一覧ページ

平凡な魔法学校の生徒の属性は"無"

第17話 - 第１７話『課外授業でごきげんよう』

2025年09月13日

#ロボトミーコーポレーション

#二次創作

#魔法学校

ホノラ

ｶﾞﾗｶﾞﾗー…

セツナ

おはようございまーす

エノク

おはよう、セツナ

リサ

おはよ～！

セツナ

ふぁぁ…眠いぃ…

エノク

何してたの？

セツナ

ネットサーフィンしてた

リサ

ネットサーフィン！？

セツナ

つまりは徹夜してた

リサ、エノク

やめろそんなの！！！

セツナ

そんな食い気味に
ならなくても…

先生

はいはい座れ～

セツナ

先生！どら焼きは主食に
出来ますか！？

先生

どら焼きは主食になれないぞ

セツナ

すんませんしたっ!!

先生

はぁ…良いから座れ

『はーい！』

先生

じゃ、全員出席だな。

先生

今日は課外授業だ。

先生

今回の授業は

『街に暴走した魔獣、ヴィランが現れた時の訓練』

先生

…だ。

先生

とりあえず、後の説明は
その場所に行ってから。

先生

それじゃあ、
バスに乗って行くぞ

カルメン

…うん、全員出席してるね。

ベンジャミン

はい、なんだかんだ楽しみに
してたんでしょうか？

先生

…そろそろ説明させてくれません？

カルメン

おっとごめんね！

先生

訓練の内容は
『住民の避難を優先しヴィラン、
魔獣の対処をすること』だ

先生

そして、30分で
大体の避難は完了する。

先生

そして、30分間は俺らが手配した
ヴィラン役の人達と戦ってもらう。

先生

お前らの勝利条件は二つ。

先生

30分戦って耐えるか、
相手を戦闘不能にする。

先生

それじゃ、仕分けられた
指定されたチームに…

ﾀｯ,ﾀｯ…(足音)

セツナ

？どうしたんですか、先生達

ゆかな

皆さん、はじめまして

ゆかな

そして…

さようなら

セツナ

いきなりなんですか、
貴方は？

ゆかな

…(瞬間移動して
セツナの後ろを取る)

先生

はっ！！

ﾊﾞｧﾝｯ!! (先生の魔戦術で殴る)

エノク

えっ！？

先生

お前ら、何者だ。

リサ

敵役の人じゃないんですか！？

先生

あぁ、事前に登録してもらった
敵役の人と全くの別人だ。

カルメン

…貴方達の目的は何？

ゆかな

私たちの目的？それはですね…

ゆかな

カーリーとセツナを
もらいに来たんですよ

先生

そうか…ならば実力行使だ。

先生

生徒はベンジャミン先生の
指示に従って避難しろ

先生

3年生は残りの1年、2年生を
率いて避難しろ。

セツナ

先生！私たちも戦います！！

先生

ダメだ！！

エノク

なんでですか！？

リサ

でも…！

先生

お前らはまだ1年生だ!!
微かに嫌な予感がする!!

※先生の固有魔法の内容は『運命を感じる魔法』

カーリー

くっ…皆、避難するぞ…

ダニエル

俺のチームは俺の指示に
従って着いてこい！

ガリオン

決してチームから離れるな。

カーリー

(…あの赤髪の奴(ゆかな)の
後ろの奴)

カーリー

(遠くて見えずらいけど、
見覚えが…)

セツナ

カーリー先輩！

カーリー

！あぁ、すまない

カーリー

私のチームは列から離れず、
ちゃんと指示に従え。

ゆかな

おっと、逃がしはしませんよ。

ゆかな

さぁ、出ておいでなさいな

ﾊﾟﾁﾝｯ!! (指を鳴らす)

…ｳﾞｫﾝｯ… (紫色の禍々しいゲートが空に現れる)

先生

！？あのゲートは！？

カルメン

中から魔獣の匂いと気配が
微か…しかも大量に！？

ベンジャミン

…！ざっと100体です！！

先生

ちっ、面倒なことになった…！

先生

まさか、こいつらの侵入に魔法
センサーが反応しなかったのは、

先生

あのワープゲートのせいか…!?

