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さたん📖🕊️
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何時もの様にドアを開ければ 質素な部屋が広がっていて ベランダにいる その子の元へ俺は行った
その子は何時もベランダで外を眺めている 風に靡く髪は綺麗で 見惚れてしまう程に
横へと行けばその子は 俺を横目で見る
少し緑がかった瞳 と 長い黒髪 整った顔立ち 俺はそんな 彼女の 何人目かの恋人だ
来る者拒まず去るもの追わずな この子は 誰でも受け入れて 傍に置く 。
そんなこの子を 愛してしまった 。
参った事だ
ベランダの下には
俺がこの年 訓令兵となり 卒業後入りたい 調査兵団 の人達が 壁外調査から帰っているところだった
この事は未だこの子には話していない 。
興味を示さないだろうが 一応話そうと思った
彼女がなにか俺のことを思って 返答が遅れたなら どんだけ良いか 、
ただ外を眺めていて 耳に入るまでが遅かっただけだ 。
下を見れば丁度リヴァイ兵長が居た 。
格好良いなんて思いながら 見ていたら 目が合った 、
というより 横にいる彼女を見ている気がした 。
兵長でも 彼女の事を可愛いと思うのだろうか ?
そんなことを考えていると 彼女は飽きたのか中へと入っていった
再度リヴァイ兵長を見ると ハンジさんに肘でグイグイと押されている
適当にあしらっている兵長だが ハンジさんは それを辞めない 。
顔を上げたハンジさんと 目が合ったのは 残念ながら 俺だった
先程部屋の中へ入った 彼女は 退屈そうにベッドに寝転がっている 。
ハンジさんは少しギョッとした顔を 俺に向けて リヴァイ兵長を見ながら 俺を指さして何かを言っていた 。
それもまた兵長は適当にあしらい 去って行った 。
去るまで俺はハンジさんに見られていた
嗚呼 もしかすると 兵長は彼女に 好意を寄せているかもしれない 。
俺はその時どんな表情をしていたか 知らないが ハンジさんは俺の顔を見るなり
眉を下げて不服そうに俺から目を逸らした
彼女の口から決して聞くことの無い
『 好き 』 『 愛してる 』
を期待したが 無理だった 。
レオ・アンゼル
104機 訓令兵
元ローズマリアの住人で 目の前で人々が死ぬのを見て守りたい。 なぜ巨人がいるのか知りたい そう思い 調査兵団になりたいのだとか
恋人がいる
自覚したのは初恋でした next【主人公】
コメント
1件
読了しました🌙 フェアの冷淡な距離感がすごく生々しくて、主人公の“待っててくれる?”に対して「…うん 待つよ。」の間の沈黙が切なかったです…。 彼女は待つけど、それは“好きだから”じゃなくて“別に構わないから”なんだろうなって思うと、胸がぎゅっとなりました。 リヴァイ兵長と目が合うシーンも、ハンジさんの反応も気になる伏線で、続きがすごく気になります! 重くて静かな空気感がとても素敵でした。更新楽しみにしてます🤍