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環
玄関を開け、 学校指定のローファーを脱ぎながらもそう声を張った。
そんなあいさつに、 もう答えてくれる人なんていないにも関わらず。
──ピンポーン
環
『今帰ってきたばかりなのに』
そんな気持ちを押し殺し、『はーい』とひとつ返事をすると俺は玄関の扉を開けた。
環
壮五
壮五
そこに立っていたのは、少し小綺麗な女の人。
俺の最初の印象は、そんなものだった気がする。
環
環
壮五
壮五
環
環
壮五
壮五
環
環
環
環
壮五
環
壮五
環
環
壮五
環
環
環
環
壮五
環
環
壮五
環
壮五
環
環
壮五
環
壮五
環
壮五
環
環
壮五
出会った時から、可愛い顔で笑うヤツだと思ってた。
この時だってそうだ
環
環
翌日の土曜の朝、いつも通り目覚ましで目を覚ます…
ハズだったのに
気が付けば既に俺の部屋にはそーちゃんがいた。
環
壮五
環
この嫌悪感の正体は分かっている。
今この部屋にそーちゃんがいること、 それがこの嫌悪感の正体。
無断で部屋に入られるのは誰だってイヤなものだ…と思う。
それにまして、俺が男子高生であるのと同時に相手が昨日初対面の女性だということ。
壮五
壮五
環
環
壮五
壮五
環
いけね…。咄嗟に呼び止めてせいか思わずそーちゃんの腕を掴んでしまった。
壮五
環
環
環
壮五
環
環
壮五
そーちゃんはやわこい笑顔を俺に向かって微笑んだ
環
壮五
俺はそーちゃんとふたり、 そーちゃん手作りの朝ごはんを頬張った。
環
壮五
環
壮五
環
環
壮五
環
壮五
環
壮五
環
壮五
環
環
環
壮五
壮五
環
家出ると、俺はすぐに足が止まった。
三月
環
お隣さんちの前に立っていたのは、
三月
紛れもなく俺の初恋の人
三月
環
環