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副長の妹様

第2話 - 第2話

120

2025年04月08日

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#銀魂夢

こま

土方十四郎

お前ッ…何で

土方陽子

オラァァァ！！！

土方が口を開くと同時に陽子は飛び蹴りを喰らわせた

土方陽子

ぎっ銀さん！！

銀時

え？何？もう状況が分からない銀さん

土方陽子

とにかく行くぞ！！

銀時

え？何でァァァ！！

陽子は銀時の手首を掴むと、一目散に駆け出していった

土方十四郎

…足速ェー

沖田

…アイツ本当に陽子ですかィ？

土方十四郎

間違いねェ、

沖田

ハッ、そりゃ面白ぇ

沖田

土方さん、俺ァちょいと午後休とりやすね

土方十四郎

あ？何でだ

沖田

鬼の副長が久々にあった妹様に会って一瞬で飛び蹴りくらわされたって言いふらすためでさァ

土方十四郎

テメッ！ふざけんな！待て総悟ォ！

沖田

土方さんは俺なんかより妹様を追いかけるのが先なんじゃありやせんか？

土方十四郎

…チッ

土方十四郎

さっきのこと言いふらしたらコロスからな

沖田

へいへーい（言いふらす）

土方十四郎

思考バレバレなんだよ‪💢

銀時

ハァッ…ハアッ…何？何なのもう〜！！

土方陽子

いきなり走ったのは謝りますごめんなさい

銀時

何？あのマヨラーとアンタ兄弟なの？

土方陽子

いや…うん…まぁ正確にいうと伯父ですけど

銀時

なら屯所に引き渡せば解決だな

そう言うと陽子の首根っこを掴んでズリズリと屯所へ引きずる銀時

土方陽子

ちょっ！ちょっとさっきの態度見てたでしょ！？

土方陽子

やめろバカヤロー！！離せ！運ぶな！運ぶなって！

銀時

なんだよもううるせェな

銀時

おにーたまの所に引き渡せば解決じゃねぇか何がそんなに不満なんだ

土方陽子

不満しか無いわ！

土方陽子

喧嘩別れみたいなもんしたんです…今更会っても気まづくて死ねる

銀時

あぁそう

土方陽子

興味全然無いっすね…

銀時

うん、無いけど

土方陽子

死ね！

銀時

何？お前そんなにお兄さんのこと嫌いなの？

土方陽子

嫌いじゃねぇですよ

土方陽子

ただ面倒臭い性格してるし兄貴ヅラ下手くそだし不器用だから今更会う必要も無いし会いたくないだけです

土方陽子

別に嫌いじゃないですけど

銀時

あぁそう

1度立ち止まったにも関わらずまた陽子を引きずる銀時

土方陽子

オイ聞いてたか今の話！？

銀時

うん聞いてた聞いてた

土方陽子

あーもうダメだコイツ！

銀時

いーだろ喧嘩別れだか何だか知らねぇけど好きに会えばいいだろ

土方陽子

あっ！ちょっと首閉まってきた…苦しい…離してくださいお願いします…

銀時

あーもうハイハイ！

土方陽子

…やっぱり今日は帰ります

土方陽子

もう仕事探す必要も無いですし

銀時

あ？

土方陽子

あのバカが居るなら江戸から離れます　どっか遠い場所で平穏にくらそうかと…

銀時

…ふーん

銀時

まっ、好きにしろよーお前の人生なんだから

銀時

じゃーな

土方陽子

…あ、やっぱちょっと待ってください

銀時

もー何！？

土方陽子

手紙だけ…渡してもらってもいいですか

銀時

手紙ィ？随分用意周到だなお嬢ちゃん

土方陽子

え？用意？してませんけど

銀時

はぃ？

土方陽子

今ここでちょっと書くので待っててください

銀時

オイオイふざけんなよお前さー！？

土方陽子

なんですか、別にちょっとくらいいいでしょ

銀時

こういうのって元々用意されてるもんじゃないの！？

土方陽子

そんな用意周到な人間だと思いました？残念でしたねザマーミロバーカバーカ！無職ニート侍！

銀時

お前それ自分にブーメラン突き刺さりまくってるけど大丈夫？

土方十四郎

万事屋！陽子見なかったか

銀時

陽子？なんの事だ

土方十四郎

しらばっくれてんじゃねェよ

土方十四郎

さっきお前が一緒にいた女だ

銀時

あー、アイツか

土方十四郎

絶対分かってただろお前ェ！

銀時

あーはいはいうるさいうるさい

銀時

お前は母ちゃん甘えたのガキですか〜？コノヤロー

土方十四郎

意味わかんねぇ…

土方十四郎

…で、話逸らしてんじゃねぇよ

土方十四郎

アイツどこいった

銀時

何？お前そんなに妹のこと好きなの？

土方十四郎

そういう訳じゃねェけど…！

銀時

反抗期の妹にとって兄貴が1番邪魔くさいんだから、大した理由も無いなら会うのやめとけよ

土方十四郎

…

土方十四郎

アイツは…陽子は俺のことどう言ってた

銀時

面倒臭い性格だし兄貴ヅラ下手くそだし不器用だって

銀時

お前の評価散々だな（笑）

土方十四郎

笑えねーんだけど…

銀時

…ほらよ

土方十四郎

あ？んだこれ

銀時から一通の手紙が差し出される

土方十四郎

…手紙？

銀時

ヨーコからだ

銀時

まっ、俺ァ依頼終わったから好きにしろよ

土方十四郎

…

土方は恐る恐る手紙を開く

「バカV字ハゲ兄貴へ｣

土方十四郎

…は？

「バカV字ハゲ兄貴へ」

土方陽子

やっほー兄貴

土方陽子

律儀に手紙読むのアンタ几帳面な性格あるよね

土方陽子

まぁそんなことはどうでも良くて、

土方陽子

まずさっき飛び蹴りしちゃってごめん

土方陽子

言い訳はしないけどいきなり会ってびっくりした

土方陽子

あと私のことこれからは気にしなくて大丈夫だよ

土方陽子

アンタバカだから気にしすぎちゃうでしょ（笑）

土方陽子

私の目のこととか

土方陽子

まぁ何だかんだでケッコー楽しんでるからさ

土方陽子

あ、あと恋愛しなよ

土方陽子

まぁモテないから無理か

土方陽子

じゃ、そういうことで

土方陽子

私多分もう目の前に現れないから

土方陽子

好きに生きろよ

銀時

…へぇ何かお前の妹厨二臭いな

土方十四郎

お前まだ居たの！？

銀時

なんだよ悪いかコノヤロー

土方十四郎

さっき明らか退場する感じだったよね！？

銀時

主人公なんだから退場するわけ無いだろ

銀時

…そういえばアイツ義眼か？

土方十四郎

…いや、それは初めて知った

土方十四郎

昔はあんなにギャルギャルしく無かったのに…髪も染めやがって…

銀時

可哀想だなw

土方十四郎

反抗期ってこんなんなのか…

銀時

はっ…今日は呑むか？お前の奢りで

土方十四郎

何で俺の奢り！？

土方十四郎

う゛〜…泣

銀時

何で泣いてんだお前

土方十四郎

いつの間にギャルになっちまってアイツ…泣

銀時

そんなもんだろ女子なんて

土方十四郎

そんな子じゃなかったのに゛〜泣

銀時

お前キャラ崩壊してね？

土方十四郎

アイツの右目…

銀時

？

土方十四郎

アイツの右目の傷…

土方十四郎

俺のせいなんだ…

終わり

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続きを楽しみに待っています体調に気をつけて頑張ってくださいこれからも応援してます

こま

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