あの日の思い出。

～とある休日にて～

そんな感じで部活中ずっとユウマのことを考えていたユイであった

～2時間後～

行く直前に急にニュース速報が流れる

静かな部屋にニュースの音声だけが響き渡る

俺の頭の中は「白石ユイ」という名前でいっぱいになった

俺の身体は震え、立つことすらできなかった 頭痛とめまいが激しくなり、吐き気に襲われた 俺はその場でフッと気が遠くなった

～翌日～

俺はすぐにダッシュで○✕病院へと向かった

病院に入ると、ユイのお母さんが居た

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

そこには酸素ボンベやら色々と身体に付いているユイが居た

俺はユイの手を優しく握った すると俺の目からは涙がポロポロとこぼれ落ちた

口からは『ごめん』という言葉しか出てこなかった

しばらくするとユイの手が微かに動いた ユイのまぶたが徐々に開いていることに気づいた

俺は震えながらもユイに抱きついた

ユイはまだ完全には動かない身体で俺を包みこんだ

俺は目を見開いた 一瞬だけ思考停止したが、そのあとはもう涙しか出てこなかった

～1ヶ月後～ ユイの身体は完全に治ったとのこと

これから二人は幸せに暮らしていったとさ ―――END―――