TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

松村side

松村

阿部がいないって、

松村

どういうことだよ…!?

ゲームが終わって部屋の近くに戻るなり、

髙地はこういった。

阿部ちゃんがいない。と。

そこには、

照以外の5人がいた。

髙地

…さっき……

髙地

阿部ちゃんが別行動しようって、

髙地

言ってきたんだ。

髙地

行かなきゃいけない所があるって。

松村

なんだよそれ。

髙地

わかんないよ……、

髙地

絶対帰ってくるって、言ってたのに。

宮舘

誰かに殺されたとか……ないよね。

渡辺

だとしたら死体があるでしょ。

渡辺

それも無いのはおかしいだろ。

森本

しかもゲーム中は、

森本

鬼以外他人に危害を加えられない。

森本

俺は何もしてないし、

森本

誰かが殺すなんて不可能だ。

髙地

じゃあ……なんで………

松村

………照。

照が戻ってきた。

今まで何をしていたのか。

松村

照、何してたんだよ……!、

松村

阿部がいなくなったんだぞ………!

岩本

わかってる。

岩本

さっき廊下から聞こえてきた。

岩本

……とりあえず、

岩本

ゲームの時間内に手分けして阿部を探す。

岩本

それしか方法はない。

松村

……そう…だな。

岩本

北斗。慎太郎。

みんなと別れ、

部屋に戻ろうとした俺を照が呼び止めた。

松村

……?

森本

なんだよ。

岩本

……話がある。

宮舘side

9日目のゲーム。

夜の間も阿部ちゃんは帰ってこなかった。

俺は翔太と2人で、

阿部ちゃんを探していた。

その時、

タッタッタッ……

松村

…はぁっ……っ……あ…………

北斗が全速力でこちらへと向かってきた。

宮舘

北斗……大丈夫………?

渡辺

どうしたんだよそんな慌てて。

松村

……逃げるぞ…!!

宮舘

え、?

松村

わかんないけど、

松村

慎太郎がおかしくなったんだよ、!

松村

ナイフ振り回してる……!

渡辺

……どういうことだよ。

宮舘

誰も殺さないって約束したじゃん。

宮舘

慎太郎がそんなことするわけ……

渡辺

……!!

渡辺

あれ………、慎太郎だ。

後ろに薄暗く人影が見えた。

だんだんそれは鮮明になり、

ナイフを持った慎太郎が見えた。

宮舘

嘘でしょ…

松村

……早く逃げるぞ…!!

タッタッタッタッ……

北斗に促された俺たちは、

慎太郎に背を向けて走り出した。

後ろを1度振り返ると、

慎太郎は物凄いスピードで

俺たちを追いかけてきていた。

宮舘

はぁ……はぁ………

渡辺

はぁ……ここまで来たら大丈夫だろ。

松村

っはぁ………はぁ……、

なんとか慎太郎を撒いた。

阿部ちゃんを見つけることも出来ず、

ピーンポーンパーンポーン……

9日目が終わった。

9日目 死者0人

岩本

舘さん。

岩本

またみんなで集まって話がしたい。

岩本

後でこの間の脱衣場に来て欲しい。

ゲーム終了後、

翔太と別れた舘さんにこういった。

宮舘

話……?

宮舘

…分かった。

岩本

……みんなも誘っておくから。

岩本

絶対来て。

宮舘

……うん。

岩本

…来た。

宮舘

ごめん、遅くなって。

宮舘

あれ、みんなは?

宮舘

てか話ってな__、

ガンッ……

俺の方を向いた舘さんの後頭部を

北斗が後ろから殴った。

宮舘

うっ………、

宮舘

…なん………で……、

舘さんはそのまま意識を失っていた。

松村

上手くいったな。

岩本

…あぁ。

岩本

こうするしか、無かったよな。

宮舘

ん………、

岩本

やっと起きた。

舘さんが目を覚ました頃には、

佐久間と阿部以外全員が集まっていた。

ギシッ……ギシッ……

俺たちは舘さんを椅子に縛り付けていた。

宮舘

…どういうこと。

宮舘

照、どういうつもり……!?

岩本

……舘さんには話がたくさんあるんだよ。

宮舘

……冗談きついよ…笑

宮舘

ねぇ、早くこのロープ解い__

岩本

もう猫被んなくていいから。

宮舘

え……?

岩本

ここにいる全員分かってんだよ。

岩本

……お前が裏切り者だって。

宮舘

は……?

宮舘

そんなわけないじゃん……!!

岩本

佐久間が教えてくれたよ。

岩本

お前に突き落とされたって。

宮舘

……そんなの、

宮舘

佐久間が嘘ついてる可能性だって__

松村

証拠ならまだある。

松村

この携帯、見覚えあるだろ?

北斗が舘さんの目の前に携帯を出した。

宮舘

……!、

岩本

今日のゲームの時、

岩本

俺はお前の部屋で手がかりを探してた。

岩本

佐久間が裏切り者の可能性を捨てきれなかったからな。

松村

そのことバレちゃまずいから、

松村

俺と慎太郎でお前を止めた。

森本

俺がおかしくなったなんてでっち上げだ。

宮舘

ずっと協力してたのか………、

岩本

全員没収されたはずの携帯、

岩本

なんでお前だけ持ってんだ?

宮舘

………、

岩本

どうせ運営側と連絡でもしてたんだろ。

岩本

中見たらもっと化けの皮が剥がれるけど

岩本

まだ言い訳するか?

宮舘

……っそうだよ。

宮舘

全部俺がやった。

渡辺

……涼太………、

髙地

ほんとに舘さんなんだ……。

森本

最低だな。

宮舘

……まぁ、

宮舘

バレたんなら、仕方ないよね、笑

顔を上げた舘さんは、

不気味な笑みを浮かべていた。

宮舘

全部教えてあげるよ。

宮舘

俺の秘密。

岩本

……、

宮舘

さぁ、

宮舘

答え合わせの時間だね。笑

リアル鬼ごっこ ~killing15~

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,057

コメント

3

ユーザー

続き楽しみ!

ユーザー

舘様ぁぁぁぁぁぁ!!!?

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