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壮大side

腸が煮えくり返る

って言葉を体感したのは初めてだ

凌輝に抱えられた○○を見た瞬間から、猛烈に身体が熱くなって暴れ出しそうな身体を腕を組んでグッと押さえ込んだ

白くて細い足についた傷跡も

生まれた頃からずっと見ていた綺麗な顔に残る泣いた痕跡も

明らかに“傷付けられました”って状態の片割れを見て怒らない訳が無い

樹音くんの話を聞いてる時も同じだった というか、更に怒りが増した

男兄弟に囲まれたからなのか度胸もある○○が崩れ落ちる程泣くなんて

どれ程怖い目に遭ったのか、想像するだけでその相手をぶん殴りたくなる

○○がアルバイトを始めるって言い出した時にもっと強く止めてておけば良かった

せめてバイトの場所聞き出して終わる頃に迎えに行くとか、すれば良かった

どれだけたらればを繰り返しても過去には戻れない

嫌われるかもとか思って、執拗く話し掛けなかった昔の俺にも怒りが湧いてくる

礼王

壮大、○○の事部屋に運んであげて。今日はもうゆっくりやすませて、明日話聞こう

壮大

りょーかい

礼王

ほらほら!皆ももう寝るよ〜!

○○の部屋

真人

扉開けるよ

壮大

さんきゅ

真人

じゃあおやすみ

壮大

おう

久し振りに足を踏み入れた○○の部屋は昔の記憶から殆ど変わっていなかった

彩りといえば棚に綺麗に整列されたCDや、部屋の隅に立て掛けられているギターだろうか

毛布を捲って寝かせようとした時、○○が制服のままな事に気付く

壮大

(………女子だし制服の皺とか気にするよな…?)

ベッドに寝かせる前に、せめてブレザーだけでも掛けてやろうと自分に寄りかからせて襟を掴んだ瞬間

パシンッ

と勢いよく手を叩かれる

驚いて○○を見れば、暗がりでも分かる程に怯えた表情をした○○がいた

壮大

○○.....?

続く

ゆあまいファミリー

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