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冷徹女王は愛され過ぎて困ってます

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冷徹女王は愛され過ぎて困ってます

2 - 第2訓 生得領域

♥

54

2022年01月15日

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次の日の朝

水野氷華

おはようございます。

虎杖悠仁

あ!桜の姉ちゃん!

水野氷華

……氷華です。

虎杖悠仁

あ、すまん!!

虎杖悠仁

なぁ氷華!今日の任務なんだけど俺と合同なんだよね。

水野氷華

そ、そうなんですね。

虎杖悠仁

俺桜の姉ちゃんと任務合同って聞いた時めっっちゃワクワクしてたんだよね!

水野氷華

な、なるほど……?

虎杖悠仁

だから今日はよろしくな!(ニカッ

水野氷華

は、はい。

水野氷華

(て、テンション高い……)

釘崎野薔薇

ちょっと虎杖、私達を忘れないでくれる?

伏黒恵

そうだ、勝手に二人だけで行こうとするな。

虎杖悠仁

わりぃわりぃ!!

水野氷華

えっ、と…今日の任務は五人ですか…?

伏黒恵

いや、桜の方は今日個別で任務だから違う。

水野氷華

そう、ですか……。

そう答え、内心喜ぶ

釘崎野薔薇

……氷華と桜って結構性格似てないわよね。

水野氷華

……まぁ、姉妹でも性格は違いますからね。

虎杖悠仁

そーなん?

水野氷華

姉妹だからと言って性格まで一緒、とは限りませんから。

釘崎野薔薇

でも、私は割と桜より氷華の方が好きよ。

伏黒恵

俺もどっちかと言うと氷華の方が方が良いな。

虎杖悠仁

あ、俺もそれ何となくわかるわ。

水野氷華

え……?

釘崎野薔薇

だって、桜落ち着きが無い子供見たいなんだもの。

伏黒恵

落ち着いてる氷華の方がまだましだ。

虎杖悠仁

なんか、個性強ぇーし…なんかやばくね?

水野氷華

ぶふっ……

伏黒&釘崎

(え?笑っ……た?)

水野氷華

あっははは!

水野氷華

桜にそんな事、言う、人、初めて見た…っハハ!!

虎杖悠仁

え!?笑った!!

思っていた事をズバッと言った三人を見て大笑いしている氷華

大笑いしている氷華を見て三人は…

釘崎野薔薇

(いや、笑った方が断然可愛いじゃない…。)

伏黒恵

(……あれ、コイツ笑った方が絶対可愛くね?)

虎杖悠仁

(え、めっっちゃ可愛いっ!!)

似たような事を思っていた

釘崎野薔薇

……氷華、アンタ…

水野氷華

…笑い過ぎてましたね、すいませ__

釘崎野薔薇

笑った顔が一番似合うじゃない!!

水野氷華

………what?

釘崎野薔薇

いや、発音も綺麗じゃない!!

虎杖悠仁

氷華ってもしかして完璧少女?

水野氷華

違います!!

水野氷華

私は…私は…桜より上にいっちゃダメなんです…!!!

虎杖悠仁

な、なんか、ごめんな。

水野氷華

…私こそ取り乱してすいません。

水野氷華

…それじゃあ任務に行きましょうか。

西東京市英集少年院運動場上空に特級仮想怨霊の呪胎が発見される。

特級仮想怨霊(名称未定) その呪胎を非術師数名の目視で確認

緊急事態の為、 高専一年四名が派遣され

内一名 死亡 一名 意識不明

伊地知潔高

呪胎が変態を遂げるタイプの場合、特級に相当する呪霊に成ると予想されます。

伏黒&釘崎

(特級…!!)

水野氷華

(特級、本当にいたんだ…)

虎杖悠仁

なぁなぁ俺特級とかまだイマイチ分かってねぇんだけど

伊地知潔高

バカにも分かるように教えますと、

伊地知潔高

4級の場合、木製バットで余裕

伊地知潔高

3級の場合、拳銃があればまあ安心

伊地知潔高

2級の場合、散弾銃でギリ

伊地知潔高

1級の場合、戦車でも心細い

伊地知潔高

特級の場合、クラスター弾での絨毯爆撃でトントン

虎杖悠仁

ヤッベェじゃん……

水野氷華

本来、呪霊と同等の術師が任務に当たるんですけど、

伏黒恵

今回の場合は五条先生か夏油先生だな。

虎杖悠仁

そんで、その二人は?

伏黒恵

桜と主張中。

釘崎野薔薇

そう言えば思ったんだけど氷華は何級呪術師なの?

