陽葵
学校…嫌だな…
蘭
夢見
夢見
んっ?!
陽葵
お、はよ…うございます…
クラスメイト
うわー、また来たアイツ
クラスメイト
やばーwメンタルつよ
陽葵
(机…落書き…掃除しなきゃ、)
蘭
頼む、頼むから、陽葵へのいじめはやめてくれ…
夢見
なんでぇー?
蘭
傷ついている姿を…見たくない…
夢見
蘭の彼女は私でしょ?私以外の女見ないでよ
蘭
そう、だけど…
夢見
なに?まだ陽葵のこと好きなの?
蘭
いや…
陽葵
(らん先輩…私のために…)
蘭
とにかく…やめてくれ
夢見
ごめんなさい、流石蘭先輩の頼みでもそれは出来ない
蘭
は…
夢見
ふふっ、
蘭
何笑ってんだよ
夢見
だってほら、あれみて?陽葵
夢見
あんな無様な姿…
蘭
え…?
陽葵
冷たい…
クラスメイト
きゃはっw
クラスメイト
落ちた水とこのバケツ、バレないように始末しておいてよね?w
陽葵
(やばい…下着が…透ける…
蘭
陽葵…?!
夢見
は…
蘭
大丈夫か…?
夢見
ちょ、蘭先輩!彼女は私なのよ!?
蘭
…ふざけるな
蘭
お前なんか彼女なんかじゃない!
クラスメイト
え…
夢見
ひどい!私と付き合ってくれたのに!!
夢見
私は遊びだったの…?
これは嘘泣きというものだろうか …いや、これは嘘泣きだ。夢見との付き合いが長い私には、分かった
クラスメイト
ひ、ひどい…!いくら3年だからってこれは…
蘭
(プツン…)
蘭先輩の中で、糸のようなものが切れた、気がした
陽葵
蘭…せんぱ、
ボゴッ
その嫌な音が鳴った瞬間、教室中に悲鳴が上がった
嫌な音が鳴った先、そこには血を顔から垂らした夢見がいた
陽葵
え、、?夢見…
クラスメイト
夢見ちゃ…!?
蘭
うるせぇ
蘭
ゴミ共は黙っとけ
私は助けれなかった、この時の蘭先輩を止めても、意味が無いとそう感じた
その時私は見たくも無い光景、私が1番嫌いな暴力
暴力が目の前で…
陽葵
や、やめて!蘭先輩…!
私は思い切って、 クラスメイトの前に立っ-
陽葵
ウッ
蘭
あ…ひま、り
私は、そのまま気を失った―
クラスメイト
陽葵…ちゃん?