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そら
ハルの弟
そら
ハルの弟
そら
ハルの弟
ハルの弟
そら
「そら、今日なんの日か知ってる?母さんの命日なんだよ。だから今日だけはお前のとこに行けない。」
そら
「なんで?ハルの嘘つき!毎年一緒にお祝いしようって言ったのに!信じてたのに!ハルなんか大っ嫌い!」
私はハルがいないと誕生日は一人だった。共働きの両親は休む間もなく働いて、普段から家に居ない事が多かった。私の誕生日すら覚えてないだろう。
そら
ハルの弟
ハルの弟
そら
ハルの弟
そら
そら
「どうしたんだよ?そら。俺はここにいるだろう?ほら誕生日会しようぜ」
そら
そら
そら
ハルの弟
ハルの弟
俺の事を忘れないで
ハル兄の事を忘れないで
君が塞いだ記憶は、ハル兄の事を忘れたのと同じなんだ。
ハルの弟
ハルの弟
そら
そら
そら
そら
結局あの人物が何者だったのか私達には分からなかった。ただ君がふと「母さんがどこかで見ているのかな」と嬉しそうに笑ったので、この謎はそのままにした。
ハルへ私はあなたが大好きでした。あなたが死んだ日、私は失恋したのでしょう。でも私は新しい恋を見つけました。ずっと私を支えてくれた。優しい嘘をついてくれたあの人とこの先の人生を歩んでいきたいと思います。