4/5 残り44日
今日はきっと誰も来ない
皆んなに嫌われて
忘れられて
そして死んでいく
僕が望んでる事なのに
何故だかとても寂しい
そんな時にドアをノックする音が聞こえた
今日はりうちゃんが来た
りうら
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
りうら
僕はもう一度忘れてとお願いした
僕も忘れるからともいい
ほとけ
ほとけ
ほとけ
口では言えるけどきっと無理だ
皆んなは僕にとって大切な人達
忘れる事なんて出来ない
りうら
僕はうっかり口を滑らせてしまった
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
今まで思っていた事を全て言った
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
もう同じあやまちを繰り返したくない
ほとけ
ほとけ
りうら
子供の頃両親に自分の寿命が分かる事を言った
最初は子供の言うことだし流されていったが
中学に上がる頃もう一度いってみた
すると、
まだそんな事言ってるの?
そんな訳ないじゃない
だから貴方は失敗作なのよ
こんなんだから何も出来ないのね
思ってもいなかった
実の親にこんな事を言われるなんて
クラスメイトからも虐められた
高校では自分のことを知っている人のいない遠い高校に入学した
その時は必死に隠した
また、虐められないように
親を見返す為に勉強も頑張った
あの時は何も楽しくなかったな…
大学生になって皆んなと出会った時
今まで白黒の世界にいたのが嘘のように色をだした
でも、僕にはもう
皆んなといる資格はない
次回 ♡350
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