水野氷華

私、ですか?

水野氷華

えっと確か学生証に書いてあります、よね…

伏黒恵

ちょっと借りるぞ

そう言い氷華の学生証を見る

釘崎野薔薇

は!?アンタ、特級じゃない!!

水野氷華

………え?

伏黒恵

…自分で見てないのか?

水野氷華

は、はい…先程渡されたので……

水野氷華

…私が特級って事は桜も特級ですかね…?

伏黒恵

いや、それはねぇよ。

伏黒恵

桜の方は2級だって言ってたからな。

水野氷華

……何かの間違いでしょうか…

水野氷華

仮にそうだとしたら五条先生に抗議しに行かなくては……

そう言った後に溜息を付く氷華

伏黒恵

おい、氷華。

水野氷華

あ、すいません、どうしました?

伏黒恵

そろそろ帳下りるぞ。

水野氷華

え、あ…もうですか?

虎杖悠仁

氷華話聞いてなかったの?

水野氷華

あー…まぁ、はい…。

釘崎野薔薇

たまに氷華って何考えてるかわからないわよね……

伊地知潔高

帳を下ろします

伊地知潔高

お気をつけて

伊地知潔高

「闇より出でて闇より黒くその穢れを禊ぎ祓え」

伊地知さんがそう唱えると夜になっていった

虎杖悠仁

夜になってく!

水野氷華

"帳"ですよ。

水野氷華

今回の任務は住宅地が近いから外から私達を隠す結界です。

釘崎野薔薇

わりと話は聞いてるのね。

伏黒恵

玉犬

そう恵が唱えると白い犬が出てきた

伏黒恵

呪いが近づいたらコイツが教えてくれる

水野氷華

よろしくお願いします。

そう言い玉犬を撫でる

伏黒恵

…行くぞ

ギィィィィィィ

虎杖悠仁

??どうなってんだ!?

虎杖悠仁

2階建ての寮の中だよなココ

釘崎野薔薇

おおお落ち着け!メリネゾットよ!!

水野氷華

違うと思いますよ……

伏黒恵

…(呪力による生得領域の展開!!)

伏黒恵

(こんな大きなものは初めて見た…!!)

水野氷華

(……ここはまさか生得領域…?)

水野氷華

(勉学でやった奴の倍はあるな…)

伏黒恵

っ…!!扉は!?

扉があった位置を見る

水野氷華

扉が、無くなった……

釘崎野薔薇

なんで!?今ここから入ってきたわよね!?

虎杖&釘崎

どうしよう!どうしよう!!

虎杖&釘崎

あ、それどうしよう!!

水野氷華

ふ、二人共、落ち着いてください…

伏黒恵

大丈夫だ

伏黒恵

コイツが出入り口の匂いを覚えてる

そう言って、呼び出していた玉犬を二人に見せる。

先程まで引き締まっていた空気が玉犬を褒め称える二人によって再び緩む。

虎杖悠仁

わしゃしゃしゃしゃしゃ

釘崎野薔薇

ジャーキーよ!ありったけのジャーキーを持ってきて!!

伏黒恵

緊張感!!

水野氷華

……あの、

水野氷華

玉犬ってそもそもジャーキー食べれるんですか…?

伏黒恵

そこかよ…!!

虎杖悠仁

やっぱ頼りになるな伏黒は。
お前のおかげで人が助かるし俺も助けられる。

伏黒恵

…進もう。

水野氷華

(あれ、伏黒さん照れた…?)

虎杖悠仁

惨い…。

伏黒恵

三人…でいいんだよな。

呪霊の被害者を始めてみたため、 言葉を失っている。

水野氷華

……(どうか、成仏してください…。)

虎杖悠仁

…この遺体持って帰る。

水野氷華

……今、なんて言いました…?

ふと、名札を見ると、 そこには岡崎と書いてあった

虎杖悠仁

あの人の子供だ。
顔はそんなにやられてない。

虎杖悠仁

遺体もなしで死にました、じゃ納得できねぇだろ。

水野氷華

(嗚呼、きっと虎杖はこの岡崎さんの遺体を身内の人の為に持ってこうとしているんだ…)

虎杖さんは正義感も強い、みんなを助けんとする善人。

でも、

伏黒恵

あと二人の生死を確認しなきゃならん。
その遺体は置いてけ。

水野氷華

(やっぱり、呪術脳が出来上がってる伏黒ならそう言う、か…)

