優愛
今日の、移動教室の時、
優愛
リーくんに会えるかもっ、!
あ、りーくんの教室だ!ちょっと覗いたら見えるかなぁ?ん?りーくんの話し声聞こえる。
友人A
理央、それマジ?
理央
うん
友人A
マジかよ、アメリカって、なんでだよ、
理央
僕もびっくりしたけど、急に引越しが決まったんだよな
優愛
うそ、でしょ?
理央
?!
理央
優愛?
優愛
りーくん、?嘘だよね?引っ越しなんて嘘だよね?
理央
優愛、落ち着いて、お願い
優愛
そんなの。無理だよ!ねぇ、冗談なんだよね......?
理央
......ごめん。ひっこすのはほんと。
理央
でもっ、最後まで聞いて、
優愛
な、なんで隠してたのっ、
優愛
今日の朝だって、い、いつかは学校で話してくるって、言ったのに
理央
優愛!ちゃんと話すから、後でちゃんと
優愛
、優愛っ、優愛はっ!
優愛
りーくんがいなく、なることも悲しいけどなによりも、
優愛
隠されてたことが一番辛いよっ
理央
優愛、、
友人A
え、なに今の
理央
はぁぁぁ、やらかしたよ、ほんと
友人A
あ、もしかしてあの子が
理央
そーだよっ!でも今はそんなこと言ってる場合じゃないから、
理央
ちょっと俺、行ってくるわ
友人A
あ、おいー!
友人A
てか、あいつの俺呼び久しぶりに聞いたな
優愛
あ、ゆ、優愛、りーくんのこと、無視して
優愛
でも、りーくんがかくしてたのが、
日向
(ん?優愛?)
日向
(あいつ1人で喋って、またなんかあったのか?)
日向
おーい、ゆ..
理央
優愛!
優愛
りー、くん、
日向
(え、あれが、理央?)
理央
優愛、来て
優愛
や、やだっ!なにも聞きたくないよ、
理央
お願い、聞いて欲しいんだ
優愛
でも、
理央
優愛には言いたい
日向
(なんの話ししてんだ?)
優愛
あとで、
理央
だめ。いま
優愛
でも授業はじまる、し
理央
僕は抜け出すよ
理央
優愛。
優愛
っ話し、聞く。
日向
(えぇ、2人してどこ行くんだよ!)
日向
(俺もついて、、)
先生
おい!日向!授業抜け出すきかー?ん??
日向
あ、さーせんっ
先生
そう言えば姫崎もいないな
日向
あれ優愛ならさっき保健室に行ってましたけど
先生
おう、そうか
日向
(なにがあったか知らないけど、優愛、俺はお前の味方だからな)
理央
うん、ここならいっか。
理央
座ろ?
優愛
うん。
理央
じゃあ、話すよ
優愛
うん、
理央
なんで僕が引っ越すのかから話す。
理央
僕の父さんがアメリカの大企業とビジネスを組むことになった。
理央
僕も内容は知らない。でも、現地にいないと進めることが困難だから一時的に引っ越すだけ
優愛
えっ、じゃあ帰って来てくれるの?
理央
うん、もちろん
理央
こんな可愛いお姫様を置いてアメリカで暮らそうだなんて出来ないよ
優愛
りーくんっ!今はそんなこと言ってる場合じゃ
優愛
わ、わぁ、りーくん?
理央
僕はいつでも本気だよ、優愛
優愛
え?
理央
僕はずっと優愛のこと好きだったんだよ
理央
あれ?気づかなかった?
理央
ちょ、優愛?顔が真っ赤
理央
大丈夫?
優愛
だ、だい、大丈夫じゃない、もん!全部りーくんのせい!
理央
え、ぼく?
優愛
そうだよ!こんなに胸が苦しくなったり、安心したりするのって、りーくんだけだもん、
理央
え、優愛?そんなこと言ったら僕、勘違いする、よ?
優愛
......勘違いじゃないよ
理央
優愛っ、大好きだよ
優愛
うんっ、優愛もだよ、りーくん!
優愛
ぎゅう、したい、
理央
ほんと、かわいすぎ
理央
ほら、優愛、ぎゅー!
優愛
ふふっ、りーくんいい匂いする!
優愛
一番落ち着く
理央
うん、僕も。
優愛
あ、あとねっ、聞きたいこと聞いてもいい?
理央
うん、なーに?
優愛
なんで、学校で、話しちゃいけないの?
理央
あ、あーー、うん
理央
それは、その....
理央
...........なるから
優愛
え?ごめん、もう一回
理央
優愛と話すと顔が赤くなるからっ...!
優愛
・・・え?
理央
そんな驚いた目するなよ、僕にとっては結構なことなんだぞ?
優愛
あ、だって、優愛と話すのがいやとかそうゆうことだと思ってて、
理央
なわけないじゃん!
