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紺黄@OwQ
217
先生
この学校の恒例行事だった。
卒業式前日、
帰る前に卒アルの''メッセージを書く空白''
そのページを開いて、
放課後に、本人にバレないよう、アルバムにメッセージを書く。
毎年盛り上がるのが「卒アル告白」。
好きな人に告白の言葉を書いたり、
「実は...」という本人に言ったことのない話をアルバムに書く行事。
俺は、その行事を理解できない。
それは多分、俺に友達がいないからだ。
クラスメイト
クラスメイト
帰ろう。
こんな場にいても、傷つくだけだ。
ぼんじゅうる
非常に酷い中学校3年間だった。
最初は友達がいたんだ。
ぼんじゅうる
クラスが離れてしまった。
最後の部活で喧嘩をして、
それ以降、喋ることはなかった。
反抗期、だったんだ...
きっと、俺は。
ひどいことを言ってしまった。
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
「......謝りたい。」
アルバムに「ごめんね」とでも書けば良かっただろうか。
もう1年近く話してない。
話しかけられてない。
きっと、嫌われたんだ。
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
なんて意味不明な、行事なんだろう。
先生
先生
先生
クラスメイト
クラスメイト
アルバムは、卒業式が終わったあと。
帰る前に返される。
早く終わってしまえばいい。
いっそ、時が止まってくれたら。
俺は、楽でいられるのに。
気づいたら、卒業は終わっていた。
呼名は曖昧な返事で、
卒業合唱は俯いていたら終わってくれた。
先生
あんな空白のアルバムはいらない。
そんな思い出もない。
全部燃えてしまえばいいのに。
先生
ぼんじゅうる
先生
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
先生
先生
ぼんじゅうる
先生
ぼんじゅうる
本当は、高校行きたくない。
そんなことを言ったら、先生は、
親は、あいつらは
怒るだろうか。
期待をしていたわけではない。
ただ、気になって、
アルバムを手に取った。
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
コツン
ぼんじゅうる
コツン
ぼんじゅうる
俺は急いでカーテンを開けた。
ぼんじゅうる
おおはらMEN
隣の家のおおはらMENが、
長めの棒で俺の部屋の窓を突ついていた。
ぼんじゅうる
俺の幼馴染。
そして、部活で喧嘩した人の内の1人。
おおはらMEN
おおはらMEN
ぼんじゅうる
おおはらMEN
ぼんじゅうる
ドズさんは、俺の親友だった。
入学したての時、席が近かったから
仲良くなった。
よくあるやつ。
おおはらMEN
おおはらMEN
おおはらMEN
おおはらMEN
ぼんじゅうる
おおはらMEN
おおはらMEN
ドズさんは、幼馴染を差し置いて
特別、仲の良い人だった。
よく、気の合う人だった。
1人だった俺を、救ってくれた。
おおはらMEN
ぼんじゅうる
おおはらMEN
おおはらMEN
おおはらMEN
おおはらMEN
おおはらMEN
「心配してたんだよ!!!!」
ぼんじゅうる
おおはらMEN
おおはらMEN
おおはらMEN
ぼんじゅうる
おおはらMEN
おおはらMEN
「友達だから。」
おおはらMEN
おおはらMEN
ぼんじゅうる
まだ''友達''なんて言うのか。
俺を見捨てておいて。
俺以外の3人と仲良くなって。
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
おおはらMEN
ぼんじゅうる
おおはらMEN
おおはらMEN
MENは、勢いよく窓とカーテンを閉めた。
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
俺はアルバムを床に叩きつけて、
部屋を飛び出した。
ドズル
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ドズル
ぼんじゅうる
ドズル
ぼんじゅうる
ドズル
ドズル
おおはらMEN
おらふくん
おらふくん
おんりー
ドズル
ぼんじゅうる
ドズル
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ドズル
ドズル
ドズル
おらふくん
おんりー
おんりー
おらふくん
おんりー
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ドズル
おおはらMEN
ドズル
ドズル
おらふくん
ドズル
おんりー
ぼんじゅうる
おおはらMEN
ドズル
おんりー
ドズル
ぼんじゅうる
おおはらMEN
おらふくん
おんりー
ドズル
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
「楽しそうだね。」
ドズル
ドズル
ぼんじゅうる
俺は友情を諦めきれなくて、
ドズル社学園芸能科を志望した。
結果は不合格。
第2志望にした、農業科が合格になった。
試験会場は同じじゃなかった。
1人だった。
もしかしたら、みんな違う高校を受験したのかも。
ぼんじゅうる
やっぱり、受験を辞めれば良かった。
ぼんじゅうる
3日後には家を出る。
みんなと、お別れだ。
アルバムを手に取った。
俺は、どうしようもないくらい
みんなを信じているのかもしれない。
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
4つ、文章が書かれていた。
文章というには短すぎる、ほぼ単語。
「ドズル社学園 農業科」
「ドズル社学園 進学科」
「ドズル社学園 芸能科」
「ドズル社学園 工業科」
ドズさん、おんりー、おらふくん、MENの字だった。
これは、行く高校の話だろうか。
だとしたら...
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
「ごめん」でも、「さようなら」でもない、
この言葉が、俺の救いになったと思う。
ぼんじゅうる
俺は、気付いてなかったらしい。
こんなにみんなに、愛されていたことに。
俺は、1人じゃなかったことに。
ずっと俯いていたから、気付けなかっただけだった。
ぼんじゅうる
ドズル
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ドズル
ドズル
ぼんじゅうる
おらふくん
ぼんじゅうる
おんりー
おんりー
ぼんじゅうる
おおはらMEN
ぼんじゅうる
おおはらMEN
おらふくん
おんりー
ドズル
ぼんじゅうる
おんりー
おおはらMEN
おらふくん
おらふくん
ドズル
ぼんじゅうる
ドズル
ぼんじゅうる
ドズル
おらふくん
おんりー
おおはらMEN
おおはらMEN
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ドズル
おんりー
ぼんじゅうる
ドズル
ドズル
ドズル
おらふくん
おんりー
おおはらMEN
おおはらMEN
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
おおはらMEN
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