病院から帰って、おれはベッドの上でうずくまった
どれだけ泣いたって、寂しさが埋まることは無いと分かっているのに
溢れ出す感情を抑えることなんて出来なかった
おれと付き合っていることを覚えていないのは、それなりに覚悟していたつもりだった
それでもいざ現実を突きつけられるとかなり辛い
テヒョン
気を紛らわそうと独り言を言ってみても、その声は無駄に広い部屋に吸い込まれるだけで、
虚しさが増すだけ
水を飲もうと立ち上がった。やっぱりだるくてベッドに横になった
ジョングク
ジョングク
おれは、どこに行こうとしてたんだろう
ジョングク
ジョングガがおれの手を引いて歩き出した
おれの足は何故か止まる
ジョングガと帰らなきゃ、
帰らなきゃいけないのに足は動かない
ジョングク
ジョングク
テヒョン
おれは反対方向に走り出した
気持ちと体が別の事をしている
ジョングガと帰りたい
だけど体は言う事を聞かない
ジョングク
ジョングク
ジョングク
、、ヒョン、、
、、ヒョンア、
ジン
テヒョン
テヒョン
ジン
ジン
テヒョン
テヒョン
ジン
ジン
なんで夢の中のおれは、いつもジョングガを置き去りにするんだろう
離れたくないのに
テヒョン
ジン
テヒョン
テヒョン
ジン
ジン
テヒョン
テヒョン
ジョングク
テヒョン
ジョングク
ジョングク
テヒョン
テヒョン
ジョングク
テヒョン
ジョングク
ジョングク
テヒョン
テヒョン
ジョングク
そう返事をしてニコニコしているジョングガを見ていると、勝手に涙が溢れた
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
テヒョン
テヒョン
テヒョン
テヒョン
あぁ、こうやって嘘を積み重ねていくしかないんだな、
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングク
テヒョン
ジョングク
ジョングク
おれを真っ直ぐ見つめる彼の瞳が、おれの心を見透かしているようで
ジョングク
ジョングク
ジョングク
テヒョン
テヒョン
テヒョン
自分の口では言いたくない
ジョングガが思い出してくれるまで待つから。待ってるから、早く思い出して
ジョングガは活動休止、BTSはジョングガが居ないまま仕事を継続する
最善の方法だって分かってる
でも、ジョングガが居ない仕事なんて楽しくなかった
テヒョン
テヒョン
おれにとってジョングガは精神安定剤でもあった
彼がいない今、おれの精神状態は崩れ始めている
世間には活動休止としか伝えていないが、アミ達は鋭かった
何か病気にかかったんじゃないか、事故にでも遭ったんじゃないかって
テヒョン
暗い天井を見上げる
おれとジョングガは、これからどうなるんだろう
テヒョン
テヒョン
おれとジョングガは、おれからの告白で付き合った
ジョングガが前からおれのことが好きだったかなんて分からない
だけど、もう一度好きになってくれるとは思えなかった
ジョングガと付き合えたのは、
今までにない奇跡だったから
ジミン
テヒョン
ジミン
テヒョン
テヒョン
ジミン
ジミン
テヒョン
あれ、、
ジミナの顔が歪む
ジミン
気付けば倒れていた
ジン
みんなの顔がぼやける
おれの意識はゆっくりと遠ざかっていった
目を開けると真っ白な天井
まさかここは、
ジミン
テヒョン
ジミン
ジミン
テヒョン
ジミン
ジミン
テヒョン
ジミン
ジミン
ジミン
ジミン
ジミナの瞳から涙が零れ落ちた
ジョングガとすぐ小競り合いしたり言い合ったりしてるけど、
大切な弟だもんね、
それに、ジミナは優しい奴だから
テヒョン
テヒョン
テヒョン
”大丈夫”
ずっと治らない口癖だった
本当は助けを求めているのに
コメント
2件
やばい、、!目から滝のように涙が零れ落ちてくる、、主さんが天才すぎて😭
久しぶりの投稿お疲れ様です!✨ 今日もすごく感動しました😭 最終回じゃないのに目から涙が止まりません😭💜 次も楽しみにしてます!