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あの子と会ったのは、
雨が降っている日の
深夜、暗い路地裏でした。
ﾃｸﾃｸ、
〇〇
(はぁ〜仕事疲れた…)
〇〇
(最近同じ事をする日が続いてなぁ〜)
〇〇
(たまには違う道で帰ってみよ！)
同じ事をする日々、 とてつもなくつまらなかった、 たまには違う道もいいだろうと 路地裏に入った。
そこには一人、男の人が座っていた。
〇〇
(何があったんだろ…)
男の人と目が合った。
一虎
ねぇ、オネェーさん
〇〇
ﾋﾞｸｯ？！、は、はい
一虎
俺の事拾ってくれない…？
一虎
俺には…もう何もねぇんだよ…
〇〇
…うん
一虎
え、、
〇〇
君の事拾ってあげる。
一虎
…(どうせ、また捨てられる)
〇〇
お名前は？
一虎
羽宮一虎…
〇〇
一虎！いい名前だね！
〇〇
立てる？？
〇〇
怪我してるところは？
〇〇
服汚れてるね、
明日買いに行こう！
明日買いに行こう！
一虎
(なんだこいつ…)
〇〇
一虎！ここが私と一虎の家ね！
一虎
(俺の…)
〇〇
う〜んまずはお風呂だね！
〇〇
あ、服は私のでいいかな？
一虎
ｺｸｯ
〇〇
メンズ用もあるから、今日はそれで我慢してねぇ〜♪
〇〇
はい、行ってらっしゃい！
〇〇
あ、シャンプーがこれで、
〇〇
リンスこれね！
〇〇
それじゃっ！！💨
一虎
(…どうして…)
〇〇
あ！一虎出た？
〇〇
ご飯もうすぐで出来るから。
〇〇
髪乾かそっか？
一虎
自分でやる。
〇〇
はぁ〜い
一虎
ねぇ、、
〇〇
ん？
一虎
名前…
〇〇
あ！！ごめんね💦名乗ってなかったわぁ〜
〇〇
私の名前は△△ 〇〇
〇〇
〇〇でいいよ！
一虎
〇〇…
一虎
どうして…俺を拾ったの…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
〇〇
？！、一虎、おいで？
一虎
？！
一虎
ん、、
〇〇
よしよし、大丈夫
〇〇
大丈夫だから
〇〇
うーん、私も一虎みたいな時あったからさ、
〇〇
私と一虎の感じ方は違うかもだけどさ
〇〇
辛いよね。
〇〇
怖いよね。
〇〇
でも一虎、
〇〇
今生きてるじゃん、
〇〇
すっごい偉いよ。
一虎
ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
〇〇
ﾖｼﾖｼ
1時間後
〇〇
どう？
〇〇
落ち着いた？
一虎
うん、
一虎
ごめんね
〇〇
いいよ(*´ー｀*)
〇〇
寝よっか、
一虎
うん、
〇〇
一虎のタイミングでいいから、
〇〇
言いたい事あったらさ、
〇〇
なんでも言ってね
一虎
…
〇〇
おやすみ、
〇〇
はぁ〜
〇〇
朝かぁ〜、、
〇〇
(一虎まだ寝てる、泣き疲れたのかな)
〇〇
ん、トイレ…
ﾃｸﾃｸ
一虎
ﾊﾟﾁ
一虎
？、〇〇…
一虎
どこ…
一虎
いない…
一虎
…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
一虎
俺を捨てないで…
ジャーガチャ
〇〇
？！
〇〇
一虎？、どうしたの
一虎
〇〇っ、
一虎
俺、〇〇どござがしても"
一虎
い"なく"って
一虎
おれ"、捨てられたか"もって…
〇〇
ごめん、トイレ行ってた（−＿−；）
〇〇
ﾖｼﾖｼ
ギューッ！
〇〇
今日は一虎の服買いに行くから！
〇〇
ほら！元気出して！
一虎
うん、ｸﾞｽｯ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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