手笑
首領(ボス)、お呼びでしょうか

太宰治
やぁ手笑君、幹部就任おめでとう

手笑
こちらこそ、御指名感謝します

太宰治
何か願いはあるかい?

手笑
願い、ですか?

太宰治
幹部就任の褒美だよ
私にできることならなんでもいい

手笑
、、、、、では

太宰治
なんだね?

太宰治
ふふっ、君は不思議なことを言うね

太宰治
ポートマフィアの首領に向かってそんなに真っ直ぐ
「死なないで」なんて

手笑
いつも、悲しい顔を見てるので

太宰治
はぁ、困ったなぁ……
私の計画、私の結末………

太宰治
それを知れば
君はきっと後悔するよ

手笑
だとしても、、

太宰治
ならば、今はその言葉だけを受け取っておこうか

手笑
、、、っ

太宰治
安心し給えまだ、その時ではないからね
私の命一つで、守れるものがあるのなら……
それは、安い買い物だと思わないかい?

手笑
首領、

太宰治
そんなに悲しい顔をしないでおくれ

太宰治
君にそう言われると、まるで私が
本当に「救われるべき人間」に見えてしまうじゃないか

手笑
なら、もう暫く、貴方の御側にいてもいいでしょうか

太宰治
いいよ、許可しよう

手笑
ありがとうございます、

太宰治
さぁ、そこに座り給え

手笑
はい、失礼します、、

太宰治
ほら、私がよく飲んでるコーヒーだよ(コトッ

太宰治
………15歳の君にはまだ早いかな?

手笑
な、え、?

手笑
の、飲めます!!
首領の頼みなら飛行船からでも飛び降りれます!!

太宰治
おやおや、これは頼もしいねぇ

太宰治
でも、せっかく幹部になった君に、
そんな命令は出せないかな

手笑
あはは、、、

そんな、他愛もない会話をした
太宰さんの冷えた心が、少し、温まったような気がした
太宰治
さて、ずっとこうしていると、
誰かさん(中也だね)に怒られてしまうからね

手笑
はい首領、命令を

太宰治
うん、いい覚悟だ。その瞳、嫌いじゃない
では、命じよう

「今日一日は、自分の心を何よりも優先して守り抜きなさい」
太宰治
ふふ、意外そうな顔をしたね

手笑
当たり前じゃないですか

太宰治
君がボロボロになって倒れてしまったら困るからね
このマフィアの首領が、君という貴重な「駒」、、いや、
一人の人間を健やかに保つようにと言っているんだ

手笑
、、、ぇ、!?

太宰治
これは絶対命令だよ

手笑
しょ、承知しました、(部屋を出ようと振り向く)

太宰治
それと、もう一つ

手笑
はい、なんでしょう(ササッ(戻ってきた)

太宰治
もし疲れたら、何時でも此処へ戻ってくるといい

太宰治
此処の扉は、君のためだけには
私が開けておいてあげるからね

手笑
、、!?!?

手笑
いいんですか!?そんな、僕なんかが、、

太宰治
私が許可したんだし、此れは首領命令だよ

手笑
く、っ、、首領命令、、、っ

太宰治
行って。、、、あぁ、そうだ
外は冷えるかもしれない。風邪をひかないようにね

手笑
や、矢っ張り、もっと厳しい
マフィアらしい命令を〜、、、、

太宰治
、、はぁ、君はどれだけ私を困らせたいんだね

手笑
あ、ごめんなさいっ!!

太宰治
いいだろう、応えるよ

手笑
は、はい!

太宰治
では、命じる

私の影となり
この街に潜む『不純物』を掃討してきなさい
太宰治
方法は問わない。だが、失敗は許されない
君の価値を、その成果で私に証明してごらん

手笑
了解しました

太宰治
……わかったら、直ちに行き給え
夜の帳が振りきる前に、君の手でこの街の静寂を切り抜くんだ

手笑
では、行って参ります(ガチャ

太宰治
私はここで、君の「朗報」だけを待っているよ

手笑
(バタン