理央
顔が赤くなって周りに優愛が好きだってバレるのが嫌だったの!
理央
もしそれで優愛が気づいて僕と距離とられたら辛いから!
理央
あーーほんっと恥ずかしい
優愛
ぷっ、笑笑
理央
そんな笑うなよ〜
優愛
ふふ、りーくん顔真っ赤っか
顔が真っ赤になったりーくんは前髪をクシャって掴んで下を向く
優愛
ずっと、心配だったんだから...
理央
うん、ごめんね優愛、ほんとごめんね
優愛
うんっ、許しましょ〜
優愛
でも、りーくんが少しの期間でも遠くに行くのはつらいな、
理央
うん僕もだよ。でも絶対毎日はなそーよ。電話もあるからさ
優愛
わかった、絶対だよ!
優愛
うん、ピザの用意はできたね!!あとは2人を待つだけ、
理央
ありがとう優愛、
理央
手伝ってくれて
優愛
ううん、当たり前じゃん!
理央
本当に優しいよね優愛は。
理央
ねぇ、優愛僕の彼女になってくれない?
優愛
えっ?!
優愛
りーくん、
理央
どうしても最後に伝えときたかったからさ、
優愛
さいご、?最後ってどうゆう意味?
理央
.....優愛ごめん、
理央
僕もう明日の朝にはいないんだここに。
優愛
え、、?そんなの聞いてないよ!
理央
3年間だけ、3年間だけだから
優愛
3年間、も?そんなにまってられる自信ないよ、
優愛
「だけ」なんかじゃない3年間「も」だよ....
理央
僕だって辛い、つらいよ優愛と離れることは本当に嫌だ。でも、仕方ないんだ
理央
ねぇ、優愛聞いて欲しい。
優愛
・・・・うん
理央
僕と付き合ってほしい
優愛
うぅひっくごごめっん
優愛
ひっくなびだとまらなぐで、〜うぅ
理央
優愛....
優愛
すぅ、はぁ〜、すぅ、はぁ〜
優愛
りーくん、こちらこそ、お願いします、
理央
優愛っ!
優愛
りーくんっ、
優愛
でも、さ、この、このピザパーティが最後のご飯なんだね。
優愛
次に会うときはもう、大学生なんだね、
理央
、うん。でもその分楽しもうよ!ね?優愛!
理央
泣いてるの?
優愛
あ、あれ?おかしぃな
優愛
さっき、ちゃんと受け入れたのに、大丈夫だったのに、
理央
....優愛...
優愛
だめ、だな優愛は
優愛
えへへ、また泣いちゃい、そうだよっ
理央
また会えるから、絶対に会いに行くから!
りーくんはそんな言葉を言ってくれる。でも優愛の不安と悲しみ、寂しさは止まらないの
優愛
わかってる、つもりなんだけど、
優愛
ごめんっ、りーくん
空羽
ごめんねー!2人ともっ、遅れちゃって〜
綾斗
って、おい、どしたんだよ?
空羽
ゆあ?
優愛
ソラちゃんっっ!
優愛
ごめっん、私、帰るねっ
優愛
それで、優愛悲しくて飛び出してきちゃったの、
空羽
うん、なるほどね、そっかぁ〜
優愛
うん、、りーくん怒ってた?
空羽
ううん、理央もきっと寂しいと思うな優愛と同じくらいね!
優愛
ほんとに?
空羽
うん、さっきね、理央がなんで優愛が泣いてるのか聞いたら言えないって言ってたの
空羽
それってきっと今自分も口にしたらすごく辛くなっちゃうからだと思うんだよね
空羽
理央は優愛のこと大好きだし、笑
優愛
えっ!ほんとに?
空羽
理央が優愛のこと好きなのみんな知ってたと思うしね?笑
優愛
そ、そっか、恥ずかしいな、
空羽
優愛顔が赤いよ?笑笑
優愛
だ、だってぇ〜
空羽
よしっ!お店戻ろっか
優愛
うん、
空羽
こーらっそんな悲しい顔しないの
空羽
私も正直びっくりしてる、理央が3年間もアメリカに行っちゃうなんて。でも行っちゃうのは決まったこと
空羽
ずっとそんな悲しい顔でこの大切な時間過ごしてていいの?
優愛
ソラちゃん、
空羽
私だってもう泣きそうだー!!
空羽
でも、理央の、ために!泣かないそれが私たちにできることの一つでしょ??
優愛
うんっ、
優愛
行こっか、ソラちゃん
空羽
笑顔っえがおっ!
お店に戻ると、綾斗も泣きそうな顔をしてた。でも、絶対に涙をみんなこぼさなかった。
そして、最高な時間を過ごした。笑顔で記念撮影もした。
でも、神様は無慈悲だ。この時の優愛たちはまた深い悲しみに追われることになるのをまだ知らない。
りーくんがアメリカに行った3日後、悲劇の始まりはその日だった。