うわ
さいっあく……
宮本 実乃梨
実乃梨と美澄はベンチに座ってキスをする2人を見つめた。
宮本 実乃梨
御門 美澄
御門 美澄
御門 美澄
そう言う美澄の瞳は悲しそうに揺らいでいた。
宮本 実乃梨
宮本 実乃梨
その時、バチッと直樹がこちらを向いた。
そのまま直樹は逃げていく。
御門 美澄
それから美澄は陽介に近寄り、何かを話してから直樹を追うように走っていってしまった。
宮本 実乃梨
実乃梨はそっと陽介に近づく。
佐久間 陽介
なによその顔
佐久間 陽介
宮本 実乃梨
宮本 実乃梨
佐久間 陽介
陽介はこくりと頷いた。
ずっとずっと私は目を逸らし続けていた。
でも、それはもう限界らしい。
実乃梨は陽介の隣に腰を下ろす。
宮本 実乃梨
佐久間 陽介
宮本 実乃梨
宮本 実乃梨
宮本 実乃梨
佐久間 陽介
宮本 実乃梨
宮本 実乃梨
宮本 実乃梨
佐久間 陽介
宮本 実乃梨
宮本 実乃梨
宮本 実乃梨
宮本 実乃梨
宮本 実乃梨
佐久間 陽介
佐久間 陽介
宮本 実乃梨
佐久間 陽介
宮本 実乃梨
宮本 実乃梨
宮本 実乃梨
佐久間 陽介
宮本 実乃梨
全然よくない。
宮本 実乃梨
お願い
終わりたくないって言って
佐久間 陽介
佐久間 陽介
宮本 実乃梨
佐久間 陽介
佐久間 陽介
宮本 実乃梨
ずるいよ、上瀬くんはずるい
2人は元々両思いだったんじゃん
私、ただの邪魔者じゃん
宮本 実乃梨
佐久間 陽介
陽介はいつも別れる時『またね』と言ってくれた。
宮本 実乃梨
宮本 実乃梨
陽介は実乃梨に背を向けて走って行った。
宮本 実乃梨
行っちゃったなぁ
初めて好きになれた
陽介は皆に分け隔てなく平等に接してくれた。
女の子たちには妬まれ、男たちは特別扱いをしてくれる。
しかし、陽介は私をただ1人女の子として接してくれた
その"なんでもないこと"ができる陽介が本気で大好きだった
宮本 実乃梨
宮本 実乃梨
何度も何度も涙を拭っても目から溢れて止まらない。
私は本当に陽介にとっての『ただ1人の女の子』だった
特別なんかじゃない、ただの女の子
陽介の特別は昔から上瀬くんだったんだ。
ズルい、上瀬くんは
佐久間 陽介
佐久間 陽介
上瀬 直樹
ごめん。陽介
俺も今気づいちゃった
……いや、認めちゃった
上瀬 直樹
上瀬 直樹
俺
好きなんだ
御門が__
上瀬 直樹
上瀬 直樹
佐久間 陽介
真っ直ぐに気持ちを伝えてくれる御門のことで
俺は頭がいっぱいになっていた
御門のお望み通り、
俺はアイツに夢中だ
佐久間 陽介
上瀬 直樹
佐久間 陽介
佐久間 陽介
佐久間 陽介
俺の気持ちに気づいていれば、今ごろは陽介の隣にいたのは俺だったかもしれないな。
上瀬 直樹
佐久間 陽介
佐久間 陽介
上瀬 直樹
佐久間 陽介
佐久間 陽介
上瀬 直樹
佐久間 陽介
佐久間 陽介
佐久間 陽介
佐久間 陽介
上瀬 直樹
陽介はクルッと直樹から背を向け、歩き出した。
佐久間 陽介
佐久間 陽介
陽介の目には涙が溜まっていた。
この歳になって泣くとかダセェ
佐久間 陽介
俺、自分で思うより直樹に夢中だったらしい
それくらい直樹は俺の事想ってくれていたのかな
佐久間 陽介
"後悔"
その一言に尽きる。
もっと早く気づいてれば
時間が戻ればいいのに
佐久間 陽介
御門は中学の時から直樹のことが好きだったんだよな
きっとこの高校に来たのも直樹がいたから___
佐久間 陽介
時の流れで負けたんじゃない。
御門は俺の何十倍も直樹のことが好きで、追っかけて追っかけて
その結果がこれってだけだ
佐久間 陽介
コメント
11件
こういうのめっちゃ陽介くんみたいな子大援したくなる 。
続き見させて欲しいなぁー…I˙꒳˙)
陽介も実乃梨ちゃんも性格良すぎ! 私だったら御門くんを認められないかな、、、(/. _.\)