テラーノベル
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ドン。
ドン、ドン。
提灯の火が揺れ、人々が動き出す。
屋台の店主が瞬きをする。
子どもが笑いながら走る。
しにがみ
さっきまで、空気は止まっていたはずなのに。
トラゾー
ぺいんとがスマホを見る。
00:01
クロノア
赤い月の声は聞こえない。
人型の影も消えている。
さっきまで話していたはずなのに。
周囲には、普通の祭りの喧騒だけ。
しにがみ
トラゾー
ぺいんと
クロノア
しにがみ
俺は空を見上げる。
月は、白い。
何も変わらない夜。
クロノア
みんな疲れた表情で帰ることになった。
翌朝
まるで何事もなかったかのように、朝を迎えた。
教室のざわめき。
先生の声。
黒板のチョークの音。
ぺいんと
しにがみ
トラゾー
しにがみ
トラゾー
クロノア
ぺいんと
しにがみ
それ以上の言葉は出てこない。
みんな理解はできていなかった。
ただ、
“何かあった”のは確か、、
考えるだけ無駄なのか…
ぺいんとside
夜
22:40
俺は天井を見つめてた。
考えないようにしても、昨日の提灯の光が浮かぶ。
もぉー、ホラーはゲーム内だけにしてくれよ〜
…
うん、やめよ!考えない考えない
22:58
何も起きない。
23:20。
まだ大丈夫だな。
ぺいんと
口に出してそう思おうとする。
23:45
心臓が少し速い。
しにがみ
ぺいんと
ぺいんと
しにがみ
ぺいんと
しにがみ
しにがみ
ぺいんと
ぺいんと
しにがみ
しにがみ
ぺいんと
それきり会話は止まる。
23:58
やけに静かだ。
23:59
――カチ。
ほんのわずかに、空気が重くなる。
次の瞬間。
提灯の灯り。
太鼓の音。
夜店の匂い。
ぺいんと
目の前には、祭りの通り。
しにがみ
トラゾー
クロノア
場所は違ったはずなのに。
自室にいたはずなのに。
でも今、俺たちは同じ場所に立っている。
赤い月の声が、どこか高いところから響く。
赤い月
俺たちは、まだ何も知らない。
ただ一つわかるのは。
23:59になると、
この祭りに立っている。
そしてまた、
0:00が近づいている。
てるてる坊主
てるてる坊主
てるてる坊主
てるてる坊主
しにがみ
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