ゆかな

さぁ…

ゆかな

楽しい戦闘の始まりですよ！

ベンジャミン

流石に部が悪すぎます…！
カルメンさん…どうしますか！？

カルメン

うーん…戦場の基盤を
ひっくり返すのが理想だね…

カルメン

…使うしかないか…。

先生

…カルメン先生。
俺は全力でいきます。

先生

念の為、2人は
温存しておいてくださi…

うぉぉぉぉぉぉ!!!!! (魔法科学部の皆)

先生達「・・・」

先生

ん？

先生

お前らぁぁぁぁっ！！

エリヤ

ねぇバレてるよ！？

セツナ

今更では？

ガブリエル

隠す気ゼロですよね？

ミシェル

とりあえずそれぞれ分かれて
魔獣倒しちゃいましょうか。

ジェバンニ

まぁ、それが良いよな。

ﾋﾞｭｰｰｰｰﾝｯ!!

ベンジャミン

あはは…とても元気ですね？

先生

元気すぎるだろおい。
カルメン、お前の管轄だろ

カルメン

いやいやいや知らないって！

先生

…でも…

先生

今は魔法科学部の生徒の力を
借りるという選択がある…。

エリヤ、ガブリエルは…

エリヤ

やるよ。

ガブリエル

ええ。

ｻｯ!!

ガブリエル

魔法『トゥーニズム・パルテロン』

ﾄﾞｫｫｫｫｫﾝｯ!!!!! (紫の魔法の弾幕を魔獣に向けて撃つ)

エリヤ

あの魔獣を突き刺せ…！

エリヤ

魔術『セドルク・アロー』!!

ｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｯ!! (魔法陣から矢が射たれる)

エリヤ

よし、A+魔獣はまず
1体撃破できたよ！！

ガブリエル

次！！

ミシェル、ジェバンニは…

ミシェル

ジェバンニさん、いきますよ

ジェバンニ

足引っ張んなよ

ミシェル

魔法『ゼルペノ・ウォクス』

ﾌﾞｫﾝｯ…!! (魔法陣で魔獣を拘束する)

ジェバンニ

…(魔法で薙刀を出す)

ジェバンニ

切り刻んでやる。

ｻﾞｯ… (薙刀で魔獣を斬る)

ｽﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟｧﾝｯ!! (魔獣が小刻みになる)

ミシェル

流石は『薙刀使いの
無気力少年』ですね。

ジェバンニ

やめろ。

一方その頃、先生達とゆかなは…

先生

(他の先生に連絡を
取ろうとしたが、

先生

通信手段が使えなくなってる…)

先生

(ベンジャミンならこの状況を
打開できる策があるはずだが…)

先生

(それにしても、何故
日時や場所が特定された…？)

先生

(そういう情報は高度な
ハッキング技術がなければ…)

先生

(…他に仲間がいるのか？)

ゆかな

私はですね…

ゆかな

ラテンより甘くないんですよ

カルメン

ラテン…ランク試験の時に
現れた、氷の魔法使い？

ゆかな

ええ、合ってます。

ゆかな

あの子はね…
爪が甘過ぎるんですよ…

ゆかな

でも、私は最初から
全力で行きますよ。

『魔法発現・天炎』

ゆかな

さぁ、始めましょうか

ベンジャミン

…S+ですか。

カルメン

なら大丈夫そうだね。

先生

あぁ、そうだな

ゆかな

…！？

ゆかな

私の聞き間違えじゃなければ、

ゆかな

貴方達は今、
『大丈夫』と言いましたか？

ベンジャミン

合ってますよ

ゆかな

それだと、貴方達は私に勝てる
手段があるように聞こえますが。

カルメン

うん、そうだね。

カルメン

…聞こえなかったの？

ゆかな

…

ゆかな

貴方は他のを
相手してください。

ゆかな

私はこの茶髪の人と
銀髪の人を相手するので

先生

銀髪…ベンジャミンじゃねぇか？

ベンジャミン

恐らく。

先生

じゃ、俺はあの子
相手すれば良いんだな？

ｻｯ!! (瞬間移動する)

