アンタが泣くと言うなら
代わりに全うしよう
君の代わりに
その役を引き換えてアンタを幸せの道へ
置き去りにしよう
例えそれが真逆の道でも
破滅の道を歩むようになったとしても
汚れた役は俺の役だ
君はそこで幸せそうに
俺に笑って普通に過ごしてくれ
とある日
墓石の目の前にしゃがむ彼から
啜り泣く鳴き声が墓場に響き渡っている
彼の斜め後ろに俺は立っていた
フィディ
何度も死んだ奴の名前を呼び続けた
アンタにとって大事だったのか
あんなに血を流して死と隣り合わせで
戦い続けて?守らなかった?情けない?
違う
アンタは何も悪くない
フィディ
皆を死なせてしまった
幸せを壊してしまった
そう思ってるのだろう
そう思ってるから涙を流すんだろう
君の幸せそうな笑顔を思い出せない
微笑んで
好物のお茶を楽しんで
喜びながら隣を歩くアンタが
愛おしかった
ラフィ
彼を抱きしめた
ラフィ
ラフィ
そうして彼を幸せという世界に放り出し
俺は地獄に残る
そのような内容に上書きした何度目かも 分からないループをまた繰り返す
君はそこで____
コメント
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プロポーズ😘