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昏宮

……ここ、本当に使用人部屋か?

黒澤

そうですよ

黒澤

誠一郎様から特別に与えられているものなので室内で煙草は吸わないでくださいね

昏宮

こんな豪華な部屋で吸わねぇよ

昏宮

態々別棟があるくらいだしな

昏宮

いやでも…ここまでとは思わなかった

黒澤

ふふ、日本屈指の財閥の財力ですしねぇ

昏宮

はぁ…

黒澤

ご案内致しますよ

黒澤

まず、ここが玄関ですね

黒澤

こちらがリビング&ダイニング

黒澤

キッチン

黒澤

浴室ですね

黒澤

ユニットバスになっております

黒澤

そして…寝室です

昏宮

…なぁ、

黒澤

はい?

昏宮

ベッドが一つしかないんだが

黒澤

あぁ、これも誠一郎様の計らいです

昏宮

は、

昏宮

…え?

昏宮

……マジか

黒澤

ふふ…私たち、主公認ですよ♡

昏宮

俺は…

グイッ

昏宮

?!なにっ…

黒澤

…しっ

黒澤

誠一郎様がお気に入りの為に態々立てたような場所に、何もないと思います?(ヒソッ…)

黒澤

(こんな盗聴器、監視カメラだらけの所で坊ちゃんと身体の繋がりがあるのを口に出されると困る…)

昏宮

…!

黒澤

過去の男のことなんか忘れて…私だけを見てください

昏宮

(カモフラか…)

昏宮

…悪かった

黒澤

ふふ、分かってくれればいいんです

昏宮

……とりあえず、荷物を運びたいから手伝ってくれないか?

黒澤

仕方ないですねぇ…手伝いますよ

黒澤

全く…焦りましたよ

黒澤

存外考え無しですね君は

昏宮

悪かったって…

黒澤

盗聴器が無いのは寝室とベランダだけです

昏宮

カメラは?

黒澤

風呂場にはありませんね

昏宮

さすがというかなんというか…

黒澤

坊ちゃん大好きですからねぇご主人様は…

黒澤

とにかく…そういう話はあの部屋ではしないこと

昏宮

…わかった

黒澤

だから言ったでしょう?

黒澤

気を抜きすぎると良くないって

昏宮

そういうことかよ…

昏宮

めんどくせー…

黒澤

あぁそうそう、ここ、ご主人様の部屋から丸見えなんですよ

昏宮

…そういうことは先に言え!

おしまい

執事の日常シリーズ

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