灰谷 蘭 side .
飛螺
飛螺
小さな体で抵抗し続けるトラ 。
小型犬と呼んでいいだろう 。
小型犬が俺を強く睨んでくる その視線がたまらなかった
でも 、
蘭
なんで?
なんで ⌜ 別れよ ⌟ とか言うんだよ 、
飛螺
飛螺
飛螺
飛螺
しっしっ と俺を払うようにしては トラはそう言った
蘭
飛螺
飛螺
そう言って俺を押し退けて トラは学校へと向かった
蘭
俺は学ぶ気なんて微塵もないが 、 トラに会う為に学校に向かった
飛螺 side .
・
・
・
飛螺
友達
飛螺
友達
なんだろう 、
今朝と同じように 、 ⌜ 危険 ⌟ と言わんばかりに 胸が高鳴り出した
飛螺
友達
飛螺
友達
ドイセンこと 、土井先生は 私たちのクラスの担任
⌜ 保健室に行った ⌟ と言えば 何とかなるだいぶちょろい先生だ 。
飛螺
飛螺
友達
私は屋上に向かおうとする前に ふとこんな事が頭を過ぎった
もし 、この ⌜ 嫌な予感 ⌟ の犯人が 灰谷 蘭 なら?
もし 、蘭が 友達 に 私の居場所を聞いたら?
もし 、イケメンに弱い 友達 が 私の居場所を言ったら?
飛螺
その発言は 、1歩遅かったみたいだった
きゃー!!!
蘭くんこんにちは ♡
久し振り 〜 !!
私は鳥肌がたったと同時に 全力で屋上に逃げた
飛螺
何も考えず屋上を目指した為か 、
今になって疲れが私を襲った
飛螺
運動部だから 、と言っても 私は体力はない 。
足もずば抜けて速いわけでもない
ただ 、誰かに認められたくて 。
もう1人になりたくなくて 。
運動部になった
飛螺
フェンスに体重を掛けて ⌜ ギシッ ⌟ という音と共に
隣から声が聞こえた
️️️
飛螺
隣を見ると 、 だるそうに怠けて寝そうになっている
飛螺
イザナ
私の初恋の人が居た
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