ｷﾞｨｨ…ｶﾞｶﾞｶﾞ…

情報処理の先生

いやぁ、遅くなってごめんね～

情報処理の先生

ハッキングして侵入するのに
手こずっちゃって…

カルメン

ううん、大丈夫だよ。

ベンジャミン

皆さんは無事ですか？

情報処理の先生

どれどれ～

情報処理の先生

うん！確認したよ！

情報処理の先生

うん、ちゃんと
皆ピンピンしてるよ！

情報処理の先生

逆に敵が可哀想に
なってきたよ～。

情報処理の先生

それと、あの赤髪の子(ゆかな)…
本当にS+だね。

情報処理の先生

でも、カルっちとベンジャっち
ならきっと大丈夫そーだね！

先生

はぁぁ…

先生

なんでお前はそう簡単に
人を甘やかすんだ…

情報処理の先生

ダメ？

先生

先生たるもの、
厳しくならないとな。

情報処理の先生

そんなカリカリしないでよ～

ゆかな

そんな雑談が出来ないくらい…

ゆかな

ズタズタにしてやりますよ…!!

ﾊﾞｧｧｧｧﾝｯ!!!

カルメン

魔戦術応用…

ゆかな

なっ…貴方も魔戦術を！

カルメン

先生だからね！

一方その頃、魔法科学部の部員達は…

ダニエル、ガリオンは…

ｼｭﾀｯ…

ダニエル

これで何体目だ？

ガリオン

もう30で数えるのやめたぞ

ダニエル

いやさ…体力とかは魔石とかで
何ら問題はないんだけどさ…

ダニエル

精神的にキツい…

ガリオン

このままだと
魔力切れが先になる。

ガリオン

二手に分かれて倒そう

ダニエル

あぁ、怪我すんなよ

ガリオン

お前こそ。

ﾋﾞｭｰｰｰｰｰｰﾝｯ!!

ダニエル

さてと…

ダニエル

3年生舐めたら
痛い目遭うぜ？

ﾊﾞｧｧｧｧﾝｯ!!!

ベンジャミン

よいしょっと…

ベンジャミン

お待たせしました！

ダニエル

なんでベンジャミン先生が？

ベンジャミン

生徒達は他の先生が避難させた
ので、魔獣を倒しに来ました！

ダニエル

そーかよ

ベンジャミン

それより、セツナさん
どこに行きました？

ダニエル

それぞれ分かれたから
俺は知らねぇや。

ベンジャミン

まぁ良いですか…

ベンジャミン

セツナさんにあの紫の
ワープゲートを出している人を

ベンジャミン

見つけ出してほしいって
伝えておきたいんですが…

ダニエル

おう…

ベンジャミン

すみません、探してきます！

ダニエル

OKだ

そして、セツナは…

セツナ

…あのワープゲート、
どこかで見たような…

セツナ

うーん…何だったっけ？

セツナ

確か…

『別次元にいる魔獣を引き出す』

セツナ

…とか、何とか～…

セツナ

…！何かまずいかも！！

セツナ

そうだ、ベンジャミン
先生に伝え…!!

セツナ

…(移動でスマホ落とした)

セツナ

！魔力を解放すれば…！！

セツナ

(いやでも、それだと敵に見つけて
ほしいって伝えているんじゃ…？)

セツナ

(でも、その為に魔法の
箒なしで飛ぶと、

セツナ

『落ちた時、高確率で
生きて帰れない』って、)

セツナ

(先生が口酸っぱくして
言ってたな…)

セツナ

(…っ、仕方ないか。)

セツナ

うぅぅぅ…!!!
(魔力を外に放出する)

セツナ

(頼む、ベンジャミン
先生!!お願い、気づいて～!!)

ﾋｭｰｰｰｰﾝｯ…!!

