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メリア

ん…?んん?

メリア

メリア

(あれ、さっきまで旅館で寝ていたはずなんですが…)

メリア

まさか…敵襲!?

???

警戒心が強いのはいい事だ。だが残念。

???

そんな興が湧くことは起きていない

メリア

誰だ。

???

おお、怖い怖い。
落ち着きたまえよ、
メリア・メルトリア

???

まず君は今寝ている状態、精神だけここに連れてきている。そんな状態だ

???

だから君が満足に動けると思わないことだ

メリア

っ…これは!?

???

まあ聞け、メリア・メルトリア

メリア

私に……何をする気ですか

???

んいや、別に何かする気は無い。ただ契約として…やるべきことがあるのだよ

メリア

けい…やく?

???

私の主も詰めが甘い。まぁ記憶は無いんだろうがな

???

メリア・メルトリア、私は今から君に触れる。そうすれば君は思い出すだろう

目の前に経つ女は私にちょんと触れた。 その瞬間に頭に浮かぶ、本来存在したはずの記憶__

メリア

母様、母様、なんですか、お話って

帝王神メルトリア

そろそろ話しておこうと思ってね。専属神契約などの例外について。

メリア

例外…ですか?

帝王神メルトリア

ええ、これは私の実話。

帝王神メルトリア

かつて私の専属神候補に決めていた神がいました。

帝王神メルトリア

その紙は自身の能力で専属神契約を破棄し、全盛期の私を抑え込むほどの力を持っていました。

メリア

…っえ?母様を…抑え込む…??

帝王神メルトリア

ええ、私も驚きました。

帝王神メルトリア

その神は【代償支配】【防衛支配】という能力を持ちます。

帝王神メルトリア

【代償支配】で自分にかかる可能性のある契約を破棄したのです。

帝王神メルトリア

ですが【代償支配】に代償が付き物。その代償は…

帝王神メルトリア

自分という存在を帝王神、帝王神候補にバレる確率を低くする。です

メリア

確率を低く?完全では無いのですか…?

帝王神メルトリア

仮にも【代償】ですからね。そこまでの代償には至らなかったのでしょう。

メリア

でも!母様はその神のことを分かっていますよね…それは…?

帝王神メルトリア

私の力でその能力の影響をある程度減らしたのです。ですが私でも時々思い出す事しか不可。なんならメリア、貴方はこの話を忘れます。

メリア

忘れる…?

帝王神メルトリア

えぇ、でも私は話すことを選んだ。私よ全知全能がそう導き出した。

帝王神メルトリア

つまり話しておいた方が貴方にとって好都合。ということになります。

メリア

わ、分かりました…

メリア

ところで、母様が欲しがった神の能力はそれだけなのですか…?

帝王神メルトリア

いい着眼点です。メリア

帝王神メルトリア

私が欲しかった理由…それはその神のポテンシャルが異常に高い…それだけではありません。

帝王神メルトリア

その神の3つ目の能力______

……あれ?声が……ぼやけて…

???

一気に情報量が脳裏に流れたからな。軽い走馬灯と言ったところか

???

さぁ、メリア。君はどこまで思い出した?

メリア

……大体分かりました。貴方はかつて母様が専属神にしたいと思うほど欲しがった神の従属…と言った所でしょうか?

???

流石は元全知全能。頭脳派だね

???

でも少し違う。確かにその神関係である。

???

私はその神の世界の従属だ。君たちの言う、帝園だな

メリア

なっ!?ご主人以外にそれを持つものなんて…

???

あぁ。それで帝王神メルトリアは我が主を欲しがったのだろう?

???

我が主が【代償支配】で作った代償。
確率を低くするもの、と言っただろう?

メリア

えぇ、言っていましたね。母様が

???

この確率はそう容易い【幸運操作】等を用いても到達できる確率ではない。

???

きっと君らのご主人やご主人関係のやつに【幸運支配】を扱う奴がいるのだろうな

???

…まぁ、それを持ってしても相当な確率だが。

メリア

そうですか。

メリア

で、なんなんですか?今のご主人はほとんどがリセットされています。もうあなたのご主人が出る幕ではありませんよ

???

まあそう結論を焦るな、まあいい

???

最後の方の記憶は思い出せなかったのだろう?

メリア

えぇ、最後の3つ目の能力…母様の決めてがぼやけて聞こえませんでしたね

???

我が主の能力は【代償支配】【防衛支配】そして【支配】だ

メリア

支配…?何支配ですかね

???

聞いたことがないのも無理はない。だが冥土の土産だ聞かせてやろう

???

そうだな、分かりやすくすれば【支配支配】

???

全ての支配を支配する、そんな能力だ

メリア

な!??そんなデタラメな…っ!!

