我
蘭
蘭は教科書を持ち 廊下を歩く窓を見ると 天使のような美しい見目の少女が 飛んでいる
蘭
少女は窓を叩く蘭は窓を開ける
鈴蘭
私は鈴蘭
蘭
僕は蘭です……
そこから蘭と鈴蘭は 学校の屋上に入る階段の前で 話すことにした
ある日 蘭と鈴蘭が いつも通り階段で話している時だった
蘭
鈴蘭
蘭
入学式の時話しかけられても
話すのが怖くて話せなかったんだ
蘭
鈴蘭
蘭
鈴蘭
蘭
鈴蘭
蘭
鈴蘭
君のことを知ってる人が
居ない土地で二人で一緒に暮らそう
その時の蘭は 疲れていたからなのか 鈴蘭の支離滅裂な提案に賛成するのだ
蘭
鈴蘭
君の家で
蘭
蘭は教室へ行く
鈴蘭
蘭
蘭と鈴蘭は まずは駅まで向かった
鈴蘭
蘭
蘭は両隣の人に持ち物が ぶつからないように 抱えて遠いところを目指す
鈴蘭
蘭
人々が交差する 大きな街 夜だというのに道には 人人人人 人で溢れている街だ
蘭
鈴蘭
鈴蘭
蘭
鈴蘭
鈴蘭
感覚が味わえるよ
蘭
鈴蘭
鈴蘭が蘭の背中を押す 蘭は崖の下へと落ちていく
肉が潰れるような音がする 蘭は空を見つめる 天使が自分を迎えに来る きっと天国なら救いがあるのだろう 自分は天国には行けないが
蘭のクラスメイト
蘭のクラスメイト
蘭のクラスメイト
蘭のクラスメイト
蘭のクラスメイト
我