｢冷 た い 彼 か ら の 暖 か さ｣

｢冷 た い 彼 か ら の 暖 か さ｣

朝起きたら隣に君は居なくて、

でも僕に綺麗に布団が掛けられていて、

カーテンが開いていた

下に降りたら君がいた

ご飯を食べる時、いつもこの会話だけ

僕が話しかけない限り君は滅多に話さない

話しても、冷たい

課題に追われている桃くん

もちろん僕も

リビングで課題をしてる君の隣で僕も課題に手をつけようと思った

赤:青ちゃんが辛いのずっと見るの 俺も嫌だよ、もう本当に耐えれ なくなったら、別れるって言う 手も1つあるよ。

俺は冷たい

そんなの自分が1番わかってる

今1番治したいと思ってる

でも、いざ青と話すとやっぱり冷たくしてしまったり、

強く当たってしまう

でも、俺が思ってる以上に

青の事をこんなに追い詰めてたなんて

ずっと俺逃げてた

青が優しすぎるから、優しさに甘えて

どんだけ冷たくて、当たっても

気を使ってくれたり、笑顔だったり

毎日話しかけてくれてたり

別れるのは嫌だ、一番嫌

どうする事が正解か、分からない

ｶﾞｼｬﾝｯｯ"、ﾍﾟﾁｬｯｯ…

この時、普通彼氏なら手伝う所

しかも割れ物

なのに俺はまた青の優しさに甘えて

突っ立ったまま片付けてる青を見ることしか出来なかった

青はただ、俺の事を思ってしてくれたのに

課題でのストレス、頼んでない心配、 頼んでないコーヒー、しつこさ、 俺の冷たい態度、別れる寸前の状況

色々が俺の頭の中で混ざって

そして助けれない情けなさ

小さい手が俺のスボンを掴む

ちょっと振ればすぐ離れそうなほどに 弱い力で

今にも泣きそうな目

でも俺がいるから、我慢して涙を流さない

こんな時ですら俺は

青を振り放して家を出た

我ながら最低だと思う

新作のチーズケーキを青が食べた

自分のを食べられたから俺が怒った

シンプルに考えれば、

最初から2個買っとけば良かっただけの話じゃん、…

俺、馬鹿だわｯ

青だったら絶対2個買ってくるのに

さっきまで溜め込んでた涙が溢れて止まらない

最近本当に辛い

桃くんの態度が冷たくて、当たりが強くて

僕なりに頑張ってはいるつもり、だったけど

桃くんにとっては迷惑だったのかもしれない

精神的にも辛くて、でも大好きで

でも、僕も限界というものがある

それが最近毎日超えててしんどい

学校でも赤くん達に迷惑かけてるし

家では桃くんに迷惑かけてる

桃くんの冷たさ、当たり、態度、精神、 メンタル、今の僕達の状況

色んな事が全部フラッシュバックして 涙が止まらない

息が荒い、苦しい

僕はどうするのが正解なのか

桃くんは別れたいと思ってるのかな、？

僕は1ミリたりとも思ってない

なのに、食べて、なんで喧嘩が起きるような事をしたんだろｯ

ほんとにほんとに馬鹿ｯ

気づいたら僕は眠りについてしまった

暖かいなー、

いつもは絶対感じないはずの暖かさが感じた

僕に布団が掛かっていて、

腕の中に今僕がいるｯ…誰の、ｯ

これ、これだ

僕がずっと待ってたのは

この暖かさｯ、

END