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すげぇおわり方かっこよ……
完結おめでとうございます!ドラマ撮影オチってあんまり見たこと無いんですけど、めちゃくちゃ好きです!最新話が更新されたのがわかったらウキウキで見に行きました!それくらい好きです! 物語で「knさ〜ん!幸せになってくれ〜!!」とか、「辛いって〜!!」て思ってたらフィクションで、brさんと結ばるというわけでなくても、幸せでこころがほっこりしました!次回も楽しみです!
演技とかドラマ撮影でしたってオチ苦手だけどこういう系で初めて好きな話だった…お疲れ様です😭
僕の、幸せは……、
始まる
人が少しずつ部屋に入り始め
俺自身も一度待合室に戻るも
またこの部屋に戻ってきた
先ほどとは少し景色が違い
部屋は紅白色の花が飾られる
食事と酒が用意され
あとは人が揃うのみ、となっていた
宴と道中は基本、少し顔を微笑ませる
指先まで可憐さをしっかりだして
目線は遠く細め、顎は少し引いて
食事には手をつけず、ただ祝酒を嗜む
遊男としての最後の仕事
別に皆んなに会えなくなるわけじゃない
連絡だって取るし、会えるし
…身請け人が許せばだけど
前会った時の印象としては
穏やかで、結構俺の事を可愛がっていた
と思う
自分で思うのもあれだけど
気に入られていた
悪い人ではないのは知っているが
他の遊男から聞く限り
性欲強め、弄り合いたいタイプ
焦らしすぎると激しいらしい
俺の腰は、もつ気がしていない
性欲強い時点で、やばい
枕仕事そんなしてないし
そんな上手くできるかわかんないし
だいぶ気が乗らないのは事実
マイナスの思考をしてしまったため
顔に出てしまっていたのだろう
ぺいんと
そうぺいんとさんに注意される
マイナス思考は良くない
プラスのことを考えるべき
何を考えよう、そう考えていると
見慣れた2人が入ってくる
Broooock
らっだぁ
ぺいんと
襖を閉め、それぞれの位置に
位置……
Broooock
そう言って隣の
隣の身請け人が座る席に座る
きんとき
いや間違ってるから
きんとき
こっそり教えると
頭にハテナを浮かべて
何言ってんのって顔をする
Broooock
Broooock
そう言うと
らっだぁ
らっだぁさんの声で全員が
声と拍手をあげる
「おめでとう御座います」
「幸せになってほしいねぇ」
「相手がいい人そうでよかったなぁ」
そう投げかけられる声に軽い会釈で返す
いやなんで皆んな普通なの?
おかしいでしょ隣の人
打ち合わせと違うんだけど
俺人見間違えた?
いやいやそんなこと絶対ない
名前だって聞いてたし
どっきり、とか…
最後に夢ぐらい見させてやろう…的な
そう言うやつか、なるほど
宴は賑やかで華々しくて
真顔になりかけている顔を
苦笑い状態まで戻す
せっかくの宴に真顔は怒られてしまう
苦笑いも失礼ではあるが。
Broooock
急に問いかけられて
きんとき
そう本音が出る
『だよね』
短い返事で返し、微かに笑うと
Broooock
Broooock
略奪、と言うことだろうか
でも略奪する金…
なさそうと言えば失礼だけど……
うん
なさそう。
好きな事に注ぎ込んでそう
そんなイメージがある
どうやって、かを聞きたい
だから、
きんとき
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
きんとき
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
だって言いそうにないし
この人はそう言うの、
真正面からは言わないと思う
きんとき
きんとき
Broooock
Broooock
きんとき
あ、
きんとき
Broooock
きんとき
Broooock
ツッコミを入れられると同時に
人の手が、俺とぶるっくの間に入る
らっだぁ
らっだぁ
ニマニマとした顔でそういい
Broooock
きんとき
素直に謝っておく
らっだぁ
らっだぁ
手を、貸す…。
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
ぶるっくと肩を組むと
少年のような笑みでこちらを見る
Broooock
きんとき
らっだぁ
らっだぁ
Broooock
らっだぁ
Broooock
らっだぁ
らっだぁ
ぺいんと
駄々をこねる幼稚園児のように
昔と変わらぬ姿に笑みが溢れる
Broooock
きんとき
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
『どうかこの手をとり、私と一緒に』
『歩んではくださいませんか』
『共に生きてはくださいませんか』
最初に会った時と、同じ顔
少し紅葉した頬
揺らいでいる瑠璃色の瞳
大きく綺麗な手の震え
きんとき
きんとき
監督
演出
演出
監督
演出
拍手と歓声があがり
場の空気が緩む
お疲れ様の声はもちろん
好きなシーンの話など
色々な話が聞こえてくる
脚本
脚本
脚本家の呼びかけで場が静まる
監督
監督
監督
監督
監督
監督
『お疲れ様でした』
全員の声が重なる
監督
監督
花束が出され、
2人が前に出て受け取る
監督
監督
裏方は集めらる
役者は少し休憩時間となる
身請け=結婚 だから
と、自慢げ
少し騒ぐと2人の影が近づいてくる
全員で『お疲れ様です』と声を揃える
2人が去って5人が残る
丁度よく抜けていた1人が戻ってくる
監督
監督の声が響き渡り
この物語は終幕となった
ここまで見ていただき
本当にありがとうございました
ここまで書いてこれたのも
読者の皆様がいてくださったからです
最終回を迎えた今回ですが
皆様、理解できましたでしょうか
全てフィクションの物語
それが今作品です
つまり
僕が書いてきた物語は
役者によって演じられてきた
もう一つの物語。
物語の中でも実際に起きたわけではない
と言う事です。
遊男子自体は結ばれたでしょう
ですが現実はただの演技
役、である
きんとき、Broooockは結ばれても
役者である人達は結ばれていない
読者様の希望を裏切ってしまった
そう思ってはいますが
それはこれから書いて行きたいです
最後までこの作品を応援していただき
ありがとうございました。
次回作の発表は近いうちにいたします。
そちらも是非よろしくお願いいたします
近いうちに改訂版を出します…
納得する最終回書きます
※追伸
遊男という職業は存在しません
空想の職業となりますので
ご了承ください
全39話
完話