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放課後
未来莉
蓮
未来莉
未来莉
蓮
そう言いながら蓮の手に握りしめられていたのは紙の切れ端で汚い字と辿々しい線で描かれていた地図だ
未来莉
蓮
だけどそもそも地図がわかりにくいのでどこに何があるのかもわからない。
なので蓮はイライラして紙切れをぐちゃぐちゃにしてすぐそばにあるゴミ箱に捨てていた。
蓮
蓮
未来莉
未来莉
未来莉
蓮
蓮
未来莉
蓮
未来莉
未来莉
未来莉
蓮
蓮
未来莉
私はスクバを蓮の横に置き、財布を持ち出して自動販売機に向かう。
5分後
蓮
蓮
汗をハンカチで拭いながら、自動販売機の前で未来莉が頭を抱えているのが見える。
蓮
蓮
蓮は横目で隣に座っている少女をみる。
リズ
蓮
蓮の横に座っているのは着物姿に口元だけが見えている狐面の少女だった。
こんなに日差しが強いのに暑そうな着物を着ていて汗をかいてないのが不気味だった。
蓮
リズ
蓮
蓮は肌が弱いのといまだに父親に殴られた傷が治っていないので体育の時間や普段、外にいる時は長袖に日傘が必須だった。
蓮
額から出る汗を拭き取り、その少女をじっと見つめる。
蓮
蓮
リズ
リズ
試しに声をかけてみたが、帰ってきたのは冷たいほどゾッとする声だった。
蓮
蓮
リズ
リズ
蓮
蓮
せっかく聞いたのに冷たい言い方をされるとこっちも気分が下がるので話しかけるべきじゃなかったと蓮は後悔した
未来莉
未来莉
蓮
未来莉
蓮
未来莉
蓮
未来莉
蓮
私はついさっき買ったお茶を蓮に手渡す。
未来莉
蓮
蓮
蓮は無言で受け取ってお茶を飲む。
蓮
未来莉
蓮
未来莉
未来莉
未来莉
蓮
未来莉
蓮
未来莉
未来莉
いっそのこと行くことを諦めようかと思って引き返そうとすると目の前から手を振る人物が見えた。
未来莉
蓮
未来莉
大河
蓮
未来莉
大河
未来莉
未来莉
そこでこれまでのことを話す。
桐生くんの家を訪ねて来いと命令されたこと、でも訪ねようと地図を見ても家が分からないので途方に暮れていることを全て話した。
大河
大河は黙りこくったかと思うといきなり「あ」と一言だけ声に出す。
未来莉
大河
未来莉
大河
未来莉
蓮
未来莉
蓮
蓮がこっそり耳打ちをする。
未来莉
未来莉
未来莉
大河
蓮
大河
未来莉
蓮
こうしてこの役立たずな地図よりも大河の道案内に従うことにした。
未来莉
未来莉
大河
大河
蓮
未来莉
大河
未来莉
蓮
大河
未来莉
未来莉
大河
大河
未来莉
未来莉
未来莉
大河
大河
蓮
大河
大河
未来莉
未来莉
蓮
着いたのは巨大なタワーマンションが立ち並ぶ場所
ここは確か、この地区で最も高価な住宅街で有名なところだった。
大河
未来莉
蓮
大河
ピーンポーン
真央の母親
大河がインターホンを鳴らすと玄関から出てきたのは若くて綺麗な母親だった。
未来莉
こんな人が本当に息子を甘やかすヒステリックな母親なのかが信じられなかった。
未来莉
未来莉
真央の母親
未来莉
未来莉
大河
真央の母親
大河
真央の母親
蓮
未来莉
大河
蓮
真央の母親
未来莉
蓮
蓮
未来莉
蓮がこそっと耳打ちをする。
蓮
未来莉
同意だった。
未来莉
真央の母親
未来莉
未来莉
真央の母親
母親は笑顔を作っているが、どこか慌てているような必死に作っている感が見え見えだった。
隣にいた蓮も「は?」みたいな顔をしていた
蓮
未来莉
大河
未来莉
すると母親はパァーッと笑顔になり、無理やり私たちを家に押し込んだ。
真央の母親
未来莉