スマイル
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
Broooock
Nakamu
スマイル
チラッとNakamuがこっちを見た気がした
その目は簡単に言ってしまえば熱い眼差しを注ぐようなハートの見えそうなくらい見え見えな目
…なんで俺なんだろ
保健委員でNakamuと仲がいいのは事実で、でも彼からそれ以上の感情を向けられるとは思っておらず困惑する
ていうか教師が生徒に見え見えなアピールすんなよ
俺はいつも通りに何も見なかった振りをしながら目の前のご飯に手をつける
Broooock
Nakamu
スマイル
シャークん
スマイル
シャークん
Nakamu
Broooock
Nakamu
きりやんの胸ポケットに入ってあるボールペン
あれには見覚えがあって
でも、ずっと思い出せないのは何故かと思っていたが。やっと思い出した
あれは俺が大学生時代に勤め先が決まった同級生のきりやんにお祝いとして渡した良いボールペンだ
でもその後に俺もこの高校に勤めることが決まって2人で喜んだなぁ
2人でお祝いしてこの高校に勤め始めて俺は初めて恋をした
それが許されるか許されないかと言われれば、許されないだろう
でも…それでも。彼が好きなのに変わりはなくきっとこの気持ちは一生忘れることは出来ないだろう
……にしても、あいつまだあのボールペン大事にしてくれてたのか
俺も探すの手伝おう。なんて考えながらご飯を食べ終わると早々と立ち上がり片付ける
Nakamu
Broooock
スマイル
Nakamu
スマイル
Nakamu
俺はスマイルの頭に手を置いて乱雑にわしゃわしゃと撫でてやるとスマイルがやめろよと言っているのが聞こえる
スマイル
Nakamu
こういう素直に頑張れとか言われちゃうと赤くなってしまう自分を見る度に思う
俺恋してんなぁ…
Nakamu
食堂を後にして直ぐに俺は保健室のドアを横に引くと扉の先にはお弁当を広げながら話していたのかきんときときりやんが楽しそうにしていた
Nakamu
きんとき
きりやん
Nakamu
ちらりときりやんの胸ポケットに視線を移すとそこにはもう見覚えのあるボールペンがささっていた
Nakamu
きりやん
Nakamu
きりやん
ね〜?ときりやんがきんときの方を向いて首を傾げるときんときはその数秒後にハッとしたようにね〜!と応える
静かにそれを見守っていることにもいかず保健室にずかずかと入ると俺の席へ座りきりやんの弁当の中に入っていた卵焼きをつまんでは口に運ぶ
きりやん
Nakamu
きりやん
Nakamu
きりやん
きんとき
その後もきりやんと話しているとチャイムの音が聞こえてきたのできんときが立ち上がる
きんとき
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
きんとき
ガシャンっと戸の閉まる音
きんときが出て行ってすぐに俺は少し引きつった笑いが零れてしまう
あぁ…怖えなぁ…ww あんなに睨むほどかぁ…
きんときの反応は正しく俺のあいつに対しての感情に類似していて
見てて分かるほど分かりやすく可愛いものだ
それにしても、きりやんかぁ…とちらりときりやんに視線を移す
きりやん
Nakamu
きりやん
我ながら見る目があるなと心の中でふと思うのだった
きんとき
溜息にも近い怒り混じりの声が出る
いい感じだったのに、ではなく
自分の立場を上手く使ったようにして俺のことを邪魔するように割り込んでくるNakamu先生がすごいと思ったと共に
羨ましいと思ったからだ
俺はちらりと保健室の方へ視線を移すときりやんの顔を思い浮かべる
悲しそうな顔をした彼の顔がまず初めに浮かび
その次に、Nakamu先生を見た瞬間に見せる安心したような笑顔
思い出すだけで、少し腹が立つ
いいなと思うのは、彼にそんな感情を抱かれていること。羨ましいなと思うのは、俺もそうなりたいと願っているから
Nakamu先生じゃなくて、俺にすればいいのに
俺はそう思わずにはいられないのだ
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