???

あぁ、デタラメだ。今の我が主が使う分には代償も大きい。

???

だが、この能力…彼女に馴染ませ、君らの主がもし私欲できたら?

メリア

(ご主人の大きな成長所ではない、オーブ集め所か、将来的に絶対に大きな成長になる…)

メリア

(従属…最低でも配下にしておかなければ…)

???

おっと、そろそろ話は終わりだ。残念ながら私が実態を保てるのは一日に数分程度

???

まあ、幸運を持ってしてこの空間に飛んだ君への褒美代わりだし、悪くはないが

メリア

質問…してもいいですか?

???

強欲だな、…まあせっかくだ。答えてやる

メリア

あなたの言う神は…この東京の大会に出ますか?

???

出ない。だが会場にはいる

メリア

地球防衛軍…なのですか?

???

難しいな、役職的には地球防衛軍ではない。だが地球防衛軍としての活動許可を特別に獲得している。

???

もう限界だ、私は消える

???

最後にメリア、

メリア

なんですか

???

君は我が主を配下にしようと考えているかもだが、それは不可能に近い

メリア

???

ではまた、幸運が重なれば会おう。何、我が主本人に会うのが先だろうがな

???

力に底が見えない緑の光、覚えておくといい

メリア

……ん

メリア

アラームの音…朝ですか

メリア

(夢のような、現実のような、不思議な感覚…)

メリア

想定外が多そうですね。全く…

コンコン

ハク

メリアちゃん…メリアちゃん…起きてる?

メリア

起きてますよ、ハク、どうかされました?

ハク

あの…よかったら…会場まで…一緒に行きたいな

メリア

えぇ、いいですよ、準備します。ハクも準備してください

ハク

ありがとう…!

メリア

(とはいえ、探る必要がありますね。最後の発言が気ががりですが…)

メリア

私はやりますよ、ご主人の為にも必ず配下に

メリア

(専属神の枠は開けておかないとですからね。)

ここからパト陣営は会場へ向かう。 次はファルドラ視点へ移る。

フィルア・ブラーノ

ファルくん、ファルくん。そろそろ起きて

ファルドラ・ニートロフ

ん……んー…?

フィルア・ブラーノ

まだ少し早いけど、地球防衛軍は別で集まるんでしょ?

フィルア・ブラーノ

だから、そろそろ起き…

ファルドラ・ニートロフ

ん〜〜

フィルア・ブラーノ

わわっ!?ちょっと、布団に私ごと押し込まないで〜!

ファルドラ・ニートロフ

5分でいい…5分だけ…抱きつかせて…

フィルア・ブラーノ

…ほんと、甘えんぼだなぁ〜…
ま、悪信教絡みの任務は続いてるし、休まらないか…

フィルア・ブラーノ

いいよ、5分ね

ファルドラ・ニートロフ

最高…さすが……僕の彼女……

そう言いつつもフィルアは僕の頭をゆっくり撫でてくれた。

フィルア・ブラーノ

はいはい

フィロン

ちょっと!お兄!!遅い!!しかも何フィルア姉にひっつきながら起き上がってんの!!

フィロン

キモイのです!!V!!

ファルドラ・ニートロフ

へへ〜んだぁ〜…これは兄ちゃんの特権だかんな〜〜フィロンには貸してやんないぞ〜〜

フィロン

髪まで整えてもらって、絶対着替えもさせてもらったでしょ!!!朝からずるい!!お兄のバカ!!

ファルドラ・ニートロフ

へへ〜〜ん〜〜

フィルア・ブラーノ

まあまあ…時間はまだあるし…フィロンもやろうか?髪…

フィロン

やって!!お兄ばっかりずるいから!!フィルア姉!!

ファルドラ・ニートロフ

あ〜!?ダメだろ!僕の特権だぞ!!

フィルア・ブラーノ

大人気ないなぁ、ファルくん?

フィロン

そーだそーだ!大人気ないのです!!V!!

ファルドラ・ニートロフ

ぐぬぬ…2人して言いやがって…

フィルア・ブラーノ

ほら、朝ごはん、そこに置いてあるから食べて、ファルくん

ファルドラ・ニートロフ

んん?これはフィロンのデリバリー?

フィロン

違う!フィルア姉が作ってくれた料理、言わばフィア姉の手作りなのです!V!

ファルドラ・ニートロフ

何!?ならもっと早く言ってくれよ!!僕が1番に食べたのに!!

フィロン

ふんだ!お兄に先に言うと私の分が無くなるからね!

フィルア・ブラーノ

朝から元気だなぁ…ほら、ファルくんは早く食べて、フィロンはそこ座って

専属神篇第三幕〜東京異変〜WCBT開幕〜

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