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今回も話面白かったです…!!おどろくさんの神力がついに‥!!!結構強くないですか!?wほんとにチートですね…少女を守るおどろくさん‥かっこよ…(普通に胸打たれた)これからの戦いも楽しみですね‥ODMN内の戦力まとめありがたや‥!天井組はすげぇ納得出来ますね‥うたちゃん弱めなのか‥頑張って!英検が明日だと言うのに勉強もせずseaさんの小説を読んでいる私をどうぞ馬鹿と言ってください()続きが気になり過ぎて夜しか眠れませんね☆また待ってます!
現在のODMN内での戦力が分かりづらくなってきたので、Tier表みたいなの作って解説します。
4:23 吹上トンネル内 九十九の「仕掛け」によって、なんの関係もない一般人が、トンネル内に飛ばされる。
通りすがりの少女
追撃しようとしていた@おどろくは、咄嗟に手を伸ばし、通行人の少女を受け止める。
@おどろく
そうして生まれた隙を吹雪は見逃すことなく、3mを超える巨大な雪玉を打ち出す。
吹雪
相当の質量。クリティカルヒットすれば間違いなく床のシミになるような一撃に対して、
@おどろくはお姫様抱っこのような状態から通行人を後ろに下がらせ、右腕に力を込める。
@おどろく
陽狼武術の真髄のような、一撃に特化した打撃。しかし…
吹雪
続く雪玉が止まることなく転がってくる。
左腕と右腕、交互に霊力を集中させて雪玉を砕いて行くが、しばらくすると最も恐れていたことが起こる。
ピキッ
@おどろく
連続で陽狼武術を使用し、負担のかかり続けた右腕の骨に、ヒビが入った。
痛みに顔をしかめながら雪玉を砕くも、その一撃が少し大振りになってしまい、次の雪玉への対応が遅れる。
その結果、ついに雪玉を破壊するのが間に合わなくなる。
@おどろく
ギリギリ左手で受け止めながら、@おどろくはそう叫ぶ。
@おどろく
しかし、雪玉の勢いは止まることなく、@おどろくを押し潰した。
通りすがりの少女
なおも止まることを知らない雪玉は、突然のことに呆然とする少女にも襲いかかる。
何もできず、少女は目を瞑るしかない。
自らの死を覚悟したその時ーー
@おどろく
いつの間にか雪玉と少女の間に割って入った@おどろくは、人差し指を雪玉に突きつける。
@おどろく
人差し指から放たれた熱線は、雪玉をあっという間に溶かして、吹雪の肩を貫く。
吹雪
熱線は尚も持続し、トンネル内のライトを次々と砕いていく。
どんどん暗くなっていく中、吹雪は両腕を突き出し、一気に吹雪を巻き起こす。
急な寒気を感じた@おどろくは、再び人差し指を突き出す。
@おどろく
その言葉とともに、人差し指の先に熱線が集まり、浮遊して球を形作る。
@おどろくが中指でそれを弾くと、途端に巻き起こった高温高圧によって吹雪はかき消された。
吹雪
吹雪
@おどろくは、現在ニグによって完成に近づいているトウホウの要である。
故に、そのエネルギーが尽きることを良しとしないニグによって、神力の使用には一定の条件が課されていた。
①@おどろくの身に危険が及んだ時
②要救助者の対応をしなければならない時
この両方を満たすか、ニグまたは凸もりの許可が下りると神力の使用が可能になる。
そして、神力という@おどろく本来の力が目覚めた時、
チートと呼ぶことすら生温い、圧倒的戦闘力(おおかみ)が牙を剥く。
@おどろく 神力名《波狼》
霊力と体から発する熱を混合し、予め引いておいた霊力のレールを通して打ち出す神力。
ただし、霊力のレールが必要なのは、ガイドがないと途中で霊力が霧散してしまうためであり、膨大な霊力を込めることが出来ればその限りでは無い。
しかし、@おどろくが行使できる力はひとつでは無い。 17年前に@おどろくが巫女から神へと昇華した時、@おどろくは神としてひとつの権能を手に入れた。
その特徴を一言で言い表すならば、《無限大の拡張》。スキルツリーに終点がなく、無限の成長を可能とする。
《波狼》は霊力と体内の熱の2つを利用する。 その特性を分離し、別々に拡張することによって、新たに神力相当の力を得ることができる。
「体から発する熱を打ち出す」という性質を拡張したのが《陽狼》。 自らの熱を火種に霊力を熱エネルギーに変換、灼熱を指先から放つ。
「予め引いておいた霊力のレールを新たな霊力が辿る」という性質を拡張したのが《白玉狼》。
霊体ーーアヤカシに近い体の組成をしている@おどろくは、自らの体を霊力に変換することができる。 そうして生まれた霊力に予め引いておいた霊力のレールを通らせ、そこから自らの体を新たに作り出すことで、擬似的なテレポートができる。
さらにこの2つから能力を拡張していくことで、@おどろくは大量の神力相当の力を有するに至る。
@おどろく
電灯が全て割れ暗闇に包まれたトンネルの、その闇から黒い狼が大量に現れる。
真っ暗闇の中、どこから来るか分からない狼を、吹雪は微かに聞こえる風切り音を頼りに雪玉で迎撃していく。
@おどろく
狼の周りに花びらが舞う。その花びらは吹雪のもとに集まっていき、竜巻を巻き起こす。
吹雪
竜巻は吹雪の体を持ち上げていく。
吹雪
吹雪は自らの体に雪を降らせ、重しとして浮き上がるのを止めようとする。
ただ、その努力すらも無駄となった。
@おどろく
@おどろく、黒い狼、花びらがピンクの火花で繋がり、それは炎に変わる。
神の炎は、暗闇から明るく敵の姿を切り出した。
これ、無理か。
…九十九、適当言ったかな?
