桃赤
赤の歌声が好きだった
綺麗で、透き通ってて
どこか儚げに歌う声が
俺は大好きだった
でも
最近赤は歌わなくなった
俺の事を避けるようになった
桃
…俺なんかした?
赤
…別に、
桃
なんで歌わなくなったんだよ、
桃
歌、好きだろ?
赤
…
赤
もう、歌わない
桃
っ、は、?
赤
…桃くんは俺の歌が好きなんでしょ?
赤
おれの歌声だけが大好きでしょ?
桃
…そうだよ
だって歌っている時の赤は
見とれてしまうほどに、綺麗だから
赤
…それだと、辛くなってきたの
赤
もう歌うのが苦しいの
赤
…もう桃くんに歌を聞かれたくないの
なんだよ、それ
もう俺はいらないみたいな
桃
…あっそ
桃
じゃあ、もういいよ
もう、赤の歌声も
聞くことは無い






