異物”の攻撃の軌道を変えさせた
心臓は避けることができた
それでも小さい体には酷な出血量だった
もう一度“異物”は弟に矛先を向ける
俺はそれを止めるために自分の左目を
指で潰した
グチュという生々しい音が頭に響いたが、弟を刺したときに比べれば幾分もマシだった
痛みで“異物”がひるんだ隙に主導権を握りかえし
弟を自分の手で殺してしまう前にその場から離れた
名前も思い出せない弟…
この後にどうなったのか知る由もなかったが
もし
もしもう一度会えたなら…
弟から離れるために
村から逃げるように、自分の行いから目を背けるように
俺は必死に暗い森の中を駆けた
“異物”が何度も何度も何度も
体を乗っ取ろうとしてきたが
その度に自分の左目に空いた穴を潰す
その痛みさえ感じられなくなってきたころには力尽きて地に伏していた
誰かの足音が聞こえたがもう目を開ける気力もなく
このまま死ねたらと思いながら意識を失った
たっつん
たっつん
うつろ
うつろ
たっつん
たっつん
うつろ
うつろ
たっつん
怒りがこみあげてきた
目の前の子供に対してではなく
その子供は弟と同じ年頃に見えた
こんな子供に
こんな子供に乗っ取られていた自分の無力さが許せなかった
うつろ
たっつん
うつろ
うつろ
うつろ
うつろ
たっつん
うつろ
うつろ
うつろ
うつろ
奴の言葉が俺の胸を抉る
言葉さえでないほど嗚咽していた
たっつん
たっつん
健
すみ
すみ
たっつん
たっつん
すみ
たっつん
すみ
健
結
結
たっつん
すみ
すみ
すみ
すみ
結
すみ
たっつん
すみ
すみ
たっつん
たっつん
すみ
たっつん
すみ
結
すみ
結
すみ
結
たっつん
健
健
健
健
健
たっつん
たっつん
健
たっつん
すみ
結
たっつん
すみ
結
すみ
たっつん
すみ
健
結
すみ
結
すみ
結
すみ
たっつん
結
結
すみ
結
たっつん
すみ
たっつん
健
すみ
すみ
たっつん
すみ
すみ
たっつん
すみ
すみ
すみ
たっつん
すみ
たっつん
すみ
たっつん
すみ
すみ
すみ
すみ
たっつん
結
すみ
健
すみ
たっつん
すみ
たっつん
たっつん
すみ
すみ
すみ
たっつん
コメント
3件
悲しいですわ(´;ω;`)