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作者兼語り手

お久しぶりです。作者の真琴です。

作者兼語り手

今回は注意事項をお伝えに来ました。

作者兼語り手

今から話すちーの過去編はノンフィクションとなっています。

作者兼語り手

実際、ちーの中学時代にあった出来事です。

作者兼語り手

え、こんなもんなん?と言う方も居ると思いますが、感じ方は人それぞれです。

作者兼語り手

ちーは耐えられませんでした。

作者兼語り手

苦手な方はこの回は見ないことをおすすめします。

作者兼語り手

違和感のないように、次も投稿致しますので、ご安心ください。

作者兼語り手

なお、今回から、たまに私が語り手となることがありますので、ご了承ください。

作者兼語り手

大変長らくお待たせいたしました。本編へ参ります。

作者兼語り手

それは、マイキー達と出会う前の話

作者兼語り手

ちーは普通に本を読んでいた。

ちー

…(これ、面白いな…)

作者兼語り手

ちーの周りには同じクラスの男子が走り回っていた。

ちー

…?(遊んでるのかな…怪我しないといいけど…)

作者兼語り手

その時、男子の一人が、

ちーが座っている机の端を触った。

ちー

…?(汚れてたのかな…)

作者兼語り手

しかしその後、それを別の男子の服で拭いた。

作者兼語り手

分かりやすく言うなら、

呪いタッチだ

ちー

…(遊んでるんだな…)

作者兼語り手

ちーは最初、ただの遊びだと思って気にしていなかった。

作者兼語り手

然しその後の絶望を、まだちーは知らなかった。

作者兼語り手

数日が経ち、男子達の遊びは少し人数が増えただけで、標的はちーに変わりなかった。

作者兼語り手

流石にこれが何日も続くのがちーは違和感を感じた。

ちー

…っ(なんか、嫌だ…)

作者兼語り手

まだこの時は自分の思いを正直に言えるちーは、いじめを受けている子は勇気がなければ絶対に出来ない事がはっきりと出来た。

ちー

ねぇ!やめてよ!

作者兼語り手

ちーは読んでいた本を机に置いて、机を叩いて、大声で、自分の意見を言った。

作者兼語り手

然し、男子たちの耳には届かなかった。

作者兼語り手

彼等は耳に入ることなく、

笑って続けていた。

作者兼語り手

ちーは何度も何度も、

ちー

やめて!やめてよ!

作者兼語り手

と、大声で言った。

作者兼語り手

それでも、止めなかった。

作者兼語り手

胸が苦しくなり、誰かに助けを求めようとしたちーは、同じクラスに居る小学校からの友達に助けを求めようとした。

作者兼語り手

だけど、友達はちーのことを気にも止めず、他の子と話しをしていた。

作者兼語り手

悪い事ではない。仲のいい人と話しているのだから。

作者兼語り手

だが、立場が違えばとんでもない事になる。

作者兼語り手

この日はまだ2月の半ば、冬の寒さが残っている。

作者兼語り手

陽向が当たる窓に皆背を向けて暖を取りながら話しをしていた。

作者兼語り手

だから、それの反対側にちーの声は話し声に紛れて聞こえなかった。

作者兼語り手

ちーに、この時を聞いた時、こう答えた。

何も覚えてない

作者兼語り手

そこから頭が真っ白になり、自分がどんな行動を取ったのか、全く覚えていなかった。

作者兼語り手

その時の記憶は、男子の行動と見向きもしない友達の顔が一生癒えない傷と同じ、ちーの頭にずっと残っている。

作者兼語り手

だが、彼女を変えたのはそれだけではなかった。

作者兼語り手

ちーは本も好きだが、音楽も好きだ。

作者兼語り手

歌ったり、聞いたり、奏でたり、音楽に関係するものはみんな好きだった。

作者兼語り手

だから、ちーは吹奏楽に入った。

作者兼語り手

金管楽器の中でも、練習のいる楽器、トランペットのグループに入った。

作者兼語り手

楽器を吹くなんてちーは生まれて初めて。

作者兼語り手

だけど、入って数週間か数ヶ月でちーは才能を開花させた。

作者兼語り手

顧問の先生も驚いたと言う。

作者兼語り手

然し、ちーの欠点は一つ。

作者兼語り手

楽しい音楽をしたいと思うちーは悪くない。だが、ここの多数はコンクールなど、大会の場で金賞という高い評価が欲しいという思いを持つ者だ。

先輩

ちーちゃん、なんでこれやってくれやんの!?

先輩

あんた大会出やへんやんな!?

ちー

ご、ごめんなさい…

作者兼語り手

大会に興味のないちーは部活では嫌われ者だった。コンサートでは張り切るのに、大事な時にはやる気を出してくれない。

作者兼語り手

ましてや、その時は部活に来ない。先輩達にとっては申し分ない程嫌う対象だった。

先輩

大事な時におらんし、あんた何考えてんの!

先輩

うちらを落としたいん!?

作者兼語り手

しかも、場所は教室ではない。

作者兼語り手

コンクリートのある外、寒い中での説教だ。

作者兼語り手

更には、ちー1人に対し、先輩は部長、トランペットの班長、他の楽器の班長の3人だ。

作者兼語り手

第三者の私が聞いても、おかしいと思う。何故他の楽器の班長が仲間に加わっているんだという話だ。

作者兼語り手

挙句の果てには先輩達は胡座をかいているにも関わらず、ちーは正座だ。

作者兼語り手

砂もあるコンクリートの上でだ。

作者兼語り手

しかも、ベラベラと喋っているの他の楽器の班長のみ。

作者兼語り手

ほかのふたりは睨みを効かせるだけで一言も喋らない。

作者兼語り手

大会にかける気持ちは大いに分かる。然し、何故それを八つ当たりのようにちーにぶつけるのかが全く分からない。

作者兼語り手

ちーは既に大会の辞退を決めていた。のにも関わらず、先輩達はちーへの説教を止めなかった。

作者兼語り手

そして、等々言った言葉が、

先輩

もうさ、みんなも迷惑しとるしさ、下手くそやし、

辞めたら?

作者兼語り手

ちーを追い込むには申し分ない一言だ。説教が終わり、あの後部長が謝りに来たが、あなたが言った訳では無い。貴方のせいじゃない。

作者兼語り手

悪いのは何も関係の無いあの先輩だ。

作者兼語り手

然し、ちーはそんなことは言えず、たった一言

大丈夫(です)

作者兼語り手

ちーは、部活を辞め全てを塞ぎ込んでしまった。そして、その苦しさから逃げる為に、己を守る為に、保つ為に始めたのが、

リ〇トカ〇ト

作者兼語り手

酷い時は首にも切っていた。首にやった時はとても痛くて、とても楽だったと、彼女は思ったそうだ。もっと酷い時はタヒぬ場所を探しに一人で家を出ていた。

作者兼語り手

家族に一切相談をせず、友達にも言わず、一人で抱え込みながら今も生きている。

作者兼語り手

傷は癒えぬまま、記憶も消えぬまま、ちーは今でも懸命に生きている。

作者兼語り手

やられた痛みを知っているからこそ、決して他人にはそうしないと誓い、心優しい私の自慢の妹だ。

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