違うな。私たちは捨て駒なんだ。
あいつ、「君たちはすこーし特殊でね、次元的に」とか言ってきたくせに。
ヌエも、有銶も、全てあの子…ベルちゃんを引き出すための囮なんだね。
…ならいいや。
全員まとめて、
凍死させてやる。
炎の竜巻の中。
突如として、雪の蕾のようなものができる。
数秒の間、それは静止し、炎の中でも溶ける様子はない。
@おどろく
巨大な雪玉をあっという間に溶かし切った《陽狼》ですらも、蕾に傷ひとつつけることができない。
@おどろく
「《雪霞吹占》結界展開。」 「凍てつき、花開け。」
突如として雪の蕾が花開き、そこを起点として、結界が@おどろくと通りすがりの少女を飲み込む。
「 」
@おどろく
気づけば、@おどろくの目の前は真っ暗ーーではなく、 真っ白に染まる。
次に、何も聞こえなくなる。
手足の感覚もなくなり、トンネルの中特有のコンクリートの匂いもしない。
挙句の果てには、口の中の、唾液の味もしない。
@おどろく
@おどろく
@おどろく
@おどろく
「… 」
4:25 吹雪 結界展開
吹雪
吹雪の結界、《雪片万華(せっぺんばんか)》。 晴れた雪原を内に映し出すその結界は、神経に作用し、中に入った者のあらゆる感覚を停止させる。
身体の感覚が奪われ、体の輪郭をつかめなくなることで、並の神力使いでは体に霊力を流すことすらままならなくなる。
しかも、結界内は冬の雪山に近い環境になっており、あまり時間をかけすぎると凍死の危険がある。
吹雪
大量の雪だるまが、@おどろくの体を地面に縛り付ける。
骨の軋む音。
このまま数分もすれば@おどろくは圧死する。あの少女は、急な感覚の喪失に気絶してしまったようだ、後でどうやっても殺せる。 吹雪はそう思い、ひたすらに@おどろくの上の雪を維持することを吹雪は考えていた。
@おどろく
吹雪の結界は崩壊し、@おどろくの結界に飲み込まれていく。
《神域》
結界術の極地にして、その力は神の御業。
神域の前には、凡庸な結界は意味を成さず、ただ飲み込まれるのみ。
神域は、吹雪の結界を飲み込んでいくと、神域の起点から崩壊していく。
こうすることによって、@おどろくはできるだけ結界展開による霊力の消費を抑えた。
吹雪は、結界の崩壊を察知すると、すぐに神力を構えようとする。
しかし、吹雪が驚きの声を上げるよりも、霊力から雪玉を作るよりも速く、霊力を纏った@おどろくの爪が、吹雪を引き裂いた。
吹雪
致命傷を負った吹雪は、力なく膝から崩れ落ち、白雪の上に倒れ込む。
@おどろく
緊張を解いた@おどろくは、雪の上に寝転がる。
吹雪
@おどろく
吹雪
@おどろく
@おどろく
吹雪
@おどろく
@おどろく
@おどろく
吹雪
@おどろく
@おどろく
吹雪
@おどろく
4:26 吹雪 消滅
通りすがりの少女
@おどろく
そう言うと、@おどろくは少女の頭を撫でる。
@おどろく
そう言って、@おどろくは「ODMN @おどろく」と書かれた名刺を渡す。
@おどろく
通りすがりの少女
@おどろく
そう言って、@おどろくは少女の手を取ってトンネルを抜ける。