ユメカ・ガーベラ
ッッッ……
ユメカ・ガーベラ
…バタッ……
ランス・クラウン
せん…ぱい、…?
俺が相手の攻撃にやられると思った瞬間、
目の前には、先輩の後ろ姿が映った。
先輩の腹には相手が使った魔法の槍が突き刺さっていて、
崩れ落ちた先輩を見て、俺はどうすればいいのか、判断ができなくなりつつ、先輩を抱え込む。
ランス・クラウン
先輩……
ランス・クラウン
なんで……なんで俺なんかを……
ユメカ・ガーベラ
…ゴホッゲホッ……
ユメカ・ガーベラ
…だって…あなたには…
生きなきゃならない…理由があるでしょ…?
ランス・クラウン
…!
ユメカ・ガーベラ
…妹が……
ユメカ・ガーベラ
アンナちゃんが…待ってるじゃない…笑
ランス・クラウン
ッッッ……
俺は…この人が何を言っているのか、理解ができなかった…。
だって……
だって…俺は……!!
ランス・クラウン
…俺は……
ランス・クラウン
先輩がいないと…
1つの生きる意味を……失うんですよ……?ポロ
ユメカ・ガーベラ
…え、?
ランス・クラウン
先輩がいないと……
ランス・クラウン
俺は……生きていけないからッ…… ポロポロ
ユメカ・ガーベラ
、!
ユメカ・ガーベラ
…嬉しい……笑
ユメカ・ガーベラ
…ランス……
ユメカ・ガーベラ
"ありがとう"……笑
ユメカ・ガーベラ
でも…泣かなくていいのよ…?
ランス・クラウン
……
ユメカ・ガーベラ
だって…私は……
ユメカ・ガーベラ
絶対に……
死なないから……!!笑