な💜くん
.........んっ
な💜くん
あれっ.........
な💜くん
おれ........気絶してた?
な💜くん
じ🧡くん.........
な💜くん
じ🧡くん?
な💜くん
あれ?
な💜くん
...............
ぱっ (スマホとる)
8月17日 00:00
な💜くん
あぁ
俺は隣に微かに 残る君の体温を感じて悟った
な💜くん
そっか.........
それでも諦められず 君を探して俺は部屋を見渡す
似合うねと言い合った猫と狐お面
2匹仲良く泳ぐ金魚達
一緒に拾った桜貝
貰ったサメのぬいぐるみ
一緒に見た映画の履歴
セックスの時につけてもらった印
君のにおい
君の面影は沢山あるのに
何故か君だけが見当たらない
まるで君の形ごと何処かに 消えてしまったかのように
ぱちんっ
電気をつけて、君の方へ行く
な💜くん
お別れの言葉言えなくてごめんね
な💜くん
思い出沢山できた
な💜くん
一緒に過ごせて嬉しくて
な💜くん
楽しくて
な💜くん
しあわせで
な💜くん
切なくて
な💜くん
それで.........
つぅー
頬をつたって、手の甲に雫がおちる
な💜くん
俺と過ごす日々は楽しかった?
な💜くん
嬉しかった?幸せだった?
俺がいくら話しかけても
な💜くん
お願い........
な💜くん
俺の事一時も忘れないで.........
君は写真立ての中で微笑んでいる
まるで自分を慰めるかのように
愛してるよ っと言うように
な💜くん
ぐすっ..............
な💜くん
じ🧡くん.........
な💜くん
また、逢えるかな
「大丈夫、きっと逢えるで」
な💜くん
................ ?
な💜くん
なんか聞こえた?
な💜くん
気のせいか.......
な💜くん
すぅ................
な💜くん
じ🧡くん
な💜くん
愛してるよ
な💜くん
またね
「また来年」
あの日
蝉の声が煩い青空の下
君は
俺をおいて
踏切へと駆けた
カンカンカン.......
プゥゥーーー
グシャ
プゥゥーーーン
カンカンカン.......
ミーンミンミンミン
くるっ......
「ばいばい」







