私はあの出来事からずっとアラスターを避けていた 。
変に意識してしまって 拗れている 。
アラスターも私の事を想っていると思うと 心臓が苦しいくらいにドクドクと動き出す 。
アラスター .
アリス .
私はアラスターの反対方向へと駆ける 。
また避けてしまった 。
アラスターのことを
叶わぬ恋だと思っていたから 、前世から彼の事を想っていたから 、反動が来たのだろうか 。
彼の事が 好きで 好きで 堪らないのに 避けてしまう 。
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アラスター . side
今日も避けられてしまった 。
私がアリスに想いを伝えた時以来 、彼女は私をずっと避けている 。
彼女の為に買ったこのガマズミとチューリップの花束も 、無駄だったのだろうか 。 私が彼女に想いを伝えていなければ 今でも良好な関係を築けていたのだろうか 。
自身の行いに虫唾が走る 。
彼女は私のことを許してはくれないだろう 。 チャンスはあったのだ 。 普通は殺した奴のことを恨むはずだ 。
だが 彼女は許してくれた 。親友だからと 。 通常は 親友だとしても許されない行為だ 。
アラスター .
私はバスクのバーへと向かった 。
アラスター .
ハスク .
アラスター .
ハスク .
アラスター .
気まずい沈黙が流れる 。
アラスター .
アラスター .
ハスクがアラスターに出したものは 、 カシスオレンジのような度数の弱いほぼジュースのようなものだった 。
ハスク .
ハスク .
アラスター .
ハスク .
アラスター .
アラスター .
ハスク .
ハスク .
ハスク .
アラスター .
ハスク .
アラスター .
ハスク .
アラスター .
ハスク .
アラスター .
静かなロビーでアラスターは思考を巡らせた 。
アリスが好き ? 俺のことを ?
じゃあ何故俺を避ける
そもそもハスクの言葉が正しいとは限らないじゃないか 。
考えていてもキリがない 。
明日 、アリスを問い詰めよう 。
私はそう心に決めた 。
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私は何時ものようにアラスターから逃げ惑っていた 。
アリス .
アリス .
アラスター .
アリス .
アリス .
後ろへ下がると こんっ と 靴が壁に当たる音がした 。
もう逃げ場は無い 。 私は角に追い詰められてしまったのだ 。
アリス .
アラスター .
アリス .
アリス .
アラスター .
アリス .
アラスター .
アラスターの顔が苦に滲む 。
アラスター .
そういって 、アラスターは離れていく 。
アリス .
アラスターは振り返った 。
アリス .
アラスター .
アリス .
アリス .
きっと私の顔は熟れた林檎のように真っ赤に染っているだろう 。
アラスター .
アラスター .
そういって アラスターは私にガマズミとチューリップの花束を手渡してきた 。
アリス .
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あれからアラスターは一人称が私から俺に変わる等 、取り繕っていない姿を見せるようになった 。
毎日が充実した日々で 、地獄とは思えない程のエンジョイぶりだと思う 。
アリス .
アラスター .
アリス .
アラスター .
ー end ー
〰 あとがき 〰
か が .
か が .
か が .
か が .
か が .
か が .
コメント
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ハッピーエンドだ~!