とある王国で
どんな願いでも一度だけ叶える
「願いの石」が発見された
貧しい少年リオンは
それを求めて命がけの旅に出る
数々の試練を乗り越え、
ついに願いの石の前にたどり着いた
リオン
願いを告げると、石は輝き
彼の前に美しい宮殿と豊かな財宝が現れた
歓喜に震えるリオンが宝を抱えたその瞬間、
背後から声がした
「よくぞ来た。我が子よ」
リオン
振り返ると、そこには老人が立っていた
その顔は、リオンの父親にそっくりだった
しかし父は彼が幼い頃に亡くなっている。
リオン
リオン
老人は微笑みながら言った
父
父
父
リオンは息を呑んだ
願いの石は彼に富と権力、そして父親そっくりの「王」という新しい自分を与えたのだ
しかしーー
リオンの記憶はその瞬間、完全に消え去り、
「幸せな王」としての新しい人生が始まった。
数年後...
リオン
リオン
王妃
王妃
リオン
王妃
王妃
リオン
リオン
リオン
彼はもう、自分が何を願ったのかさえ知らない。
… 𝗍𝗁𝖾 𝖾𝗇𝖽
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