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がんばれーい
西日が差し込む放課後の廊下 とぅーしは美化委員の腕章を直しながら溜息をつく
とぅーし
とぅーし
旧校舎の屋上 普段は立ち入り禁止にされている場所から微かに「ドン、カッ」という、心臓を叩くようなリズムが聞こえてきた
とぅーし
本来なら注意すべき場面だが、その音には不思議な引力があった とぅーしは吸い寄せられるように扉を開けた
屋上では西日の光の中、一人の少年が踊っていた それは、とぅーしが知っている「ダンス」とは別物だった 滑らかな動きから一転、空気を切り裂くような鋭いフリーズ 逆光で顔は見えない だが、翻るシャツの裾や、床を捉えるスニーカーの音、そして滴る汗のきらめきが、ひどく現実離れして見えた
とぅーし
思わず漏れた独り言に、音と動きがピタリと止まる
ネス
ネス
ネスは息を弾ませながら、床に転がっていたペットボトルの水を一口飲み、こちらへ歩み寄ってくる
とぅーし
とぅーし
ネス
ネス
とぅーし
とぅーしが首を傾げると、ネスは人懐っこい、けれどどこか寂しげな笑みを浮かべた
ネス
ネスはとぅーしの手にある見回り用のチェックリストを指差し、悪戯っぽく提案
ネス
とぅーし
ネス
ネス
とぅーし
ネス
ネス
ネス
その瞳には、断らせないような強さと、すがっているような危うさが同居していた とぅーしは戸惑いながらも、手にしたペンを動かしてしまう
とぅーし
ネス
ネス
ネス
ネスは軽やかな足取りで屋上を去っていく 残されたのは、静まり返った空間と、とぅーしの胸の奥でまだ鳴り止まない、激しいステップの残響だけだった
とぅーし
Aoto
Aoto
Aoto
Aoto
ネス
とぅーし
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