満月が照らす1つの廃ビル
そこからは無数の悲鳴と銃声の音がした
古い壁には血が飛び散っており辺りは死体で埋まっていた
そんな中に立ち尽くすのは3人の男
そう言って頰についた血を手の甲で拭うまるで夜空のような紫色髪の男
転がっている死体を蹴り飛ばしながら近づいてくる海に沈んでいく綺麗な夕陽のような橙色髪の男
何人かの死体を重ねて椅子にしている透き通った綺麗な桃色の髪の男
桃髪はボソッと呟いた言葉を紫は聞き逃さず
「行こう」と言って出口に足を動かすボスに2人も足を動かした
トントン…
机の上に何冊かの本をまとめて整え鞄にしまう
向かいに座っていた可愛らしいショタ声を持つ蜂蜜色の髪色をした子が何かを思い出したかのように声を出す
と隣に座っている水のように透き通った綺麗な青髪を揺らして首を傾げる子
そう言って3枚のプロフィールが机に置かれた
手に取ってみるとそこにはカラフルな髪色をした人たちの写真と個人情報等々が書かれていた
その瞬間隣にいた子が顔を顰めてスマホを取り出した
不思議に思いながらも1枚1枚捲っていくとある1人に目が止まった
そこには『桃夜 さとみ』と書かれた名前
何故かとても懐かしいような気がして記憶を探っていくが丁度チャイムが鳴ってしまった
その合図と共に俺たちは歩き出した
コメント
8件
書き方がなんかかっこいい!好きです!フォロー失礼します
え、好きです
天才発見♡ぶくしつです!