テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
この町の夏は、雨が降るたびに緑の匂いが濃くなる。
放課後、u r が「山際にある倉庫に荷物を取りに行かなきゃいけない」とこぼしたとき、y a n は迷わず自分の自転車に跨った。
ya
ur
ya
いつものように強引に u r を荷台に乗せ、自転車を走らせる。
町の中心部を抜け、アスファルトが途切れるあたりから道は険しくなった。湿った土と草の匂いが鼻をつく。
ur
u r が指差した先には、蔦に覆われた古い木造の倉庫がぽつんと佇んでいた。
ya
ya
自転車を止め、二人は足元の悪い斜面を歩き始めた。雨上がりの山道は滑りやすく、浮き石があちこちに転がっている。
都会の平坦な道しか知らない u r は、覚束ない足取りで一歩一歩慎重に進んでいた。
ya
y a n が振り返り、声をかけようとしたその瞬間だった。
ur
短い悲鳴と共に、u r の体が大きく傾いた。
湿った苔に足を取られ、u r は斜面を数メートル滑り落ち、太い木の根に足首を強く打ち付けた。
ya
y a n は慌てて駆け寄る。
u r は地面にへたり込み、顔を青白くさせて自分の右足首を抱えていた。
ya
ur
u r の声が震えている。y a n が恐る恐るズボンの裾を捲り上げると、そこにはすでに赤黒く腫れ始めた足首があった。
u r の足首が、酷く歪んで見える。
ya
y a n は呆れたように溜息をついたが、ガタガタと震え、痛みに涙を堪えている u r を見ると、胸の奥がキリリと痛んだ。
この白くて綺麗な足を、傷つけさせてしまった。その罪悪感と、同時に、動けなくなった u r を「どうにかしてやりたい」という保護欲が混ざり合う。
ya
y a n は u r に背を向け、屈み込んだ。
ur
ya
ya
u r は躊躇いながらも、y a n の肩に回した。
ゆっくりと立ち上がると、ずしりと重みが伝わってくる。けれど、それは心地よい重さだった。
ur
ya
山道を下りながら、y a n は一歩一歩踏み締めるように歩いた。
必死にしがみつく u r の指先が、y a n のシャツを強く握り締める。u r の顔がすぐ側にある。
u r の白い腕が、y a n の日焼けした首筋に、不意に触れた。
泥と汗に塗れた y a n の茶褐色の肌と、陶器のように滑らかで白いu r の肌。
その色の差があまりに鮮烈で、y a n は息が止まりそうになった。
ya
u r の吐息が首筋にかかり、そこから伝わる生々しい 痛み と 熱 が、y a n の理性をじわじわと侵食していく。
ur
u r が小さな声で呟いた。その声は、甘えを孕んでいるようにも、助けを求めているようにも聞こえた。
ya
ya
ur
ur
そう言って、u r は y a n の背中にそっと顔を埋めた。
心臓の音がうるさい。自分のものか、u r のものか分からない鼓動が、背中を通じて響き合う。 捻挫という理由が、二人をここまで密着させている。
y a n は、u r の足の痛みを可哀想だと思う反面、このまま時間が止まればいい、とさえ思っていた。
怪我が治るまで。あるいは、治った後も。
この何も知らない少年が、自分に頼らなければ生きていけない状況を、もっと作り出したい。
ya
ya
ur
y a n は、u r の温もりを離さないように、その細い脚をさらに強く抱え直した。
二人の肌が重なる場所から、熱が伝わっていく。 それは、爽やかな友情と呼ぶには、あまりにも濃密で、少しだけ危険な温度だった。
48
#🎮🎸
もか@1週間猫化
459
#じゃぱたつ
もか@1週間猫化
86
ニーナ@課題に追われ中
160