テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
もとき
仕事はちゃんとやれてるけど家に帰ってひとりになると『独り』を実感する
もとき
文字通り動けない、ソファにもたれてなにもしたくない、何も、何も···息することすら、面倒だ
もとき
いいよってすぐに返事する つい3時間くらい前まで一緒だったのに···どうしたんだろ
もとき
若井なら部屋着でも気にするような仲じゃないし、と風呂場へ行く
もとき
熱めのシャワーを浴びながら来てもない若井が帰るのを考えただけで寂しくなる
もとき
若井といると楽しい、幸せだ その分いない時の俺は何もちゃんと出来ないだめな奴になる
世間は俺はソロでも生きていけるとやっていけると思っているだろう、けどあの2人がいないと···特に若井がいなきゃ、何も成り立たないんだ
もとき
ひろと
いつもの目が細くなるような目尻が下がるような笑い方に安心する
もとき
冷蔵庫から水を取り出して、若井にはコーラを渡した
ひろと
もとき
まさかの答えに思わず若井の顔を見ると目が泳いでいる
ひろと
もとき
寂しいようには見えないけど
ひろと
俺が寂しそうだったから来たと言えば気を使うと思ったのか?
もとき
じゃあその嘘に乗ってやろう
ひろと
もとき
ひろと
それが俺の気持ちだと察したんだろう、若井は悲しそうな顔をする
もとき
もとき
ひろと
きゅっと抱きしめると俺より筋肉質で、背も高いから包まれるようなハグに安心してしまう
ひろと
もとき
くんくん、と嗅いでいると耳が赤くなって面白い
ひろと
この人は、どこまで俺の事をわかっているんだろう。わかってくれているんだろう。
もとき
ひろと
真っ暗な部屋で若井が呟く
もとき
どれだけ、これまで救われてきたかわからない
もとき
ひろと
もとき
2人が俺の側にいてくれる限りは
ひろと
若井の穏やかな寝息を聞いていると俺も眠りに誘われる
もとき
これで今日も生きていられるから
···大好きだよ