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ピカッ!
まゆ
……ッ!
まゆ
え、何、…ここ……
まゆ
灰色の世界?
シーン・・・
まゆ
誰かッ…
???
〜〜〜?
???
〜〜〜!
まゆ
人が居る…!
まゆ
行かなきゃ
ミク
………
まゆ
あ、あのッ!
奏
⋯⋯え?
あなたは⋯⋯あの時の映像の⋯⋯
あなたは⋯⋯あの時の映像の⋯⋯
・ ・ ・
まゆ
?(聞こえなかった、?)
まゆ
あの!
ミク
わたしは、ミク
・ ・ ・
まゆ
(え?どうして?)
まゆ
(どうして…)
私の声が聞こえてないの?
奏
⋯⋯ミク? あなたが⋯⋯
瑞希
え?ミクって、あの?
絵名
いや、ミクってバーチャル・シンガーでしょ?
まゆ
(何でッ…)
まるで… 私がこの世界にいないみたい…
ミク
⋯⋯あなた達を待ってた
まゆ
(待ってた…?)
瑞希
へぇ〜…じゃあ、僕達を呼んだのもミクってこと?
ミク
⋯⋯半分、そう。読んだのは、わたしと⋯⋯
"あの子"
まゆ
(あの子…?あの子って、誰…?)
ミク
そして、ここはあの子の想いで出来た場所。
ミク
──あの子の、セカイ
まゆ
(セカイ…)
まゆ
(こんなに怖い場所が?)
絵名
ちょっと、もう少し詳しく教えてくれないとわかんないってば!
ミク
あなた達のいた世界とこの世界は
『untitled』で繋がってる
『untitled』で繋がってる
瑞希
『untitled』って⋯⋯あの、共有フォルダに入ってた曲?
奏
⋯⋯わたし達は、あの『untitled』を再生したからここに来た⋯⋯?
まゆ
(再生?『untitled』?)
まゆ
(私ッ…!スマホ開いただけなのに…)
ミク
──お願い、あの子を見つけて
ミク
⋯⋯あの子は、このままじゃダメ。
ミク
本当の想いに気付けないと、
あの子は⋯⋯
あの子は⋯⋯
ミク
あの子を見つければ、あの子を救える。
ミク
あの子はきっと本当の想いに気付ける。
ミク
そしたらその想いから──あの子の歌が生まれる
ミクは、必死に何かを訴えかけているようだった
どうして、そこまで必死に…、、
奏
⋯⋯救う⋯⋯
銀色の髪の子が何か言いかけた時、
ある人の声がした
???
ミク?
私はこの人を、
この声を
"知っている"
まふゆ
⋯⋯⋯
まふゆ
⋯⋯ミク、どうしてここに人がいるの?
その人はいつもと違かった
ミク
⋯⋯
優しくて大好きなお姉ちゃんじゃなくて、
何というかこう…
⋯⋯
瑞希
えっ? 雪?
瑞希
その声、雪だよね⋯?
絵名
⋯⋯でも、本当に雪なの?
絵名
ナイトコードで喋ってる時と雰囲気違くない?
まふゆ
うるさい
まふゆ
この世界に来ないで。
ひとりにさせて
ひとりにさせて
まゆ
お姉…ちゃん……?
まふゆ
私はここにひとりでいたい
瑞希
えーっとつまり、僕達と一緒に曲を作るつもりは無いってこと?
まふゆ
うん
なんで…?
奏
雪、じゃあ雪は一人で、OWNとして曲を作って行きたいの?
いつものお姉ちゃんは?
まふゆ
うん。
私のせい?
まふゆ
⋯⋯初めてKの曲を聞いたときは、少しだけ、救われたような気がした。
お姉ちゃんには 笑顔でいて欲しいのに。
まふゆ
だから、Kの傍で探せば、見つけられるかもって思った
お姉ちゃん…
まふゆ
でも⋯⋯それじゃ足りなかった。見つけられなかった
笑って。
奏
⋯⋯ぁ⋯⋯
笑ってよ、
まふゆ
だって本当は、Kもえななんもamiaも──
誰よりも消えたがってるくせに
お姉ちゃん‼
まゆ
笑って、よ……ポロポロ
まゆ
お願い、ッだよッ…!
まゆ
………ねぇ!
ねぇ!
ピカッ!
まゆ
………
大好きなお姉ちゃんじゃなくて、
別人みたいだった
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コメント
6件
作品見るの遅れちゃってごめんなさい!凄い展開でびっくりしたー! でも、いつも通り神作でした☆