ベンジャミン

よっと…！

セツナ

！ベンジャミン先生！！

ベンジャミン

はぁ…魔力放出は確かに
自分の場所を

ベンジャミン

見つけてほしい時とかには
結構役立ちますが…

ベンジャミン

こういう場合は敵にも
伝わるので危険だから

ベンジャミン

あまりやらないように。
って言いましたよ。

セツナ

す、すみません…

セツナ

でも！大変なことに
気付いて…

ベンジャミン

ええ、多分
合ってるでしょう。

『あのワープゲートは別次元にいる魔獣を引き出せる』

ベンジャミン

…ですよね？

セツナ

ベンジャミン先生はもう
気付いていましたか…！

ベンジャミン

で、1つお願いがあります

セツナ

はい

ベンジャミン

あのワープゲートを出している
人を見つけてほしいんです。

セツナ

えっ、探す系！？

ベンジャミン

…話を戻しますよ。

ベンジャミン

どうやワープゲートを
出しているのは、

ベンジャミン

あの侵入者では
ないらしいです。

ベンジャミン

だから、セツナさんに
見つけてほしいんです！

セツナ

わ、分かりました。
出来るだけ探します！

ベンジャミン

頼みました！

セツナ

よっと…！

ﾋｭｰｰｰｰﾝｯ!!

セツナ

うわぁ…家から魔法の箒
持ってくればよかったなぁ

ｼﾞｼﾞｯ…

情報処理の先生

やほやっほ～！
セツナちゃん聞こえるかな～！

セツナ

誰ですか！？

情報処理の先生

あ～、あの子、まだ私のこと
知らせてないのか～！

情報処理の先生

あのツンデレ教師め…

セツナ

ツンデレ教師…？

情報処理の先生

君の担任！
あの白髪で目が銀色の…

セツナ

えっ、ツンデレなんですか！？

情報処理の先生

普段は厳しいけど
優しい子だよ～♪

セツナ

てか、貴方って先生の割に
フレンドリーすぎません！？

情報処理の先生

生徒と先生だからって
何が変わるとでも？

情報処理の先生

結局は同じ人間なんだよ！

セツナ

…なるほど

情報処理の先生

それじゃ、状況報告をするよ～

セツナ

はいっ！

情報処理の先生

カルメンは火の魔法使いと戦闘中
セルゲイはその仲間と戦闘中

情報処理の先生

その仲間の魔法は不明！

情報処理の先生

魔法科学部の部員はワープ
ゲートを出してる者を捜索中

情報処理の先生

…ざっとこんなものかな！

情報処理の先生

それとセツナちゃん、双子姉弟
ちゃんくんのこと知らない？

セツナ

エノクとリサですか？

セツナ

それなら一緒に魔獣
倒しに行きましたよ。

情報処理の先生

あっほんと？
んじゃ、頑張ってね～！

ﾋﾞｭｩｩｩﾝｯ!!

セツナ

ぜぇ…

エノク

あ、セツナ！

リサ

そっちどう？

セツナ

大体は片付いたよ！

セツナ

あれ、カーリー先輩は？

リサ

連絡しようか？

エノク

スマホあった？

・・・

リサ

持ってなかった。

エノク

僕持ってるよ。

ﾌﾟﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙ…

ｶﾁｬｯ

カーリー

どうした？エノク。

エノク

カーリー先輩、貴方
どこにいるんですか！？

カーリー

東部で魔獣を相手してる。

カーリー

行くのに時間掛かりそう。

エノク

えぇっ!?!?!?!?

エノク

あぁ、切られた…

セツナ

どうだった？

エノク

街の東部で魔獣相手してるから
行くの時間掛かりそう

エノク

だってさ。

セツナ

はぁぁ…？！

リサ

ちょっと待って
私たちってランク…

セツナ

(C-)→

エノク

←(B-)

リサ

←(B)

・・・

エノク

どうするの、これ…

セツナ

こうなったら…

リサ、エノク

こうなったら…？

ﾊﾞｯ!!! (2人を担いで走る)

セツナ

とにかく逃げる！！

リサ、エノク

えぇぇぇぇっ!?!?!?

平凡な魔法学校の生徒の属性は"無"

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

30件

ホノラ

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

平凡な魔法学校の生徒の属性は"無"

第17話 - 第１７話『課外授業でごきげんよう』

作者の他の作品すべて見る

#ロボトミーコーポレーションの新着小説
一覧

関連するタグ

平凡な魔法学校の生徒の属性は"無"

第17話 - 第１７話『課外授業でごきげんよう』

作者の他の作品すべて見る

#ロボトミーコーポレーションの新着小説一覧

関連するタグ

#ロボトミーコーポレーションの新着小説
一覧