テラーノベル
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みぅです🤍🥀 1話読みました…「僕のこと、忘れんといてね」って冒頭からもう胸が締め付けられる。 夢の中の彼に執着してる主人公が切なくて、雨の描写も相まってものすごく没入しました。 まだ会ったこともないはずなのに、声だけ覚えてる感じ、すごくわかる気がする…続きが気になりすぎます🌙 素敵な作品ありがとうございます。
僕のこと、忘れんといてね
土砂降りの雨。
濡れた服が重く、肌にびっしりと張り付く感覚が不快で仕方がなかった。
雨の匂いが、より不安を誘い込む。
そして、息を吸う度に冷たい空気が肺を刺し、胸の奥がざわつく。
一歩、また一歩と、彼に近づくために歩くと、雨に湿った草が、足首にひっかかって、それもまた嫌な感覚だ。
それでも、俺は彼に触れたかった。
翼端
__
すると、ゆっくりと彼がこっちに振り向く。
ここまで、手を繋いで一緒に走ってきた。ずぶ濡れになりながらも
一緒になろう
って言ってくれた。
そんな彼の表情が徐々に見える。
彼は、どんな顔をしていたか。
やっと、わかる気がした。
深夜五時
ザワつくような雨の音に起こされ、俺は正気に戻った。
妙に気味の悪い内容に、どうやら俺は魘されていたようだった。
翼端
ここ最近、同じような夢が、形を変えて、毎日現れる。
でも毎回、決まって彼が出てくる。 けれど俺はそんな彼の名前も、顔も、何も知らない。
覚えてもいない、出会ったことも──きっと無いはずだ。
なのに声だけは聞いたことがあるような気がした。
その声を聞くと、酷い寒気と、矛盾するように、温もりと安堵が胸に広がる。
俺は、再び眠るように体を横に寝返って、夢をまた思い出すように瞼を閉じた。
───俺は、"彼"と話したことがあるかもしれない。そんな、現実味のないことがただ頭の中によぎる。
だって、俺は彼のことを▅▅▅の時も夢で見ていた気がしたから。