あめ
あめ
あめ
あめ
あめ
あめ
あめ
あめ
あめ
あめ
るぅside
それを見つけたのは1年前程だった。
〜1年前〜
彼と同居を初めてから家事は僕が担当していたため勿論掃除も僕がやっている
今日は一緒に住んでいる彼、ころちゃんの部屋を掃除するんです
いつもは絶対入るなって言われているけど絶対に汚くなっているだろうから僕が掃除をするのです!!
やっぱり...
すっごい汚い...
まぁ、やりますか...!
…
はぁ...探さずとも出てくる エ〇本、A〇、大人な玩具...
まぁ想像はしていたけど本当にこんなに出てくるとわ、
るぅ
るぅ
本棚の端っこの方に置かれている紙...
すとろべりー病院...?
確かに宛名は彼の本名で、彼に何も異常が無いことを願いながら中の書類を見る
その紙に書かれていた病名は「周囲記憶消滅病」
全く聞いたことない病名で最初はよく分からなかった...
けど書類を読んでいくとその病気について詳しく書かれていた
〜周囲記憶消滅病〜 周りの人から自分の存在を忘れられてしまう病気。 忘れられる前触れとして倒れる。 倒れてから約1週間で完全に自分の存在を忘れられる 治療法は知人の記憶を自分の記憶から消すことのみ
最初は理解が追いつかなかったが段々と頭が回り、自然と涙が溢れてきた。
なんで言ってくれなかったんだろう
僕はころちゃんのこと忘れてしまうのかな...
治療法はあるんだよね...
もう一度書類に目を通す
僕の記憶をころちゃんから消せばころちゃんは周りの人から忘れられないのかな...
僕のことをころちゃんの記憶から消せば...
僕は書類の入っていた封筒に書いてある住所へと向かった
病院に着いた僕はころちゃんの検査をした先生に直接話を聞いた
確かにころちゃんは周囲記憶消滅病で治療法もあの書類に書いてある通りらしい
ただ1つだけ書かれていない事がある
医者
医者
医者
そう、ころからるぅの記憶を消すとるぅ相手のことが他の人の記憶からも忘れ去られてしまうという事らしい
僕は、それでも
るぅ
ころちゃんのことを覚えていたい
ころちゃんから忘れられてしまってもいい
ころちゃんは僕とは違って誰かを元気にさせる才能がある。
誰かを笑顔にする才能がある。
こんななんの取り柄もない僕がみんなの記憶から忘れ去られた方がいい...
それに...!
僕はころちゃんに活動を続けててほしい
だから僕はみんなから忘れられる事を選びます
そんなことを決意してから早1年
今のところ彼にはなんの異常もなさそうだき大丈夫、かな...?(フラグ)
バタッ
え...?上から...?
もしかして...!
ドタバタバタ
るぅ
るぅ
やっぱり...
るぅ
確か、119...
救急隊員
救急隊員
るぅ
じゃなくて...!
るぅ
救急隊員
救急隊員
るぅ
救急隊員
救急隊員
るぅ
焦ることはない、大丈夫...
だってまだ1週間もあるんだから...
るぅ
あ、ななさんに連絡...
プルルルル
なな
なな
なな
るぅ
るぅ
るぅ
るぅ
なな
なな
るぅ
るぅ
るぅ
なな
るぅ
るぅ
るぅ
るぅ
るぅ
なな
なな
なな
るぅ
なな
るぅ
すみませんななさん... もう後ではないかも知れないです...
ピーポーピーポー
るぅ
救急隊員
るぅ
救急隊員
るぅ
救急隊員
そこから僕に出来ることはなかて、ただ彼の手を握る事しか出来なくて、でも、最後だけは笑顔で送り出したい...
笑顔でまたねって言いたい
悲しむのは、忘れられるのは僕だけでいい...
救急隊員
これで...終わり...
ころ
るぅ
ころ
るぅ
るぅ
ころ
るぅ
るぅ
それからころちゃんから僕の記憶をけして
皆がころちゃんの病室について、笑い合っていて
そこに僕の姿はなくて...
るぅ
分かっていたことでも寂しくて、悲しくて
あれ...?段々足が消えてって...
そういえば...
医者
医者
医者
なんて事も言ってたな...
そっか、僕消えちゃうんだ...
生まれ変わったらまた、あなた達に会えますように
また、彼に会えますように...
ころ
ころ
ころ
END
あめ
あめ
あめ
あめ
あめ
あめ
あめ
あめ
あめ
あめ
コメント
1件
…好きです ブクマ失礼します