虎杖の行動に対して伏黒くんは呪術師としての考えが出来上がっている。

虎杖悠仁

振り返れば来た道がなくなってる。

虎杖悠仁

後で戻る余裕はねぇだろ。

伏黒恵

後にしろじゃねぇ、置いてけっつったんだ。

伏黒恵

ただでさえ助ける気のない人間を死体になってまで救う気は俺にはない。

つまり、命の取捨選択ができる、ということ。

水野氷華

……酷い状況ですね…

伏黒恵

何が酷いのかは俺にはよく分からねぇけどな。

伏黒恵

そもそもここは少年院だぞ、呪術師には現場のあらゆる情報が事前に開示される。

伏黒恵

岡崎正。ソイツは無免許運転で下校中の女児をはねてる。”二度目の”無免許運転でだ。

伏黒恵

虎杖、お前は大勢の人間を助け、正しい死に導くことに拘ってるな。

伏黒恵

…だが自分が助けた人間が将来人を殺したらどうする。

虎杖悠仁

じゃあなんで俺は助けたんだよ!!

水野氷華

二人共、こんな場所で喧嘩何かしないでください……

釘崎野薔薇

氷華の言う通りじゃない!!時と場所をわきま_____

そこまで言うと、釘崎は消えた。正確に言うと落ちていった。

水野氷華

っ、釘崎さん!!

水野氷華

二人共!!ここは呪霊のテリトリーなんですよ!?

水野氷華

ですから、無駄な行動は避けてください!

虎杖悠仁

氷華!後ろ!

虎杖くんの警告の前にそこを飛び退いて呪霊を凍らす

虎杖悠仁

こ、凍った!?

水野氷華

私の呪術は凍らせること。

水野氷華

でも条件があります。

水野氷華

その条件は液体が必要。

水野氷華

水や血、とにかく液体が無いと凍らせることはできません。

水野氷華

……だから私はこうしてバックに水入り瓶をストックしてるんです。

そう言いバックの中に入っている水入り瓶を見せる

虎杖悠仁

うっわ!めっちゃ入ってるじゃん!

水野氷華

相手は呪霊、血が通ってるのもいますがそれで凍らせると呪力の消費が酷いんですよ。

虎杖悠仁

なるほど……?

そう言いながら二人に指示する。

水野氷華

虎杖さん、伏黒さん、急いで釘崎さんを見つけて外に出てて待機しててくれますか?

水野氷華

ここからは私が受け持つので。

順調だった……途中までは。

虎杖さんがあの一言で退かないのはなんとなくわかっていた。

だからそれに合わせて特級呪霊を祓った

そこで終って欲しい話だった。

……両面宿儺さえ出て来なければ。

水野氷華

っ…!!

両面宿儺

いいぞ!小僧は当分戻ってこれん!その間は楽しもうじゃないか小娘!

水野氷華

楽しむ、気なんか無い、です!!

両面宿儺

ほう…!凄まじい!水を凍らせるか!

本格的に焦ってきた。

殴りかかってきた両面宿儺を避けて顎に拳を入れる。

両面宿儺

小娘は体術も長けているクチか、いいな!小娘!

興奮したように捲し立てる両面宿儺にイラッとくる。

勘弁してくれ、水を凍らす事に集中できない。

水野氷華

…伏黒さんすみません、力を貸してもらえますか?

水野氷華

傷口が割と深くて…

伏黒恵

…!おう!

攻守交代。

二人がボカスカやり合っている間に、私は止血するする

水野氷華

(クソッ、傷口が深い…!!)

水野氷華

(こんな事で呪力を使うとか、本当最悪だ…!!)

水野氷華

やば、ち、止まら、な…

伏黒恵

氷華!!!

伏黒さんの叫び声と同時に、 私の意識はそこで途切れた。

じゅじゅさんぽ。

水野桜

雨、かぁ……

夏油傑

桜は雨が嫌いなのかい?

水野桜

嫌い、って言うか氷華は嫌いって言ってたかな〜

夏油傑

そうなんだ…

五条悟

そう言えばずっと思ってたけど桜ってずっと氷華の話してるけど、なんで?

水野桜

うーーん……答えは簡単だよ?

水野桜

普通に大好きだから…(ニコッ

夏油傑

(……その大好きはきっと普通の"好き"じゃないだろうね……)

五条悟

(うわーこの子怖ーい)

大好き、と言い笑った桜の笑顔を 見てヤンデレ気質なのを感じた 最強二人なのであった。

冷徹女王は愛され過ぎて困ってます

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コメント

1

ユーザー

続き楽しみです!!

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