テラーノベル
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翌日、ゲーム部の部室
バンッ!
愛莉
美優
ドアを破りそうなほどの勢いで入ってきたのは、恋のクラスメイトの愛莉と美優
恋
ソファーから勢いよく立ち上がり、慌てる恋
颯太
颯太
コントローラーを置き、丁寧にお辞儀する
愛莉
美優
颯太
恋
恋は二人を追い出そうと背中を押すが、ビクともしない
愛莉
美優
恋
図星を突かれてしどろもどろになる恋
颯太
恋
愛莉
美優
颯太
ちらりと恋の方を見る
恋は「余計なこと言ったら怒るからね!」という目で必死に睨んでいる
颯太
恋
想定外のベタ褒めに、恋は言葉をつまらせる
美優
愛莉
恋
愛莉
恋
美優
恋
颯太
⋯
⋯⋯
⋯⋯⋯
恋
愛莉
美優
至って真面目な顔で、すんなりと口にした
颯太
恋
恋の顔が一瞬で耳まで赤く染まり、頭から湯気が出そうになる
愛莉
美優
恋
颯太
少し首を傾げて、捨て犬のような目で恋を見つめる
恋
愛莉
美優
満足した二人は、にやにやしながらドアへ向かう
愛莉
美優
恋
バタン!
嵐のような二人が去り、部室に再び静けさが戻る
肩で息をしつつ、恋はソファーにへたり込んだ
恋
颯太
ペットボトルのお茶を差し出す
恋
一口飲んで、恋はジト目で見上げた
恋
颯太
恋
颯太
恋
すっと恋の眼の前にかがみ込み、目線を合わせる
颯太
恋
真っ直ぐすぎる瞳に見つめられ、恋の心臓が跳ね上がる
恋
颯太
恋
恋は照れ隠しに肩をポカポカと叩く
颯太
恋
二人は再びソファーに並んで座り、コントローラーを握り直した
けれど、さっきまでのドタバタのせいで二人の間の空気がどことなくソワソワしている
恋
画面に集中しようとするものの、隣りに座る颯太の体温がダイレクトに伝わってくる
恋
颯太
恋
気まずさを紛らわすように、さっき美優が言っていた言葉を思い出す恋
颯太
恋
颯太
恋
恋は真っ赤になってコントローラーを握りしめる
颯太
恋
カチャカチャ
恋
颯太
颯太のキャラが恋のいる前線まで駆けつける
恋
颯太
恋
颯太
恋
颯太
嬉しそうに目元をほころばせる
その笑顔があまりにも無邪気で可愛くて、恋の胸がキュンとなった
恋
恋
ゲームをしているとあっという間に時間は過ぎていく
恋
ぐーっと背伸びをする恋
颯太
恋
自分の髪を触ろうとした恋にすっと手が伸ばされる
細いしなやかな指先が恋のウェーブの掛かった髪の先を優しく撫でる
恋
耳元を指先がかすめる
颯太
取った糸くずを見せて微笑む颯太
恋
息をするのも忘れてしまっていた
恋
颯太はゆっくり手を引っ込め、少し寂しそうに部室の時計を見上げた
颯太
恋
颯太
恋
颯太
満足そうに笑う顔を見て、恋も小さく笑みをこぼした
部室の鍵をかけ、廊下へ出る
恋
颯太
恋
颯太
恋
赤くなってぷりぷり怒る恋と、それを楽しそうに眺めながら並んで歩く颯太
颯太
恋
颯太が軽く手を振り、歩き出す
恋はその背中を見送りながら、胸の奥がぽかぽかと暖かくなるのを感じていた
恋
恋
1年前、誰もいない部室で一人ゲームをしていた頃を思い出す
今は、隣に彼がいる
それだけで、いつものゲームが何倍も楽しく感じられた
恋
ピロン
恋
恋
恋
恋
恋
コメント
1件
うわあ、もうこの距離感がたまらないですね……! 愛莉と美優の乱入で一気に賑やかになったかと思えば、颯太くんがあの「好きです」をさらっと言っちゃうシーン、心臓に悪かったです(笑)。でも「部員として」「先輩として」って保険をかけるところが、彼の計算か本心か、読者としてはどっちにも取れる絶妙な塩梅で素晴らしかったです。恋先輩の照れ方が純粋で、読んでいてこっちまで温かい気持ちになりました。ふたりだけの空気感が少しずつ変わっていくのが伝わってきて、続きが気になります!