私はこんなにも好きなのに。

夏の強い日差しが 教室の窓から差し込む。

ここ、青山高校は 偏差値70越えの超進学校 好きな人を追いかけ入学した結果 勉強が苦手な私は毎日死にそう

だから、こうして 毎日静かな教室で1人 勉強をしている

5時を知らせる鐘がなる

琉依は私の彼氏。 1年前に付き合ったのだが 最近はわたしに冷たい。

優花は中学からの親友。 琉依と帰らない日はこうして 優花と一緒に帰っている

正直、琉依にもっと愛されたい。 もっと一緒に居たい。 そう思う。 だけど、そんなわがままを言って 嫌われたくない。

私は、琉依からのメッセージで 今日の事なんか頭から無くなっていた

相変わらず朝の教室は ザワザワしていた

俺ら、そういうんじゃない…って？ じゃあどういう関係なの、？ その言葉、どういう意味？

チャイムが鳴り、皆席に戻ってく。 私は琉依と隣の席だ。 でも、今は琉依の顔が見れない。 あんなこと言われたら…

俺らそういう関係じゃないって ラブラブじゃないって事かな？ それとも、もう私を彼女として見てないってこと？

私たちは恋人同士だよね？

琉依、今、笑った？

お昼休みになり、 カレーパンの争奪戦が始まった

喜んでもらえてよかった そう思ってた時の事だ